今週前半、キッチンの水栓のハンドシャワーの結合部分が割れていることに気づきました。
キッチンの水栓といえばステンレスだと思っていたのですが、どうやら割れた部分だけがプラスチック(樹脂)だったようで強度に問題があるようです。
ネットでも10年経過した同型水栓では経年劣化のためか、 プラスチック部分が割れるケースがいくつか報告されています。
わが家のキッチンについている水栓は、いわゆる「ワンホール型」ですので、比較的簡単に交換できそうです。
止水栓をとめて、古い水栓をひきぬき、新しい水栓に交換するだけ。
TOTOの場合はこちらのサイトで型番をいれると廃番モデルでも各種マニュアル(施工方法など)や図面がダウンロード可能ですので、事前に予習することができて便利です。
→ 修理施工ナビ(TOTO運営)
◆キッチン用水栓交換の相場は? DIYならネットで部品調達可能。
DIY前提で早速、キッチン用水栓の交換料金の相場を調べてみます。
ネットショップでは部品代+出張取付費用(約1万円)で、部品代は水栓の種類にもよりますが国内メーカーのものであれば、5~10万円の幅が相場のようです。
一方でホームセンターやメーカー直営サービス会社では部品代も割引率が低く、もっと高くなることは予想されます。
DIYで交換を行う場合、水漏れがないように細心の注意をしなければいけませんが、部品は相場の約半分以下です。
ネットショップならば相場の半額以下ですみますので、チャレンジしてみてもよいのではないでしょうか?
◆わが家のキッチン水栓の優先機能は?
①タッチスイッチ式水栓
新調するのであれば、断然タッチ式です。 手が汚れているときや、料理中(ハンバーグこねたりしている場合)、手の甲側でタッチして水を流せるのは大変便利ですので、欠かせません。
②ハンドシャワー付き
シンクの隅々まで届く、引き出し型のハンドシャワーも欠かせません。
◆これらを満たす水栓はあるのか?交換候補の選定・・・
今回、故障した製品はTOTOのTKW32Pモデルです。定価は74,235円(税込)。
このモデルはすでに廃番になっており、後継機種としては次のモデルがあります。
①ミクロソフトのTKGG32EB(2013年モデル) 定価は59,325円(税込)。
また同型で浄水器(カートリッジ式)が内蔵されているタイプもあり、こちらも候補に。
②浄水器兼用混合栓TKGG38E(2013年モデル) 定価61,215円(税込)
しかしながら、これらのモデルにはハンドシャワーホースの先端に開閉ボタンがないため、不便です。
◆流行のグースネックタイプが候補に・・・しかし
いろいろ調べているうちに、最近のオープンキッチンやアイランド型キッチンではグースネックタイプの水栓が人気あるようです。 ハンドシャワーホース付き、タッチスイッチ式で条件にかないます。
現状、国内メーカーに絞ると、わが家にとって第一優先である、タッチスイッチ式はTOTOとINAX(ナビッシュ)しかありません。 TOTOはTKN34PBTN、INAXはSF-NA451Sがタッチ式です。
TOTOは今ついているのと同じタッチスイッチ式、INAXのナビッシュは非接触センサーでタッチレス水栓です。
どちらもデザインもなかなか格好がよいですが、値段が割高になります。
ちなみに、実物を確認するために、TOTOのショールームにうかがった際、来年にはINAXのようなタッチレス(非接触)式水栓が発売されるかもしれないと聞きました。
ただ使い勝手面で大きな問題点が。
TOTOのグースノズルはホースを下斜め方向に引き出す感じなので、ホースの引出が現状モデルの横に対して、思ったよりは引き出しづらかったのです。
一方、レバーやボタンスイッチは少ない力で切り替えることができるのでお年寄りや子供でも問題ありません。
グースネックは高さがあるぶん存在感はあり、デザイン的には悪くないです。
しかし、レバーが右側についているため、左ききだと使い勝手がわるい・・・せめてユニバーサルデザインにしてほしかった!
ということで、グースネックは今回は見送り。来年以降、また新しい商品が発売されるでようし、急いで設置する必要はないと判断しました。
◆灯台もと暗し・・・
TOTOさんに交換するにあたってカタログ上の確認だけでは適合するのかどうか心配だったため、問い合わせることに。
結果的にカタログスペックで確認したのと間違いなく、取付の直径および、水圧(最低、最高)などについても上記いずれのモデルも取付交換可能でした。
そして、メールの最後にこんな記載が。
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<ご参考>
TKW32Pの破損したシャワーヘッド部は補修部品のご用意がございます。
ご参考までに下記致します。
品名:シャワーヘッド本体部
品番:THC42 (希望小売価格 19,300円、税込 20265円)
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え?ハンドシャワーヘッドだけの交換部品があったとは・・・
最終的にシャワーヘッドの部品だけ取り寄せて自分で交換することにしました。
部品代は楽天最安値で約1.6万円(送料込)。
丸ごと交換だと後継機種は2万、グースネックのほうは3.4万円程度でしたので、値段を考えると新調することも考えましたが、一番簡単で安い方法を選択しました。
グースネック・・・・・ デザイン的に魅力的だが(諦め)。