またAppleが素晴らしいサービスを開始しました。自宅にいながらにして世界の有名大学を含む講義を視聴することができる、iTunes Uです。
正確に言うと、iTunes Uは以前よりiTunesに存在していましたが、その時は映像と音声のみのコンテンツを提供するサービスにすぎませんでした。
専用のアプリケーションiTunes Uを無料ダウンロードで提供し、これまでの音声や映像といったポッドキャスト的教材だけではなく、テキスト+補助教材としての映像・音声といった「コース」がされています。
現在は英語教材メインですが、今後よりインタラクティブな教材が日本を含む世界中から発信されることになると予想されます。そのエコシステム構築のために、Appleは囲い込みのために、そのツールも無償で提供しています。
現在はSkypeを使った英会話サービスもありますが、さらに進化したインタラクテイブな語学サービスを提供する企業もでてくることは間違いないでしょう。iPadやiPhoneさえ、あれば誰でも簡単に受講できる画期的なプラットフォームです。ただ、iTunes UはiPhoneよりはiPadで使ったほうがユーザービリティの面で真価が発揮されると思います。
iPadは表示領域が大きいこともあって、コンテンツ間を行き来するのが便利です。
※但し現在のバージョンではiTunes U⇔iBooksを相互に行き来することができませんでした。
今回私が選択した講座はこちら。The Open Universityの提供する「Ecosystems」です。画面はiPad2です。
◆テキストでメモを残すことができます。iBooksのテキストに残したメモ等もこちらで管理することができます。
◆講義に関連するコンテンツやアプリケーションが表示されており、ダウンロードすることができます。
◆講義テキストを選択すると、iBooksが起動してテキストが開きます。
◆やはりiPad2の大画面でのテキストの読みやすさはiPhoneよりも快適ですね。
◆注目!Apple TV2のユーザーであればAirplayで講義映像をTVへ飛ばして、手元もiPadで教材をみるなどが可能です! これはすごく便利です。^-^
TED PlayerやNHK WORLDアプリ等、英語学習者にとっては無料でこれだけの良質なリッチコンテンツが提供されることは嬉しい限りです。
最後に、ご参考までにiPhone4でのiTunes Uの画面はこちら。iPad版に比べて、画面が小さいため文字の大きさを調節できるものの、使い勝手が良いとはいえません。
◆「+」ボタンを押すことでメモを入力したり、iBooksでつけたメモもこちらで集中管理することができます。
◆映像素材はここからダウンロードかストリーミングで視聴することができます。
◆講義テキストは電子書籍として提供され、ダウンロードすることでiBooksで閲覧することができます。現在のところiTunes UからiBooksへ遷移すると、1クリックでiTunes Uへ戻ることができないのが残念なところ。(バックグラウンドで起動しているのでホームボタンをダブルクリックでiTunes Uの元の画面に戻ることができます)