冬の代表的な根菜、ごぼうでつくる「ごぼう茶」。
年始早々にハンギングドライネットを購入して仕込んでみました。
ごぼう茶の効能について
ごぼうはそもそも現在地のヨーロッパでは古くからメディカルハーブ(解毒、浄血、便秘解消、高血圧予防)として利用されてきました。
そのごぼうでつくる「ごぼう茶」には高麗人参と同じ成分が含まれており、若返りやダイエットに効果があります。
特にごぼうに多く含まれている「サポニン」というポリフェノールが若返りに効果があります。
また、サポニンは界面活性剤の働きをするために血中のコレステロールとひっついて体外へ排出する働きがあり、ダイエットにも効果的だと言われています。
さらにごぼうには「イヌリン」という水溶性の食物繊維が多く含まれているため、整腸、便秘改善、高血圧や糖尿病にも効果的とのこと。
その他、主に含まれる栄養成分としてはサポニン、食物繊維以外にもカリウムやアスパラギン酸、アルギニン、リン等があり、「ごぼう茶」の健康効果としては以下の6つがあげられます。
①体重を減らす
②美肌になる
③冷え症改善
④便秘解消
⑤むくみ解消
⑥体臭が消える
ごぼう先生こと南雲吉則さんのごぼうが理解できるオススメ著書
ごぼう茶の作り方
①牛蒡を皮つきのままタワシ(激落ちスポンジもでも可能)で流水にさらしながら、ごぼうについた泥を綺麗に落とします。ここで手を抜くと泥臭くなってしまいますので注意。また栄養価の高い皮をむいてしまわないように注意する。
②洗ったごぼうをピーラーなどでささがきにして流水で洗う。
③天気の良い日に半日程度天日干しにする。 ※私は今回1日~4日までハンギングネットにいれて天日干しにしました。
ハンギングドライネットにいれて半日(今回は外出中につくったので4日程度干したままでした)。
乾燥前。
乾燥後(4日後)
④フライパンを熱して、そのまま少し焦げる程度煎る(トロ火で10分程度)。
⑤適量をティーポットにいれてお湯を注ぎいて数分蒸らしてできあがり(標準で3分~5分、あとはお好みで濃さを量と蒸らし時間で調整します)。 ごぼう茶の量は急須の場合は大さじ2程度。
今回は5分蒸らしてしてみました。分量がティー3倍分のお湯+大さじ2で3分では少し薄めだっただめ、5分に変更しました。色味はこんな感じですが、ごぼうの香ばしい香りが漂い、飲むとじんわりとごぼうの風味を楽しめます。
思った以上に飲みやすいですが、やはり最初の段階でよく土を流水+タワシで落としておくことがポイントになります。
⑥余ったごぼう茶は密閉容器(蓋付きビンやジップロックコンテナ等)で保存する。
今回はジップロックコンテナで保管。
ごぼう茶は飲んだ後の茶殻も料理の材料として有効活用できるのも良いところ。
今後このブログでもレシピを公開していきます。
※2014/1/7追記
干しごぼうとキムチ、舞茸をつかって味噌汁をつくってみました。
味噌汁のスープを飲むと、ごぼうの風味がふわっと感じられます。キムチや舞茸にも全く負けていません。
当初はごぼう茶の出がらしを再度干して具材として使おうと思っていましたが、新しい干しごぼうを使ってつくった結果、美味しくできました。
ごぼう茶をいれる際に便利なハリオのティーポット
こちら、ハーブティー、紅茶、コーヒーをいれる際に愛用しているハリオのティーポットです。
食器乾燥機はもちろん電子レンジもOKのすぐれもの。 1000ml(1ℓ)入る大容量サイズながらコンパクトです。
つくるのが面倒な方には既製品として販売されていますが、やはり自分でつくるのが安価で美味しいですよ。