本日、遅めのランチは先日買った伊右衛門の茶そばを使って、「瓦そば」です。
瓦そばは山口県下関市豊浦町の郷土料理だそうで、わたくしも最近まで知りませんでした。
わがやにはホットプレートがないので、かわりにタジン鍋をつかって、この「瓦そば」に挑戦してみます。
瓦そばとは。
元祖「瓦そば」をうたっているたかせさんによると、
明治十年、西南の役において熊本城を囲む薩軍の兵士たちは、長い野戦の合間に瓦を用いて野草、肉などを焼いて食べたという古老の話にヒントを得て、弊店創立者、高瀬慎一が数十年を経過した日本瓦を用い、弊店独自の製法にて開発いたしました雅味豊かな茶そばに、牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、
レモンなどを配し、これも又、弊店独自のつゆを添えて「瓦そば」と名付け供したるところ、大方の絶賛を得て広く各地よりご来店賜るところとなりました。
とのこと。 地元ではスーパーで瓦そばの麺やつゆも普通に売られていて、専用の耐熱瓦も販売されているようです。
タジン鍋で瓦そば!?
特に秋から冬場はタジン鍋は大活躍です。
モロッコの調理器具ですが、鍋蓋が高くなっていて蒸気が抜けないようになっているため、食材に含まれる水分が加熱されて水蒸気となり、タジン鍋の内部をよく循環してほどよく蒸し焼きにしてくれるのです。
お野菜もお肉なともほっくほっくで素材のうま味がしみだしているので美味しくて、その上ヘルシー。
今回はホットプレート(フライパン)の代用として使ってみます。
瓦そばの作り方
それでは瓦そばの作り方です。
※そういえばつい最近の「男子ごはん」でゲストの蒼井優さんが牛肉のかわりに味付しない豚肉をつかって瓦そばをつくっていましたので、牛肉ではなく、豚肉の自然な甘味を活かした瓦そばも美味しいですね。
【材料(2人前)】
・茶そば 乾麺 200g程度
・卵 1個 錦糸卵をつくる
・砂糖 小さじ1
・塩 少々
・牛肉切り落とし 180g程度
・砂糖 大さじ1.5
・醤油 大さじ1.5
・みりん 大さじ1
・サラダ油 適量
・あさつき 適量 小口切り
・国産レモン スライスで4枚程度
・大根おろし 適量
・七味唐辛子 適量
・めんつゆ 50cc×2(みりん少々加えておく) 軽く煮るかレンジでチンする。
【作り方】
①錦糸卵をつくる。細切りにしておく。
②大根をおろしておく(もみじおろしか、七味をふりかけてもOK)。 アサツキは小口切りに。
↓ トッピング具材。牛肉は③の工程でつくります。
③フライパンに油を熱して、牛肉を炒め、色が変わったら砂糖、醤油で味付をする。 汁気がなくなるまで炒める。
④茶そばを茹でて流水であらい、水気をきっておく。
⑤タジン鍋にサラダ油を少し熱して、ゆでた蕎麦を軽く炒める。
⑥その上に錦糸卵、牛肉をのせて、タジン鍋のふたをして蒸し焼きすること約2分。
⑦最後に海苔、レモンのスライス、大根おろし+七味唐辛子、あさつきの小口切りをトッピングする。
⑧ めんつゆにつけていただきます。
レモンとめんつゆ、意外な組み合わせですが、すごくあいますね!
大根おろしとあわさって、甘めに味付した牛肉と絶妙にマッチ。すっきり、さっぱりいただけます。
↓ 今回使った伊藤久右衛門の宇治茶そばです。 値段もほどほどで瓦そばに最適です。
伊藤久右衛門さんのブランド名で日清がつくっている麺です。内容物は同じですが、伊藤久右衛門サイトの茶そばとは少し配合が異なるのかも。