自動お掃除ロボット「ルンバ」は我が家ではもはや欠かすことのできないツールとなっています。ツールというよりもむしろパートナーといったほうがいいかもしれません。特に夫婦とも働きの世帯は近年多くなってきており、まさにそういった世帯や高齢者のお宅では役立つこと間違いなし!のロボットです。
我が家が購入したのは昨年冬。それ以来、週に平日は2~3回はルンバを稼働してお掃除しています。
購入のきっかけはフローリングの埃が気になっていたからです。どうしても平日は忙しくて夜中や早朝に掃除機をかけることができず、週末の朝は掃除機をかけることからはじまっていました。時間も1-2時間つかっていましたのでその時間を他のことに使えれば有意義なのに・・・と思っていたところ、この自動掃除機ルンバ577の噂を職場の女性から聞きつけました。このお掃除マニアの彼女によると、シャークスチームモップとルンバは手放せない!とのこと。
ルンバは特に留守中に設定しておくだけで指定曜日と時間になれば勝手にお掃除してくれるというすぐれもの(最上位機種のルンバ577のみタイマー設定あり)。これで買わない理由はないな!・・・・ということで即購入しました。
(ダイソンの掃除機には値段で躊躇してしまっているのに、なぜだかこのルンバ、当時6万円にはいつもよりは躊躇しなかった。それは単なる新し物好きだったからかも^-^;)
購入にあたって、価格以外では気になるポイントがありました。掃除力、維持費、騒音の3点。
ポイント1
「本当にきれいに掃除するのか?(価格に見合っている?)」
→ ◎
実際にどれだけゴミが取れるのか写真をみていただければ一目瞭然です。^-^ 除去率99.1%とうたっているのはだてじゃなかった。1週間稼働後(週3回フローリングの部屋のみ使用)でこの量。ドサッ・・・・
こわいほど埃を取っていることに驚く。(((;゚Д゚)))ガクブルガクブル
フィルターにもびっしりと埃がへばりついているのでスナップきかせて上下にふると、きれいに取れます。
ゴミ除去後、最後にエアーダスターなどを使ってダストボックス全体をきれいにして再度装着。
ルンバの苦手なところは部屋の角隅だったり(ブラシでかきだしにくい)、床ではないところの埃は当然無理なので、そこは別途掃除することになりますが、床は99%除去率できれいにしてくれます。フローリングの気になっていた埃が留守中にルンバがお掃除してとってくれているのは気分的に楽です。
※1週間後の掃除がダストボックスなので掃除機の掃除が必要です。ルンバに紙パックモデルとかでると私的には手を汚すことなく捨てることができるので嬉しいのですが、つくってくれないかな~
※尚、このダストボックスをさらにオプションで最新のダストビン(AeroVac Bin)に変更することで容量アップと吸引力改善がされるらしい・・・ ただし、フィルターも別物で流用できないため追加で購入する必要があります。
ポイント2
「本当のところランニング・コストだったり、メンテナンス・コストはどの程度かかるのか?
→ △
まずメンテナンスコストですが、ルンバは摩耗や劣化によるパーツの交換費用を含めて、年間維持費用(約1万円)が発生します。
ダストボックス内のフィルター、ごみ掻き出し用のエッジブラシは数か月~1年程度で交換が必要とのこと。またバッテリーは577モデルではその寿命が約1年~1年半程度で、新品純正バッテリー交換で約1万円かかります。
ただAmazonなどでみると純正でも半額近くで購入できますし、自分で交換は可能です。また互換バッテリーだと半額以下とさらにお得です。
フィルターなどもおもったよりは交換しなくてもよい(我が家ルンバは稼働9か月経っていますがまだ交換していません)
次にランニングコストですが、1時間あたり電気代は約1円です。現在のルンバ577は約1時間半程度稼働して掃除しますので1.5円/1回で、週3回稼働すると1か月の電気代はたった18円となります。
ポイント3
「どの程度の騒音なのか?」
→ 〇
ルンバで気になるのが稼働音です。静音設計のルンバは、52.1dB(カーペット使用時)です。ささやき声が30dB、クーラーの室外機が50dB、普通の会話が60dB、電車の車内が80dB程度とのことですので、数字上ではクーラーの室外機程度と考えて差し支えないです。 常識的な時間で稼働さえすれば(早朝や深夜でなければ)、それほど気にする音ではないとおもいます。ちなみにダイソンの掃除機はモーターヘッドタイプで65dB~73dB、タービングヘッドタイプで69dB~75dBです(他サイクロン掃除機は平均53~65dB程度)ので、ルンバは比較的静穏設計であることがわかります。
我が家の場合、朝にタイマーセットしていたルンバが寝室のドアにぶつかって、ドン!ドン!あたる音で目が覚めたことがありますが・・・基本的には平日昼間留守中の稼働で問題なしです。
総合評価
→ ◎本当に買ってよかった (^-^)
総じて週末ごとのルンバのためのお掃除がちょっと面倒ですが、ごそっと取れる埃をみると、ルンバをちゃんとメンテをしてかわいがりたくなってしまいます。特に平日などはどたばたがちなので、留守中にお掃除してくれるのはストレスフリーです。ランニングコストなどを勘案してもトータルで元が取れると実感しています。
◆ついに最新型ルンバが発売か!?
今春には米国でルンバの最新機種であるルンバ700シリーズが登場しており、まもなく国内でも販売が開始されると予想されます。最新機種は最上位機種のルンバ780、770、760と3種類販売開始されており、購入するのであればやはり最上位機種のルンバ780が狙い目になると思います。
この最新ルンバ700シリーズは残念ながら2011年9月現在国内では購入できないですが、海外の商品転送サービスを利用してオンラインで米国のルンバ販売サイトで購入して米国の転送サービス会社経由で国内へ発送することでも入手可能です。現在のところ米国内のみの発送になっているのでこの手のサービスを利用するか、もしくはeBayなどのオークションで入手する、または最近では一部国内のショップで(円高にもかかわらず・・・)プレミア価格をつけてやや高めの値段設定で販売しているところもありますので、手軽に購入することを優先するのであればそちらを利用する手もあります。
★10月7日より、国内正規代理店のセールスオンデマンドさんよりルンバ700シリーズが発売開始されます!
◆新型ルンバ700シリーズ販売中
レビューを書くと2100円相当のエッジクリーニングブラシプレゼント中!【即納】ルンバ780 ルン… |
※私と同じルンバ577シリーズが並行輸入版だと円高還元で安くなっています。
ところで、このロボット市場ですが2013年には国内で140億円規模と言われており、うち65億円(全体の46%)は家庭用ロボット市場と予測されています。※家庭用ロボットはルンバを代表格とする掃除ロボットやセキュリティーロボットと定義しています。
【出所】NRIレポート
また最近、国内では東芝がサムソンのOEMモデルと思われる自動掃除機を発表しました(2度目の市場投入)。
その時に発表によると東芝はこの家庭用掃除ロボット市場を2010年度は約10万台(277%伸長)、11年度は約17万台(170%伸長)程度と見込んでいますので、それほど大きな市場ではないのでルンバとどれだけ食い合うかの勝負になりそうです。(価格も強気の9万円近くで、機能がよくてもデザインが・・・・・うーん・・・・ せめてガワだけでも日本人受けするデザインにすればよかったと思います。^-^;)
とはいえ、今後、日本少子高齢化時代が進み、ルンバをはじめたとした生活支援型ロボット市場が活性化するのは間違いないでしょう!
<番外編その1>
ちなみに、これまで9か月稼働した結果の被害状況・・・・・
①Apple iPhoneの新品純正コードが巻き取られてしまい断線・・・見るも無残に。どうせならば古いほうをお願いしたかった!
②コードレス電話のACアダプターのコードを巻き取り、電話がテーブルから床へ落下したものの電話機&コードとも無事。未遂に終わる。
次にエラー発信して稼働ストップした事例・・・・・
①クリスマスツリーの足場にのりあげて、車輪から回り。エラー発信・停止状態、息絶える。2度発生。
②ソファー下に頭からつっこみ抜け出せなくてエラー発信・停止。ちなみに、我が家のソファーはルンバが入り込めない程度の隙間(ソファー下約10cm)であるため、なにかの拍子かはいりこむ角度によって挟まってしまいます。ただ今障害物で回避中。4度発生。
③壁にたてかけてあった大きな額縁をその推進力で押し倒し、下敷きになってエラー発信・停止。2度発生。
というわけで、ルンバの通り道にはものを置かないほうが良いです。床ももちろん、たてかけているものも注意が必要です。一番注意すべきはコード類でしょうか。iPhoneの充電コードは購入したばかりのものを引きちぎった状態で車輪にからまっていました。
<番外編その2>
以前レビューしたマキタのハンディークリーナーCL102DWとルンバ577の組み合わせは最強です!
不在時にルンバ、ちょっと気になったらマキタでさくっと掃除。