「古墳」好きであれば、一度はきいたことがあるのが「古墳クッション」です。
手にしたものだけがわかる、クッションのフォルム、テクスチャ、デザイン性・使い心地の良さ。
つい先日、Twitter(@dalahast_jp)でこの古墳クッションについてつぶやいたときに、思っていた以上の方に反響をいただきました。
ふるさと納税でいただいた「古墳クッション」前方後円墳の復刻版。
さすが1点づつひとりの職人がつくるので、質感といい、クッションの固さ、厚み、すべての完成度が高い。
古墳好きではないのですが、これはどうしても欲しかった。#ふるさと納税 #奈良県奈良市 #古墳 #古墳クッション pic.twitter.com/OHd5EReyHY— dalahast@あをによし奈良の都 (@dalahast_jp) 2016年12月30日
この古墳クッションは、奈良にある宇宙椅子cosmic re-chair(2012年開業)の椅子張替え職人、フクトククニヲさんが一基一基手作りで”築造”する、古墳好きにはたまらないオリジナル・クッションです。
私は特に古墳に対してそれほど思いれもないのですが、地元奈良にこのような形状のクッションがあることを知り、猛烈に欲しくなりました。
古墳といえば、教科書で登場する大阪堺市にある、全長486mと日本最大の前方後円墳・仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)が有名でおそらく最初に誰もが頭にうかぶ古墳でしょう。
それだけに何故か懐かしいおもいにかられて、おやじの物欲魂が刺激されてしまったのです。
刺激されたしまったが最後、もう早く入手したくてたまらなくなります・・・
ただ気づいたときに時すでに遅し・・・ 古墳クッションは手作り故、量産されておらず、古墳関連のイベントや一部の店舗で買い求めることができるものの、品薄でこれまでなかなかそのチャンスにも恵まれませんでした。
ふるさと納税で入手できる古墳クッション
そんな時、奈良県奈良市の「ふるさと納税」で地元奈良ならではの古墳クッションを謝礼品として取り扱うとのニュースが。
「ふるさと納税」の返礼品として、奈良市が今月から古墳をモチーフにした商品など9点を追加した。
古墳グッズは、県内の古墳が印刷された風呂敷(寄付1万円以上)▽古墳形のクッション(同3万円以上)▽古墳の形を模したテーブルとスツールのセット(同100万円以上)−−の3点。このほか、ふきんと一筆箋のセット、老舗旅館の宿泊券などが追加された。
奈良市は返礼品の充実に取り組んでおり、昨年度の同市への寄付は約2億5000万円と前年度比42・4倍。ただ、奈良市民の他自治体への寄付は約6億6000万円で「流出額」のほうが大きいという。
市は「古墳ファンにとって奈良は聖地。その魅力が伝わる商品で奈良を応援したい思いを引きつけられたら」としている。
寄付金3万円・・・というのに少し躊躇しましたが、復刻版という希少性と地元奈良へふるさと納税できるならば丁度よい機会だということで、年末に納税し、晴れて念願の古墳クッションを入手することができました。
納税することで古墳クッションが入手できて、結果的に奈良の観光産業に活かされるとはなんと素晴らしいことか!(自己満足)
公式サイト 奈良県奈良市 ふるさと納税
公式サイト ふるさとチョイス
ふるさと納税についてはこちらの記事をご覧ください。
古墳クッションの使用感について
それでは、肝心の古墳クッションについて少しレビューを。
まずは古墳クッションの全景になります。
前方後円墳という名称ですが、写真の向きは気にしないでください。
ソファーに使用されるしっかりとした素材、椅子張り専用の生地「モケット(AC65% RY20% PE15%)」を使用しているとのこと。
クッション内部にもソファに使用される、密度・硬さの異なるウレタン、ウレタンチップの三層版築構造となっているので、通常のクッションとは異なり、硬めで非常にしっかりした仕上がりとなっています。
素材だけではなく、職人フクトククニヲさんがソファや椅子の座面をつくる技術をつかっているたけに、細部に渡って丁寧なお仕事を感じる”作品”です。
しっかりと厚みがあるクッションなので、座ってもお尻が安定して痛くなりません。
また前方後円墳のくびれ部分があるため、抱き心地もよく、なかなか癒されるのではないでしょうか。
後円墳の部分のアップ。
なかなかの厚み。ラウンド感がたまりません。
すらりと広がった、前方の部分。
チャックがありますが、決して開けて中身をださないように・・・理由は後述。
前方後円墳の方墳と円墳をつなぐ横のくびれ部分。
この部分に腕がフィットします。
普段はオブジェとしてソファーにおいていますが、リビングで寝っ転がるときに枕として使っていますが、仰向けよりは横にむいたときに心地よいポジションに収まりますので気に入っています。
商品名 | 古墳クッション ラージサイズ(復刻版) |
規格・内容 |
全長約440mm×幅約320mm×厚み約120mm |
特記事項 | 月産個数不明 ※手作りのため時間がかかる可能性あり |
発送時期 | 2013年発売当初のモデルの復刻版 |
古墳クッションのお手入れ方法
せっかくいただいた古墳クッションなので、末永く大切にしていきたいです。
基本的に古墳クッションはカバーをはずして洗うことができません。
クッションのファスナーを開けてカバーを取ると復元困難との注意書きもありました。
そのため、お手入れ方法はとてもデリケート。
面倒ではありますが、築造時の美しい外観を保つためには以下2つを守ること。
・柔らかいブラシで毛の順目方向にそってブラッシングしてください。モケット地は毛の順目方向にそって拭きます。
・汚れが目立つ場合は、ぬるまゆで300〜400倍に薄めた中性洗剤に布を浸して、固く絞って汚れを拭き取ってください。その後、よく水拭きしてから柔らかい布で乾拭きしてください。
他にもある古墳クッション
ところでこの古墳クッションですが、2017年現在、奈良県奈良市だけではなく、大阪府河南町でもふるさと納税で謝礼品として選ぶことができます。
寄付金によって大きさと古墳の形状は異なりますが、寄付金2万円以上3万円以下では、前方後円墳の「古墳クッションちびちびこ」。
一方、奈良県奈良市と同じ寄付金3万円以上5万円未満で手に入れることができるのが、大きめサイズの「金山古墳クッション」。
こちらは前方後円墳ではなく、全国的にもめずらしい双円墳の「金山古墳クッション」です。
カラーはどちらも定番のグリーンとさくら色(ピンク)の2色展開となっています。
商品名 | 金山古墳クッション(グリーン&さくら) |
規格・内容 |
全長約430mm/南丘直径約280mm/北丘直径約200mm/ |
特記事項 | 数量限定(5個/月) |
発送時期 | 通年 |
商品名 | 古墳クッションちびちびこ(グリーン&ピンク) |
規格・内容 |
全長約140mm/前方部幅約110mm/くびれ部幅約75mm |
特記事項 | 数量限定(5個/月) |
発送時期 | 通年 |
公式サイト 大阪府河南町
古墳クッションはふるさと納税で入手できる他、公式サイトや楽天やAmazonでも一部の商品は取扱いがありますので、今すぐ欲しい方や納税3万円はきつい!と思う方は直接ご購入ください。
抱いてよし!枕にしてごろ寝してよし!ソファーに飾ってもよし!
みているだけに癒される古墳クッションはオススメです。
公式サイト 宇宙椅子cosmic re-chair
おまけ:手のり埴輪
古墳クッションとさりげなく一緒に写っているのは、お手製「手のり埴輪」。
ダイソーで「ふわっと軽い粘土」のブラウンがあったので、暇つぶしに数体つくってみました。
調子にのって、埴輪3体+土器1つ。