待望のiOS版のDLNAアプリ、Twonky Beamがついにリリースされました。・・・・が、残念ながら今回のバージョンではDTCP-IPに対応していません。(T_T)
すでに6月にリリースされているAndroid版ではDTCP-IPに対応しており、録画番組だけではなくライブ視聴も可能となっています。但しAndroidのDCP-IP対応している現バージョンで実際試した人の情報によると、nasneに関しては音声はでるが映像がでないようです。
今回ようやくリリースとなったiOS版DCP-IP対応によりnasneにとりためた番組やライブ放送をiPadやiPhoneでネットワーク経由で視聴できると期待していただけに残念です。
プレスリリースによると将来的なアップデートにより対応予定とのことですが、いつになるか気になるところです。
nasneのVITA対応は年内予定とまだ先のようですし、待ちきれずにSony Tabletを購入してしまいそうです。
個人的には期待度合いが高かっただけに残念です。
今回の目玉機能はBeam機能で、これは家庭内LANにあるコンテンツをDLNA経由でDLNAクライアントを実装したTVやPC、そしてTwonky Beamをインストールしたモバイルデバイス(iPhone, iPad)で視聴できることです。
iOS版Twonky Beamはリリースによると以下の通りです。
①ビデオをコントロール - ビデオを大画面テレビにBeam転送して、タブレット端末から再生、音量などをコントロールできます。
②コンテンツをキューに追加して保存 - Beam転送するビデオを検索してキューに追加し、直ちに再生できます。ブックマークを付けて後から再生することもできます。
③ローカル・コンテンツにアクセスしてBeam転送 - 端末内や同一LANネットワーク上にあるコンテンツを検索して、接続されたデバイスへBeam転送できます。
基本的にはTwonkyBeamは2つのモードがあります。
①インターネットブラウザ(動画再生)モード
②家庭内LAN用DLNAクライアントモード
ですが、言うまでもなく②がメインの機能です。
②は同一ネットワークにあるコンテンツをiPhoneやiPadはもちろん、同じネットワークにあるデバイス、例えばTV等(Twonky Beam上でTVをレンダラに指定)に向けて、配信してTVで視聴することができる機能です(Apple TVのAirplayのようなことが実現)。
自宅内でiPhoneにインストールしたTwonky Beam起動すると、同一ネットワーク上のDLNA対応機器が表示されます。本デバイスはiPhone、SONYのBD HDDレコーダー(BDZ-RX100)、NAS(Linkstation)、nasne、PCの5台が認識され表示されています。
nasneを選択して階層を進んでいくと、オリジナル同様にカテゴリー分けされています。
nasneの動画を再生するためにはDCP-IP対応である必要があるため、現バージョンのTwonky Beamでは視聴することはできません。
但し、Twonky Beam上ではnasneを認識しているため、iPhoneのTwonky BeamよりDCP-IPに対応した機器(例えばBRAVIAなどのTVやDCP-IP対応DLNAクライアントソフトをインストールしたPC等)を出力先として再生させることは可能です。
左:nasneの動画をTwonky Beamでプレビューしても現時点ではブラックアウトです。
中央:左にスワイプすると、プレイヤーを操作できるパネルがでてきます。
右:NASの動画をiPhone上で再生。もちろんTVなどのDLNAクライアントへ出力することができ、iPhoneをリモートコントローラーとして使うことができます。
現在のところAndroid版は機器によっては再生できないようですが、iOS版も早くDCP-IP対応にアップデートされることを期待して待ちましょう。
※Twonky Beam プレスリリースはこちら