これまで自宅では主にitunesサーバ(NAS)にて音楽を管理して、主にPCのitunesやiPad、iPhoneからのAirplay経由でステレオコンポに飛ばして視聴する環境で音楽を楽しんでいました。
最近、Airplay経由での接続が不安定であったこともあり、またiOS以外にもAndroidデバイスも増えてきたため、Airplayではない手段でリビングのステレオコンポで音楽を視聴する環境を構築できないかと検討することに。
そこで候補にあがったBluetoothですが、我が家のコンポはONKYOの古い機種のため、Bluetoothレシーバーは当然ついておらず、レシーバーを別途買い求めることで理想の環境をつくることができます。
※これまでもコンポには初期Airmac Expressを接続することで、PCやNASにある音楽をAirplayしていました。
Blurtoothレシーバーの候補としては、口コミなどを参考に以下の4つに絞られました。
2010年から発売されていたBELKINのレシーバーF8Z492JAは、調べてところあまり接続が安定しないとの口コミがあったこともあり、今回は除外。
今年になってBluetoothレシーバーに需要があるためか、新商品が発売されて選択肢が広がっています。
①ONKYO WR-BT1 希望小売価格2,980円 2012年11月発売
②ヤマハ YBA-11 希望小売価格8,400円(税込) 2013年5月発売
③harman/kardon BTA 10 希望小売価格7,800円(税込) 2012年10月発売
④プリンストン PTM-BTR1 希望小売価格オープン 実売2,600-3,000円(税込)程度 2013年2月発売
①ONKYO WR-BT1
まずはコンポ純正のONKYOのWR-BT1。
価格も2,980円と魅力的。 こちらは他と違って本体がシルバーでコンポと色合いもばっちりあいます。
また接続もステレオミニ/ステレオミニプラグとステレオミニ/RCAピンプラグの2本ケーブルが同梱されているので接続するコンポは選びません。
ただマルチペアリングに対応していないのが残念なところ。
接続登録できる機器が1種類のみというのは様々なデバイスから音楽を楽しみたいため、あえなく落選。
詳しい仕様はこちら
②ヤマハ YBA-11
ヤハマYBA-11はデジタル音声ピンケーブルのみの接続です。
接続推奨は当然ながらYAMAHAのコンポですので、接続できなかった場合はサポート対象外となります。
接続方法さえお持ちの機器(ヤマハのコンポ以外でも)にあうのであれば一択ですが、少々高めの価格設定と接続方法が限定されるということで今回は落選。
詳しい仕様はこちら
③harman/kardon BTA 10
オーディオ機器の老舗ハーマン・カードンのBluetoothレシーバー、BTA-10。
音質は良い、との口コミもありますが、価格が高めの設定(ヤマハのYBA-11が一番高い)で今回は落選。
音質は良いというかたは他に商品を試していないケースも多いため、あくまで参考程度にしました。
値段が同じならば、おそらくこちらにしたかも・・・
詳しい仕様はこちら
④プリンストン PTM-BTR1
マルチペアリング可能で、実売2,600-3,000円と低価格。③と④で悩みましたが、最終的には価格で決めました。
ということで以下、ご参考までにレビューします。
詳しい仕様はこちら
まずパッケージ。
同梱物はスピーカー本体、ACアダプター、USB電源ケーブル(約0.7m)、ステレオミニプラグケーブル(約1m)、ステレオミニプラグ⇔RCA変換ケーブル(約1.3m)、ユーザーズガイド/保証書(本書)のみ。
※PTM-BTR1の詳しいマニュアルはこちら
そしてPTM-BTR1本体。
わずか60㎝四方の大きさでgの重さ。非常にコンパクトで、Apple TVと比べてもこの小ささです。
幅60×奥行き60×高さ20mmで、重さは約32g と非常に軽いです。
PTM-BTR1の側面です。
ACアダプターとステレオケーブルを接続する差し込み口と、中央にはペアリングするためのボタンがついています。
コンポとはステレオケーブルで接続。 ケーブルが2種類ついているのも接続する機種の幅が広がるので、うれしい心遣いですね。
↓ このように、お手持ちのスピーカーやコンポと接続するだけで、スマートフォンやタブレットPCの音楽・音声をワイヤレスで再生可能にします。
今回、同梱ケーブルでは接続せず、Apple Airmac Expressとコンポを接続している「AirMac Express Stereo Connection Kit with Monster Cables」のモンスターケーブルをつなぎかえて使っています。
音質は素人的にも良くなったと思います(個人的感想)。
機器のペアリングは↓のように簡単接続することができます。
もちろん最近購入したWalkmanからもBluetoohe経由で問題なく視聴することができます。
iPhone5, iPad 3, Xperia A, Xperia ULともばっちりです。もちろん、これらデバイスにある楽曲だけではなく、NASにある楽曲も再生可能です。
アプリやネットワーク環境によっては、Airplayがなかなか安定しなかったため、乗り換えを考えたのですが正解でした。
また8台までのマルチペアリングなので、どのデバイスからもコンポのスピーカーを使って音楽をきくことができる環境が整いました。
WalkmanにはBluetoothヘッドセットとプリンストンのPTM-BTR1を登録。
同じ音楽ソースを外ではBluetoothヘッドセットで、自宅に帰ったらコンポに接続してワイヤレス視聴を楽しむことができます。
実際に使って唯一の難点だったのは、iPadやiPhoneなど8台まで登録できるものの、自動で切り替えてくれないため、使う場合は必ず前に接続しているデバイスのBluetoothをオフにしなければいけない点。
Airplayの場合はそのあたり気にせず、使えていただけにちょっとストレスを感じます。
とはいえ、コストパフォーマンスと機能性に優れた商品だと思います。
なにしろApple製品だけではなく、WalkmanやPC、Androidスマートフォン、タブレットも接続できるので、私と同じような環境を構築したい方にはおすすめします。
以上、紹介した製品以外にも、2013年には光デジタル対応のRratoc Systems REX-LinkBT1、Belkin G3A2000ja、Hanwha UMA-BTMRあたり発売されましたが、レビューが少ないため今回は除外しています。