以前、「LEDで節電計画」をエントリーしてから時間がたってしまいましたが、ちょうど廊下のダウンライトの1つ、レフ型ランプが切れたので改めて、レフ型白熱電球相当のLED電球を調べてみることに。
日本の場合は、通常家庭の電圧は100Vですので交換前の白熱電球でみるポイントはワット数と口金のサイズです。
◆LED電球の特徴と選び方のポイント
①口金(ソケットのサイズや形状)を確認する
一般的に白熱電球にはワット数(電力)とボルト数(電圧)は印字されていますが、口金のサイズの記載はありません。
口金とは照明器具のソケットと接続する部分で、照明器具に適した口金を持つ電球を利用する必要があります。
一般家庭でで使用されている口金は、E26とE17の回しこみタイプが主流になっています。
見分け方は簡単で、下図の通りソケットの幅で判断します。
購入時には箱にはきっちりと記載しているので問題ないですが、古い電球を交換する際には迷ってしまうこともあるので事前に確認しておくことが必要です。
代表的なLED電球である一般電球型は、一般白熱電球と同じ口金であるE26口金が使用されています。
※口金サイズ ※口金延長アダプタ
現在のLED電球は白熱電球や電球型蛍光灯電球と比較して、口金あたりがやや大きくなっていますので、取付場所によっては電球がはいらない場合もあります。 ソケットを延長するアダプタ(口金延長アダプタ)をつけることで取付ることができる場合もあります。
②LED電球の種類を選ぶ
一般白熱電球と同じく、用途に応じて様々な種類のLED電球が販売されていますので、口金の大きさだけではなく、LED電球を使う照明器具や利用目的によって選ぶ必要があります。
また白熱電球や電球型蛍光灯と同様に、電球色(相当)や白っぽい昼白色、昼白色等がありますので、利用場所と目的に応じて選択します。
③LED電球の明るさの目安について
LED電球の明るさは全光束・ルーメン(単位は[lm])値で表され、明るさの目安となります。
つまり、LED電球の商品パッケージに記載されたルーメン値が大きいほど、明るいということになります。
例えば同じワット数(W)でもルーメンが大きいLED電球の方は明るくなります。
(社)日本電球工業会さんの「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」では、明るさでLED電球と比較する一般白熱電球や小型電球のW数に相当するルーメン値が示されています。
※社団法人 日本電球工業会資料より引用
上表でもかなり参考になるのですが、同じく(社)日本電球工業会さんの「電球型LEDランプと白熱電球の比較資料」は非常にわかりやすく、利用用途に応じたLED電球選択の際に参考にしてください。 全体照明および部分照明について店頭でLED電球を購入する際の目安になります。
またもう一点、注意する点が光の広がり方(配光)です。 現在のLED電球は一般白熱電球と異なり、口金を上向きに取り付けた場合、直下は明るくなりますがLED電球を取り付ける照明器具によっては思った以上に明るさがえられないケースもありますので、まずは1つ購入して試してみたほうがよいと思います。
※社団法人 日本電球工業会資料より引用
④その他注意するポイント
LED電球は照明器具によっては一般白熱電球などの白熱電球から置き換えできない場合があります。
密閉型照明器具や調光器との組合せ、断熱施工照明器具での使用に際しては注意が必要です。
これらの使用条件に適合したLED電球を選定するにあたっては、商品パッケージに記載の仕様を必ず確認する必要があります。
ダウンライトなどの枠や反射板をみると、下図のようなSマークが付いている場合があります。このマークがついている場合は断熱材施工器具対応タイプを使ってください。
※社団法人 日本照明器具工業会資料より引用
◆LEDに関する参考サイト
・パナソニック LED電球の選び方(お取り替えガイド)
・東芝ライテック LEDの基礎知識
・LED電球照明の選び方
今回のレフ型電球の交換だったのですが、ちょうどパナソニックからレフ型のLED電球が発売されていたものの、価格.comでLED電球1つで屋約3,000円とやや価格が高いこともあり、今回は値段のこなれてきた一般電球型のLED電球で代用することにしました。