モバイルバッテリーで定評のあるAnkerよりコンパクトなBuluetooth対応のスピーカーが発売されました。
Bluetooth対応スピーカーはSonyのスマートフォン対応防水機能付きワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-X1」を愛用していますが、このAnkerのスピーカーは実売で1/2とお手軽な価格設定になっています。
オススメ Bluetooth(ブルートゥース)コンパクトスピーカー
▼Anker A7908ホワイト。ブラックと2色展開しています。
▼充実の同梱アクセサリー。安価な商品ですが、Ankerならではの気配りが感じられますね。
トラベルポーチ、3.5mmのオーディオケーブル、充電用マイクロUSBケーブル。
▼本体前面。ボリュームオンと再生&一時停止ボタン。下部の小さな穴はマイクです。
スピーカーは上部にあります。
▼本体右側下に、電源ボタン、AUX挿し込み口、マイクロUSB差し込み口。
▼ソニーのSRS-X1とAnkerのA7908の比較。SONYのほうがやや大きさは小さく、重量は半分と軽いです。
Ankerも価格のわりには質感もよく、それを考慮すると決して悪くはない商品です。
ココがポイント
まずは使ってみてよかったところから。
①サイズ感/デザイン
スピーカーのサイズは80*80*60mmあり、重さは約280gと軽量で女性でも問題なく片手で掴める大きさです。外装の質感もAnkerらしくよい感じです。
一方、SRS-X1は幅約80.5mm、重さは約185gと軽量化されています。
②出力
出力は4Wとこのクラスではモノラルスピーカーとしては必要十分な音量と音域だと思います。ただSRS-X1(1つのスピーカーではモノラル;2台あわせるとステレオ仕様)と比較すると、音域はSRS-X1のほうが断然優れています。
SRS-X1は丸みのある形状と360度に広がるCircle Sound Stage(サークルサウンドステージ)を採用しているため、スピーカー(5W)を中心に360度前方向にわたって、サウンドが広がります。
一方、AnkerのA7908は本体上部にスピーカー(4W)があり、上方にむいているため音の広がりの面ではSRS-X1が圧倒的に優れています。
③対応規格
Bluetooth 4.0規格(下位互換はBluetooth 2.1以上)、フォーマットは標準的なHSP、HFP、A2DP、AVRCPに対応しているのでこのクラスではあれば必要十分かと思います。
④バッテリー
バッテリーは2100mAhあり、1度の充電(フル充電に5時間)で15~20時間は持つので外出先での利用に便利です。外出時にいれて持ち運べるようにAnkerオリジナルのトラベルポーチもついています。
またAnkerの携帯型バッテリーを繋げて使えば万が一のバッテリー切れの時でも安心です。
尚、使用していない時は10分経過すると自動で電源がオフになる仕様ですので万が一のスイッチ切り忘れ時にも安心です。
ちなみに本体バッテリーが少なくなった場合、LEDランプが5分毎に10回点滅する仕様になっています。
⑤その他使い方
付属品には3.5mmのオーディオケーブルがあるのでBluetoothに対応していないオーディオプレイヤーでもケーブル経由でスピーカーに接続ができます。
また、マイクロUSBケーブルがついていますのでPCや充電できるUSBハブから給電することができます。
別売のAC充電ポート(USB接続)を購入すれば、家庭のコンセントより直接充電することができます。
本体がコンパクトなので車中に持ち込み、スマホからBluetooth接続することにより、長時間・長距離ドライブの時でもシガーソケットよりUSB給電すれば問題なく使用できます。
▼別途、PL-WUCHG03のようなUSB充電器を買って接続すれば、コンセントより直接充電ができます。
オススメ Bluetooth(ブルートゥース)コンパクトスピーカー
▼またモバイルバッテリーを接続すると充電しながらスピーカーを使うことも可能です。
あと一歩なところ
次に不満点としては、スイッチ部分が切り替え式のスライドスイッチとして右側下部についていますが、個人的には正面にあればより使いやすいように思いました。
また、SRS-X1と違ってマルチペアリングに対応していないため、接続するデバイスを変更する場合には、以前ペアリングしたデバイスであっても再度設定しなければいけないため注意が必要です。
総じて、この価格でここまでの機能であれば必要十分で、初めてBluetooth対応スピーカー(モノラル仕様)を購入する方にとっては、1選択肢となる大変コスパの高い商品だと思います。
ただもし予算的に許せるのであれば、個人的には先々の用途を考えて、独自技術により音域も広く、防水仕様でより軽量なSRS-X1をオススメします。