AppleTVでAirPlayが安定しない
AppleTV(2nd)をリビングに設置して使っていますが、いつからかAirPlayが不安定になり、コンテンツ再生エラーが多発することが多く、再生されてもすぐにとぎれブラックアウトになったりで、使いものにならず困っていました。
当初は無線LAN親機がリビングではない部屋に設置している関係であったり、他住居の無線LANが干渉しているのではないか?と疑ったり、そもそも視聴するコンテンツが動画ということもあって5GHzのないAppleTVの2.4GHzでは動画再生は厳しいのか・・・と半ば諦めていました。
ところが親機のある設定を見直すことで、AppleTVと親機である無線LANルーター間の通信が安定して接続することができましたので、記録としてシェアします。
AirPlayを安定化させる解決方法とは?
結論から言ってしまうと、AppleTVとAirPlayを使うiOSデバイスが接続している家庭内無線LANの周波数と接続方式を固定にすることで解決します。
自宅の環境では今はAirmacExpress(M9470J/Aモデル)をAppleTV用の親機で使っていますので、その環境で説明します。AppleTV(2nd)は2.4GHzの802.11 a/b/g/n対応ですが、AirmacExpressでは2.4GHzの802.11b/gのみの対応です。AppleTVが802.11gで接続しているときにAirmacExpressも同じ802.11gで接続します。
通常であれば、固定していない場合は一番速度の速い規格から優先的に接続しますので、n→g→bとなるようですが、これを自動選択ではなく、gだけに固定すれば安定します。
よくフライトモードのON/OFFや無線LANの接続ON/OFFで安定するなどといった情報はあるのですが、それはおそらくたまたま同じチャンネルで相互接続した結果、うまくいっただけでその場しのぎだっただけかもしれません。
事実、私の環境でもその方法で一時的に改善することもありました。
この設定以降、我が家ではAppleTVへAirPlayしてiPhoneやiPadのコンテンツを安定して視聴することができています。
もし同じ現象で悩んでいる方がいれば、ぜひ無線LAN(親機)の設定をチェックしてみてください。
P2PでAirPlayを試してみる
現在のApple TVでは無線LAN接続を介さないでP2P(peer to peer)で直接iOSデバイスからAppleTVへAirPlayできるようになっています。
つまり、今回のように無線LAN接続に関わる問題を避けることができるので、まずはAirPlayしたいという方は、こちらを試してみる価値はあるでしょう。