米麹からつくる、自家製のノンアルコール甘酒シリーズ。
甘酒といえば最近はもっぱら米麹でつくる甘酒ばかり飲んでいるのですが、子供の頃は比較的入手しやすくて低コストでつくれる酒粕の甘酒が多かったような気もします。
実家ではこの時期になると鮭や根菜がたくさんはいった酒粕汁がよく食卓にも並んでいたので、どちらかというと酒粕のほうが馴染みがあったぐらいです。
酒粕のほうが食物繊維も豊富なのですが、甘酒をつくる場合は砂糖で甘味をつける必要があります。その分、麹本来の甘味がいきる米麹でつくる甘酒よりは糖分摂取に少し気をつけないといけません。
今回は最近トレンドになるつつある、米麹をつかった甘酒をもち米でつくってみることにしました。
お正月で余った「もち米」を使い、乾燥麹とあわせてもち米甘酒を仕込みます。
もち米をつかうと、普通のお米で炊いたご飯よりも「甘味」がより際だつようで、わたしはこちらの方が好みです。
ポイントとしてはもち米の場合はお粥モードで炊いたご飯をつかってください。
甘酒づくりに欠かせないのは徹底した温度管理です。
炊飯器や保温器でつくる場合だと甘酒づくりに必要な60℃を一定時間キ-プするのは、温度管理にかなり気をつかう上、かかりっきりになるので時間も拘束されがちです。
私の愛用しているヨーグルティアSを使えば、炊飯器や保温器をずっと監視していなくても、スイッチひとつで後は放置しておくだけ。
おいしくできあがった時間になればタイマーでお知らせしてくれます。
手作りのもち米お粥でつくるトロ~リ甘酒のレシピ
お粥でつくる甘酒の場合はお粥をベースに使っている分、水分を減らしています。
その他の甘酒は基本的に必要な分量は変わりません。
麹はどこのスーパーでも入手しやすい、みやここうじの乾燥麹をつかっています。
【材料】※ヨーグルティアSで1容器分
・もち米で炊いたお粥 ※今回はもち米1合に水400mlで炊飯器のお粥モードで炊きました(目盛で1.5合あたり)
・米麹(乾燥)200g ※袋入りが便利です。みやここうじの乾燥麹を利用。
・ぬるま湯 200ml
【つくり方】
1.もち米を炊飯器のお粥モードで炊く。
もち米を400mlの水に30分程度つけておき、炊飯器のお粥モードでお粥を炊く。
※もち米1合あたりで水は目盛1.5合相当の分量です。
2.内容器などを殺菌する
ヨーグルティアSの内容器、内ふた、ヨーグルトスプーンを殺菌します。
内容器の底が隠れる程度の水(1~2mm)を入れて、ヨーグルトスプーンを立て、内ふたを乗せ、電子レンジで容器を加熱します。
500~600Wの電子レンジで約1分30秒が目安です
3.米麹をほぐす
米麹を一粒ずつ両手でこすりあわせてほぐします。
※袋タイプのものは開封前に外から手でもみほぐすと衛生的且つ楽にほぐすことができます。
↓開封前だとこのように固まった状態なので、開封する前によくほぐしておくと後でお粥と混ぜ合わせる時に扱いやすいです。
4.もち米のお粥・ぬるま湯をよくかき混ぜ合わせる
内容器にまず1で炊いたもち米のお粥をいれて、次にぬるま湯200mlを加えてよくかき混ぜ、少し冷ましておく。
目安は60℃以下。
5.塩麹(乾燥)を加えてよくかき混ぜ合わせる
次に塩麹(乾燥)をほぐしながら、4の内容器に少しづつ加えて、よくかき混ぜる。
6.ヨーグルティア本体にセット
5の内容器をヨーグルティアの本体にいれて、温度を60℃、タイマーを10時間にセットします。
アラームがなったら出来上がり。
※当初60℃で6時間でセットしてみました。さらに4時間追加して計10時間に設定しています。
普通のお米で炊いたご飯よりも(お粥状態なので当然ですが・・・)とろりとした状態になっています。
実食してみると、やはりもち米でつくる甘酒は基本の甘酒よりも、ほんのりと甘味が強い気がします。
使う麹によっても甘味や風味はかわってくるので、お好みの麹をみつけるのも楽しみですね。
私はみやここうじで作ったこちらの甘酒のほうが好みかもしれません。
【出来上がりの感想】
甘味 | 舌触り | 風味 |
やや甘味強い(ご飯甘酒と比較して) | 粘りがあり、とろり感十分。そのままでも美味しくいただける。 | 仄かな麹のやさしい甘い香り |
もち米甘酒の保管方法と賞味期限
甘酒ができあがったら、冷蔵庫に容器ごといれて冷やします。
冷やすことでより甘味が増します。
冷蔵庫の保管で約1週間、おいしくいただけます。
甘酒はそのまま飲んでも(食べても)よし、ヨーグルとにトッピングしてもよし、牛乳や豆乳で割って飲んでもよし。
また調味料としてもお料理に活用できます。
甘酒を効果的に摂取できる時間帯と飲み方は?
甘酒を飲むのであれば、栄養補給のため朝がおすすめです。
朝は起床してから後のこれから活動する時間に必要なエネルギーを蓄えるための大切な時間です。
身体を動かしたり頭を使うためのエネルギーとなる栄養素を甘酒をのむことで摂取することができます。
また飲み方としては冷たいままよりは温めてのむことをおすすめします。
甘酒を温めて、できれば生姜汁を加えるとより一層、体内の熱を発生させるためのエネルギーの抑制することができます。
いわゆる「温活」の一環ですね!
基本の甘酒や赤飯でつくる甘酒のレシピはこちら
他にもヨーグルトや塩麹もつくれます。