瀬戸内海に面した防府市富海。毎年夏になると潮干狩りや海水浴を楽しむお客さんでにぎわう。海の幸が豊富に獲れるこの地域では「赤エビのそぼろ寿司」が昔から親しまれており、祭りや祝い事に欠かせない料理で、端午の節句にも食べられる。
驚くことに、地元のスーパーでは、なんと生きたままの赤エビがパックで売られている。この生きたままのエビの身をひとつひとつ取り出して、すり鉢ですりつぶし、弱火で炒ってそぼろにするのだが、炒めている最中に少量のお酒を加えることで、エビが鮮やかな赤色になる。こうして手間を掛けてできた、見た目にも鮮やかなそぼろ寿司。
一口食べるとプチプチとした食感と、赤エビの芳ばしい香りが口に広がる。もちろん赤エビは刺身で食べて も美味。
海老そぼろの材料は、2人前ならば海老(無頭)10尾、お酒大さじ2、砂糖小さじ1、醤油小さじ2です。
今回は鶏肉の3色丼ならぬ海老のそぼろ丼をつくってみました。
海老の殻と背ワタをとって軽く包丁でたたくか、またはフードプロセッサーにかけてミンチ状にした海老を、火加減を調整しつつ水気がなくなるまで炒めるとできあがり。
あとは卵の黄身のそぼろ、ほうれん草など青物野菜の茹でたものを色合いよく温かご飯にのせると出来上り!
ポイントは海老は必ず下茹ですること。
そうすることでミンチ状にしたときに粘り気がでなくなりますので、炒めるとちょうどパラパラといい具合にそぼろ状態になります。
味付は海老の風味を堪能するためには薄味でどうぞ。
瀬戸内の海の香り 海老そぼろ丼のレシピ
【材料】
・冷凍エビ10尾
・お酒 大さじ2
・醤油 小さじ2
・砂糖 小さじ1
・卵(煎り卵;塩少々、砂糖少々加えて炒める)
・絹さや(2分程度湯がく)
【作り方】
①茹でるかまたは電子レンジで加熱した海老の背ワタと殻を取り除き、フードプロセッサーにいれてミンチ状にします。
※冷凍エビで十分です。
②フライパンに油をひき、海老をいれ、酒、砂糖、醤油を加えて炒めます。 (からからにはしないでください)
③煎り卵をつくり、絹さやは茹でておく。
海老そぼろのぜひプチプチとした食感と芳ばしい香りを楽しんでみてください。^-^
ネットでいろいろ調べていると様々なバリエーションのエビそぼろが。 ばらちらしと薔薇巻き寿司が美味しそうっ!見た目も華やかですね。 ご参考まで。
・えびそぼろ『ばらちらし』の作り方(すきやばし次郎/二郎さんレシピ)
・海老そぼろの薔薇巻き寿司
・えびそぼろの簡単押しずし
・海老そぼろ弁当
・海老そぼろ