お正月には欠かせない、「お餅」。
昔は杵と臼でついてつくるのが馴染みのある風景でしたが、最近では都心部ではあまりみかけなくなりました。
もちろん既成のお餅をかってきて、網で焼いたり電子レンジで温めて食べるのもありですが、やはり自宅でつきたてのお餅を食べたくなるのはあの美味しさを知っているからではないでしょうか?
今回は年末ということもあり、パナソニックのホームベーカリー(SD-BMS105)で正月用のお餅をつくってみることにしました。
特にメーカーに関わらず、このレシピでお餅をつくることができると思います。
かつて専用の餅つき器がありましたが、今ではホームベーカリーだけで簡単につきたてのお餅を楽しめるのです。
ホームベーカリーは今年購入したものの中でも上位にはいりますが、週末に稼動して美味しい焼き立て食パンを堪能しています。
最近のホームベーカリーは高機能でお餅やうどん、パスタまでつくることができます。
しかもお餅は約1時間でできてしまいます。
これは公式ホームページによると、「炊き混ぜ方式」といって、攪拌しながらゆっくりと温度を上げて炊き上げるので、 事前にもち米を水に浸す時間が不要です。
また炊き混ぜ方式なら、デンプン→還元糖への分解量も増加するため、甘みのある美味しいお餅になるそうです。
私の持っているパナソニックのホームベーカリーSD-BMS105は一斤分の食パンを焼くことのできるサイズです。
お餅は最大で3合(420g)のもち米をいれることができます。
お米3合でお餅が約18個、2合(280g)ならばお餅が約12個つくることができます。
しかも、所要時間はたったの1時間です。
※炊き混ぜして餅をこねる時間
レシピ本もみるまでもないですが・・・ もち米を水でといて、メニューボタンを押すだけ!
餅の出来栄えはもち米の量や種類や水の量、新米か古米かによっても違ってくるとのこと。
今回は「こがねもち」で有名な岩手県産のこがねもち米の新米を使います。
せっかくの正月なのでもち米にもこだわったほうが、より美味しいお餅が期待できます。
ホームベーカリーでお餅づくり
【材料】 2合でつくる場合と3合でつくる場合の分量
<2合(約12個分) >
もち米・・・280g(2合分)
水・・・180ml
もち取り粉(片栗粉か上新粉またはコーンスターチなど)・・・適量
<3合(約18個分) >
もち米・・・420g(3合分)
水・・・270ml
もち取り粉(片栗粉か上新粉またはコーンスターチなど)・・・適量
※注意
・もち米は洗っておきます。ザルで30分程度水を切っておきます。(もち米は水に浸しません!)
・水の量が多いとやわらかく、少ないとかたくなります。
・もち米1合は約140gです。
【作り方】
◆STEP1 もち米を洗う
もち米を水きれいになるまで洗い、ザルで30分水を切っておきます。
パンケースに「めん・もち羽根」をセットし、もち米を入れて水をいれます。
※いつものパン用の羽ではなく、めん・もち羽をセットします。 めん・もち羽はご覧の通り、羽の高さがないです。
◆STEP2 ホームベーカリーにセット
メニュー29を表示しスタートします(SD-BMS105の場合)。
今回は50分後と表示。室温が低い場合は55分後と表示されます。
◆STEP3 ホームベーカリーのフタを開けてで餅つきモードへ
ピッピと音が鳴ったら、30分以内にふたを開け、ふたを開けたまま再スタートします。
スタートボタンを押して再開すると、ここから10分間餅つきがはじまります。
※取り消しを押さない!
※蓋をあけて、ホームベーカリーが餅つき中に余分な水分を飛ばします。
再スタート後。動画でどうぞ。
うぉー、本当に餅ついているみたいに、餅がはずんでいる!(ちょっと感動)
◆STEP4 少し冷やしてから餅を取り出す
ピッピと鳴ったら、「取消」を押してパンケースをすぐ取り出し、5分~10分程度冷まします。
◆STEP5 もちとり粉をひろげる
手を水で十分に濡らし、もちとり粉を降ったトレイなどに、もちを取り出します。
もちとり粉がない場合は、片栗粉や上新粉、コーンスターチ等で代用してもOKです。
◆STEP6 餅をまるめて成形する
もちをちぎって丸めます。すぐに食べるときは、手は水で濡らします。保存したい時は、手にもちとり粉を付けて丸めます。
【もちの保存方法】
①もちが冷めてからもちとり粉をよく払います。
②部屋におく場合は湿度や温度の低い所で2日以内。
③冷凍庫にいれる場合は、ポリ袋を2重にして口を閉じて冷凍庫に入れれば、1ヵ月程度保存できます。
※パンケースから直接ラップの上に取り出して包んでおけば、切り餅にもできます。
今回の反省点。
・水を分量通りいれたものの、やや固めの餅になりました。次回は少し水を多めに入れようと思います。
・3合で約18個ということでしたが、12個の餅ができあがりました。水分にも関係するかもしれません。
・水分が少なかった分、早目にまるめてラップしないとすぐに餅の表面が乾燥してきました。
以上から、ホームベーカリーでの餅づくりは水分調整にコツがいるようです。
ホームベーカリーでつくるつきたてのお餅はとても美味しかったです。^-^
ホームベーカリーで「つくる」シリーズ
ホームベーカリーではお餅以外にも様々なものをつくることができます。
私が挑戦したものの中から簡単で美味しいものをセレクトしました。
コシのあるうどんだってOK。
ふわふわの蒸しパンだって。
京都今宮神社のあぶり餅も自宅でつくれます!
正月用のお餅をつかって、本格的なぜんざい。
小腹がすいたら、ささっとつくれる納豆おろし餅!