そろそろ鍋があう季節となり、市場にも新鮮な牡蠣が並んでいることも多くなりました。
本日の夜は牡蠣たっぷりの味噌鍋でいただきます。
旬の牡蠣を味合うのであれば、牡蠣の旨味と香ばしい味噌の風味が味わえる「味噌鍋」がおすすめです。
〆はうどんか雑炊でシンプルに。
牡蠣を縮ませないコツ(片栗粉で下処理編)
鍋で牡蠣を加熱して小さく縮んだことはないでしょうか?
買った時はぷりぷりで美味しそうな見栄えなのに、加熱したら小さくなってしまうのは残念な感じですよね。
牡蠣を鍋で調理にかかる前に「片栗粉」を使って下処理をほどこすことで、牡蠣を加熱しても縮まなくなります。
手順は以下の3ステップ。
1.牡蠣を3%の塩水(1リットルの水に塩大さじ2)で軽く洗った後、水が濁らなくなるまで真水でそそぐ。
2.鍋にお湯を沸騰させて、片栗粉を軽くまぶした牡蠣を10秒程度くぐらせたら、冷水にとる。
3.クッキングペーパーなどで水気をよくきる。
加熱すると牡蠣の水分が抜けて縮むため、水分が抜けないように牡蠣のまわりを片栗粉でコーディングしてあげることで、牡蠣が縮まずプリプリの食感のまま楽しむことができるのです。
片栗粉は水分の蒸発を防ぐ効果があるので、他の料理、例えば生姜焼きなどでも片栗粉で豚肉をコーディングしてあげることで、柔らかくてジューシーな生姜焼きをつくることができます。
あらかじめ片栗粉でコーディングして湯通しすることで、片栗粉の膜で表面が固まり、縮みにくくなり、旨味も逃げづらくなります。
また、塩水によってヌメリがとれ、牡蠣特有の臭みも消される効果もあります。
少しだけの手間で、ぷりっぷりの食感の牡蠣を楽しむことができるのでぜひお試しください。
ぷりぷり食感がたまらない、牡蠣の味噌鍋のレシピ
【材料(2人前)】
・牡蠣 適量(今回20粒程度)
※加熱用が水分少なめ、旨味もあるのでオススメ
・長ネギ 1本
・白菜 1/6
・エノキダケ 1/2房
・壬生菜 1/6房
・水 3カップ
・出汁昆布 5×10㎝ 1枚
・赤味噌 50g
・白味噌 110g
【作り方】
1.牡蠣の下処理を行う。※上記ご参照
2.野菜を食べやすいサイズに切る。
3.鍋に水、昆布、赤味噌、白味噌をいれて火にかける。
5.煮立ったら、牡蠣以外の具材をいれて煮込む。
6.下処理をした牡蠣を適量いれて火を通す。味噌鍋なので火の通りに時間がかかるので、牡蠣の大きさにもよるが8~10分程度を目安にする。
7.〆はシンプルにご飯をいれて雑炊か、冷凍うどんをいれて煮込みうどんがおすすめです。
以上、シンプルな牡蠣の味噌鍋のレシピでした。
牡蠣の味噌鍋には、1)塩水で洗い片栗粉で下処理、2)牡蠣は他具材を煮込んだ後に加えるのがコツです。
旬の牡蠣を美味しくいただくオススメのレシピ
これまでも牡蠣を使ったレシピの中から、納得の美味しさのものをチョイスしてご紹介します。
カフェ飯風 牡蠣とクレソンのスープカレー
トマトベースのスープカレーに、プリプリでミルキーな牡蠣を加えた特製スープカレーです。
たっぷりのクレソンのシャキシャキ食感と牡蠣、カレーの相性は抜群。
牡蠣のひつまぶし
三重県のご当地メニューでもある、牡蠣のひつまぶし。
1杯目はそのままいただき、2杯目は出し汁をぶっかけてお茶漬けのようにかきこみます。
牡蠣と長ネギの味噌グラタン
牡蠣×長ネギ×味噌の黄金の組合せによる激うまのグラタンです。
汁だくなので、白いご飯を後から加えつつ、食べるとまさにリゾット風になるオススメの一品。
冬には必ず食べたくなるわが家のお気に入りのメニューです。
牡蠣の燻製オリーブ漬け
牡蠣をたくさん買ったら仕込んでおいて、ワインのあてにもばっちりのオリーブ漬け。
一粒に凝縮された旨味と燻製ならではのスモーキーな香りが癖になります。
牡蠣とネギのゴボウ味噌パスタ
旬の牛蒡を使った特製味噌と牡蠣の組みあわせによる、絶品パスタです。
白菜と牡蠣のオイスターソース炒め
冬の野菜、瑞々しい白菜とプリプリ牡蠣のコラボレーション。
旨味調味料の代表格オイスターソースと牡蠣の組合せは白いご飯がすすみます。