「切身でつくるアクアパッツア」の作りかたをご紹介します。
アクアパッツアは、水や白ワインと一緒に魚を煮込んだイタリア料理。
魚まるまる一匹でつくるアクアパッツアは見た目も豪華でパーティーメニューには欠かせませんが、少人数であれば切身をつかっても美味しくできます。
今日はブリの幼魚であるイナダを三枚おろしにして、半身は刺身でいただき、残りの半身をアクアパッツアにしました。
ポイントはあからじめ塩・こしょうをして魚の臭みをぬいておくこと。
それだけやっておけば、誰でも失敗なく美味しいスープ料理をつくることができます。
〆はせっかくの美味しいスープなので、旬のアスパラをつかったチーズリゾットに。
お腹も十分に満たされます。
切身でつくる「アクアパッツア」のレシピ
【材料(2人前)】
- イナダ 半身(3枚おろし)、または切身2きれ
- アサリ 塩抜きしたもの 20個程度
- 種なし黒オリーブ 6個(スライス)
- プチトマト 8個(各1/2カット)
- パセリ 適量(みじん切り)
- マイタケ 適量
- 塩、こしょう 適量
- 白ワイン 100cc
- 水 200cc
- ニンニク 1片(みじん切り)
- オリーブオイル 大さじ3
- 最後にオリーブオイル 適量
- アスパラ 4-5本程度(下部の軸のかたいところ中心) 適量
- お好みで種抜き唐辛子1本(なくても可能)
【作り方】
- 魚の両面に塩・こしょう(塩は魚の重量の1%程度)をまんべんなくまぶして30分ほど冷蔵庫へ。
その後キッチンペーパーで水気をふきとる。dalahast丁寧に下処理を行うことで、魚の臭みをとりのぞきます。
- アサリは塩抜きして、よく水で洗い貝殻の汚れをとっておく。
- フライパンにオリーブオイル大さじ3をあたため、みじん切りにしたニンニク(お好みで種抜き唐辛子)を炒めて香りをだす。
- 香りがでたら、魚を皮目からいれて弱めの中火で焼く、皮がぱりっとしたら裏返し、両面焼く。
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皮目を下にしたら、むやみに触らないこと。
皮目を焼くことで香ばしくなります。 - アサリやミニトマト、黒オリーブ、アスパラ(主として下部の軸のかたい部位)、マイタケを入れたら、水200cc、白ワイン100ccを加えて、中火で5~10分ほど蒸し焼きにする。
- アサリがひらいたら(ここでスープの味をみて塩こしょう)、仕上げにオリーブオイルをひとまわし。
- 最後に刻んだパセリを散らして完成。
〆の「アスパラのチーズリゾット」のレシピ
アクアパッツアの〆には、おいしいスープを活かしてシンプルにパスタかリゾットをつくります。
今回は旬の食材をプラスしてシンプルなチーズリゾットに仕立てました。
【材料(2人前)】
- ご飯 2杯分
- アスパラ 4-5本程度(先端の柔らかいところ、アクアパッツアの残り) 適量
- バター 大さじ2
- パセリ みじん切り 適量
- 塩、こしょう 適量
- 粉チーズ 適量
【作り方】
- アクアパッツアを取り分けた後、残ったスープにご飯(冷ご飯でよい)を加えて、中火にかける。
- 火が通ったら、塩、こしょうで味を調えて火をとめ、最後にバター大さじ2と粉チーズ適量を加えて、余熱でよく混ぜ合わせる。
- お好みでみじん切りにしたパセリをかけていただく。
オススメ度:★★★★★
ル・クルーゼでつくりましたが、普通のフライパンでもおいしくできます。
ル・クルーゼでつくりましたが、普通のフライパンでもおいしくできます。