暑い日には食欲も落ち気味ですが、そんな時はさくっとつくれてさっと食べられる「冷や汁」がおすすめです。
キュウリとミョウガのみずみずしい香り、歯ざわり、煎りごまの風味、魚の旨味がひとつになった冷や汁。
たんぱく質も豊富で栄養価も高く、塩分もほどよく補給できるので夏にぴったりの滋養食です。
ただ冷や汁といえば、まず魚を焼かなければならないので暑い夏には躊躇してしまいそうですが、家庭に常備している「ツナ缶」を使えば、さらに簡単につくることができます。
温かいご飯以外にも、そうめんや冷やしうどんにかけても絶品です。
キンキンに冷やした「冷や汁」は何度もおかわりしてしまうほどのおいしさです。
ツナ缶でつくる「冷や汁」のレシピ
【材料(2人前)】
・味噌 大さじ2.5
・白煎りごま 大さじ1
・ツナ缶 1/2缶(70g程度、小缶であれば1缶)
※ノンオイルがよいがなくても脂をしっかりきれば代用可能
・絹ごし豆腐 1丁(150g程度)
・みりん 小さじ1
・出汁(冷たくしたもの)300cc程度
※なければ冷水300cc+和風顆粒だし小さじ1/2
・温かいご飯 2膳分程度 好きなだけ!
・キュウリ 1本(大きなものであれば1/2)小口切り
・ミョウガ 1個 薄く小口切り
<薬味>
・大葉 3-4枚 千切り
・煎りごま 小さじ1
【作り方】
1.キュウリは小口切りにして塩小さじ1/4で塩もみをして約10分程度放置する。ミョウガは薄めの小口切りにして水にさっとさらしておく。
2.ツナ缶は脂、汁気をよく切り、味噌(大さじ2.5)とよく混ぜ合わせる。
3.2をアルミホイルに平らに広げて、トースターで約5分程度、焼き色がつくまで焼く。
4.すり鉢で白煎りごま(大さじ1)をよくすり、みりん(小さじ1)3の焼いたツナ味噌を加え、冷やした出し汁を少しずつ加えながら、ツナ味噌をつぶすようにする。※味をみつつ、水で調整する
事前に白煎りごまをすっておくと、その後の混ぜ合わせの過程でうまくなじむ。
すったごまに焼いたツナ味噌を加えて、さらにねっていく。
少しずつ、冷やした出し汁(または冷水)を加えて、すり、なじませていく。
全体になめらかになったら、金属製のボウルに移して冷蔵庫へ。
5.全体的になめらかに混ざったら、最後に手でぎゅっとしぼり水気をきった1の塩もみキュウリ、水気をきったミョウガ、手で小さくくずした絹ごし豆腐を加えて、軽く混ぜ合わせたら出来上がり。
6.冷蔵庫に目安2時間以上いれて、キンキンに冷やす。
7.温かいご飯にかけて、薬味の千切り大葉、白煎りごまをかけていただく。
ポイントは事前に味噌とツナ缶をまぜあわせて、トースターで焼くこと。
こんがり焼くひと手間で香ばしさがプラスされます。
もちろん、焼かなくてもつくることはできますが、このひと手間をかけることで各段に美味しくなるのでぜひやってみてください。
1.ツナと味噌をよく混ぜ合わせてトースターで焼き、香ばしく。
2.キュウリは余分な水分を外にだし、味を損なわないようにしっかり塩もみする。
3.白煎りごまは事前にすり鉢でよくすっておくと、後で他のものと混ぜ合わせた時になじみやすい。
4.冷や汁は冷蔵庫で2時間以上キンキンに冷やして食べる。時間がない場合は氷をプラス。
オススメ度:★★★★★
鯵の干物や新鮮な鯵を使った「冷や汁」はこちらのレシピをご参考ください。