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【Archer BE450レビュー】Wi-Fi7対応&マルチギガビット接続可能!レイアウトフリーな無線LANルーター

4.0

高画質の動画ストリーミングやオンラインゲーム中に、ネットの遅延や接続切れでストレスを感じたことはありませんか?

そんな悩みを抱える方にぜひ注目してほしいのが、今回、ご紹介するTP-Linkの「Archer BE450」です。

このモデルは最新規格であるWi-Fi7に対応し、これまで以上に高速で安定したインターネット接続環境を提供する無線LANルーターです。

2023年12月末に国内で利用解禁されたWi-Fi 7は、最近発売されたiPhone 16シリーズやPixel 9、PlayStation 5 Pro などの最新デバイスが対応しています。

「Archer BE450」は最新の無線規格に対応するだけではなく、2.5Gbpsと10Gbps対応のマルチギガビットポートを搭載
有線接続でギガクラスの光回線やゲーミングPCなどを利用したい、高速で低遅延な環境を求めるユーザーには最適なモデルです。

※「Archer BE450」はAmazon専売モデルとして販売されています。
同じスペックの製品は「Archer BE7200」という名称でも展開されているので、あわせてご確認ください。

TP-Link WiFi 7 無線LANルーター Archer BE7200
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※PR記事:本記事はティーピーリンクジャパン株式会社から商品を提供いただき、個人的に使ってみた感想を中心にレビューをしています。

「Archer BE450」 の製品概要

個人的に注目したポイント

  • 最新規格のWi-Fi7に対応
  • メッシュWi-Fiにも対応
  • マルチギガビット接続(10G, 2.5GWAN/LANポート)
  • USB3.0ポート搭載で簡易NAS構築できる
  • アンテナ内蔵で生活空間になじむミニマルデザイン
  • Tetherアプリで簡単設定

こんな人におすすめ

  • Wi-Fi7に対応した機器を所有している方
  • 10Gの光回線を契約している方
  • ゲーミングPCを安定した有線でマルチギガビット接続したい方
  • 次世代を見据えて、無線LANルーターの乗り換えを検討している方
  • すっきり無線LANルーターを設置したい方

製品仕様について

公式サイト(製品仕様) Archer BE450

製品名 TP-Link Archer BE450
本体サイズ 200 × 176 × 59mm(高さ×幅×奥行)
本体重量 575g
無線通信規格 Wi-Fi 7(be)ax/ac/n/a/g/b
Wi-Fi速度 BE7200
5GHz:5764Mbps
2.4GHz:1376Mbps
6GHz:ー
Wi-Fi性能

デュアルバンド、MU-MIMO、OFDMA、エアタイムフェアネス、DFS、4ストリーム(ストリーム数:2.4GHz帯×2+5GHz帯×2)

動作モード
  •  ルーターモード
  •  ブリッジモード (アクセスポイントモード)
有線WAN/LANポート
  • 10Gbps WAN/LAN×1
  • 2.5Gbps WAN/LAN×1
  • 1Gbps LAN×3
USBポート USB3.2 Gen1(旧USB 3.0)×1
※対応フォーマット:NTFS、exFAT、HFS+、FAT32
※対応機能:FTPサーバー、メディアサーバー、Sambaサーバー
Wi-Fiセキュリティ WPA, WPA2, WPA3, WPA/WPA2-Enterprise (802.1x)
ネットワークセュリティ セキュリティ・ペアレンタルコントロール機能「HomeShield」対応(詳細
VPNサーバ・クライアント
  • OpenVPN
  • PPTP
  • L2TP
  • WireGuard
メッシュWi-Fi

EasyMesh対応(詳細

利用間取り目安 3LDK
電源 12V ⎓ 2.5A
システム要件 Internet Explorer 11/Firefox 12.0/Google Chrome 20.0/Safari 4.0以上の Javaに対応したブラウザ
ルーター管理 TP-Link Tether (iOS, Android)、Web管理画面(GUI)
パッケージ内容
  • Archer BE450本体
  • 電源アダプター
  • Ethernetケーブル(10Gbpsで通信できるCAT6A規格)
  • スタンド
  • クイックインストールガイド
LANケーブルはCat6A対応ケーブルを同梱。
規格上、10Gbpsまで対応可能です。
環境に配慮した、フラストレーション
フリーパッケージ(FFP)を採用

機器設定について

私も長年愛用しているTP-Linkの無線LANルーターをおすすめする理由の1つとして、オリジナルアプリ「Tether」を使うことで、誰でも迷いなく初期設定ができるところです。

定期的なアップデートでさらに使いやすくなったインターフェイスで、はじめて無線LANを設定する方でも、アプリのガイダンスに従って進めるだけで、セットアップすることができます。

スマホ用アプリはこちら。

‎TP-Link Tether
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開発者: TP-LINK GLOBAL INC.
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TIPS

アプリがなくてもPCやスマホのブラウザから、管理画面にもアクセス可能です。

NASの設置して家庭内LANや外部ネットワークから設したい方、より詳細なネットワーク設定をしたい中・上級者の方は、WEBブラウザ経由で管理画面をチェックしましょう。

参考 TP-Linkルーターの管理画面にログインするには

「Archer BE450」 の製品レビュー

コンパクトなボディにも関わらず、高機能・高性能なBE450ですが、ここでは個人的に気に入ったポイントを中心にレビューします。

ポイント1:設置場所を選ばないミニマルデザイン

「Archer BE450」はこれまでのArcherシリーズとは違って、丸みを帯びており、いかにも無線LANルーターという角ばった形状ではありません。

またアンテナも内蔵型のため、マットなブラックカラーとあいまってすっきりとした印象です。

本体サイズは、200 × 176 × 59mm(高さ×幅×奥行)とコンパクト。

設置方法もレイアウトフリー設計で、付属のスタンドを使えば、縦置き・横置き・壁掛けの3通りの設置スタイルの中から、お住まいのレイアウトに合わせて選ぶことができます。

スタンドを底面に使うことで、スリムな縦置きスタイルに
側面にスタンドをつけることで、横置き型に。
引っかけて、壁掛けでも設置可能。

本体底面と側面には付属スタンドを取付可能なくぼみがあり、スライドすることで固定が可能です。

ここがイイネ!ポイント❶

日本の居住空間に適したデザインが〇。

部屋の隅に隠さなくていい、インテリアになじむWi-Fiルーターが欲しいという方にはおすすめ。

設置自由度
が高い!

ポイント2:最新規格Wi-Fi7対応で高速・低遅延な通信

「Archer BE450」の最大のポイントは、次世代のWi-Fi7に対応していること。

Wi-Fi7は従来よりも、より高いスループットを実現できるように設計された規格です。

IEEE 802.11be Extremely High Throughput (EHT)とも呼ばれ、2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域全てを利用可能なため、Wi-Fi6よりも大幅に改善された帯域幅で、遅延が少ないのが特長です。

「Archer BE450」では、最大7.2Gbpsの高速通信が可能となっています。

さらに、Wi-Fi7の技術的進化であるMLO(Multi-Link Operation)機能により、複数の周波数帯域やチャンネルを束ねて同時に活用することで、高いスループットと低遅延を実現しています。

ここがイイネ!ポイント❷

今までのWi-Fi規格では、2.4GHzまたは5GHzのどちらかに接続されていました。

Wi-Fi7のMLO機能を使った接続では、複数チャンネルに同時接続することが可能になります。

「Archer BE450」は2帯域をまとめて使えるので、ストレスのない通信が可能です。

高スループット&低遅延!

ただ1点惜しむらくはは、「Archer BE450」は6GHzに未対応のため、5GHz帯域(最大5,764Mbps、4ストリーム/160MHz)+2.4GHz帯域(最大1,376Mbps、4ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「BE7200」クラスの製品であること。

Wi-Fi7の3帯域(2.5GHz+5GHz+6GHz)を束ねるMLOを最大限活かしたい方には不向きですが、一般的に6GHz帯域は近距離には強いため、接続するデバイスが遠いところにあったり、遮蔽物で遮られる環境にある場合は不利になります。

デュアルバンド(2.4GHz+5GHz)だけの組合せでも、MLO効果もあって、そもそもの通信速度が速いので一般的な家庭での利用では特に問題ないでしょう。

参考 WiFi7とは?(TP-Link公式)

ネットワークパフォーマンス結果

ここでは、「Archer BE450」単体によるBE7200の無線通信環境を構築してパフォーマンスのテストしてみました。

計測環境
  • 通信環境:上位回線1Gbps CATV光回線、共用LANタイプ
  • テスト空間:鉄筋マンション、100㎡(3~4LDK相当)
  • 計測時間:混雑しそうな午後22時頃
  • 計測ツール:速度はFast.com、状態はWi-Fiミレル利用
  • 設置方法:親機(Archer BE450)をマルメディアコンセント接続
  • 接続デバイス:iPhone 16 Pro(Wi-Fi7対応)

「Archer BE450」単体でもその性能の高さから、遮蔽物のある居住空間でも、もっとも離れた場所では電波が減衰(電波状態が悪い=黄色・赤色)しているものの、おしなべて部屋のすみずみまで電波が届いている(電波状態が良い=緑色)のがわかります。

一方で、通信速度は親機近くであれば560Mbpsの速度がでていますが、離れた場所では150Mbpsと弱くなっています。

今回、Wi-Fi7に対応したiPhone 16 Proで計測したところ、Wi-Fi 6E対応無線LANルーター(Deco XE75単体)と比べて、実行速度も電波の広がりも大きく改善していることがわかりました。

Archer BE450(Wi-Fi7対応 )への接続
Deco XE75(Wi-Fi6E対応)単体への接続

電波を拡張するならメッシュWi-Fi

今回のテストでは「Archer BE450」単体で計測したため、わが家の環境では、設置場所から受信デバイスが離れるほど電波が減衰して通信速度も落ちました。

わが家はDeco XE75×2台によるメッシュWi-Fi環境でネットワークを構築しているので、Wi-Fiがどの部屋でも快適に利用できています。

もし電波を部屋のすみずみまで拡張したい場合は、「Archer BE450」はEasyMeshに対応しているので安心です。

後付けで子機を追加することで、メッシュWi-Fi環境を簡単に構築することが可能(注意:同社のDecoシリーズとは別規格)で、無線のカバレッジを広げることができます。

Wi-Fi7に対応した機器(例えばArcher BE450)をもう1台導入することで、今以上のパワフルなネット環境をつくりだすことが可能になるのです。

EashMeshとは?

「EasyMesh」とは、Wi-Fi Allianceが策定した業界標準規格で、メーカー間での相互接続が可能なメッシュWi-Fi規格。

OneMeshではできなかった、ルーター同士のメッシュWi-Fiも構築可能です。

独自規格のOneMeshや、Decoシリーズのメッシュ規格と互換性はないので注意しましょう。

Archer BE450
同士でもOK!

参考 EasyMeshとは?(TP-Link公式)
参考 TP-Link EasyMesh対応デバイス一覧

ポイント3:外部ポートが充実(MultiGbE対応・USB接続)

マルチギガビット対応WAN/LANポート搭載

「Archer BE450」は、10Gおよび2.5Gの有線接続に対応し、10GbpsのWAN/LANポート×1と2.5GbpsのWAN/LANポート×1を搭載しています。

マルチギガビットポートは高速回線を契約しているユーザーだけではなく、家庭内LANで利用するNASへの接続や高速・低遅延な環境を必要とするゲーミングPCへの有線接続でもメリットを十分享受することができます。

簡易NASも構築可能なUSBポート搭載

「Archer BE450」には、背面に高速なUSB3.0ポートを1つ搭載。

USBメモリーや外付けHDDを接続することで、「簡易NAS」の環境を簡単に構築することができます。

参考 どのように簡易NAS機能を利用しますか?(TP-Link公式)

ここがイイネ!ポイント❸

充実した有線ポートは、中・上級者にも満足できる仕様です。

今後、高速回線に切り替える予定があるひとや、ゲーミングPCでストレスなくプレイできる低レンテンシーなネットワーク環境を整えたい方には〇。

コスト抜群!いち早くWi-Fi7を体験したい方にはおすすめ!

総合評価:★★★★☆
良かったところ
気になるところ
  • 最新規格のWi-Fi 7対応
  • マルギガビット接続可能なWAN/LANポート搭載
  • USBポートで簡易NAS構築可能
  • レイアウトフリー筐体設計
  • メッシュWi-Fiも構築可能
  • CAT6Aケーブル同梱
  • 性能と価格のバランス
  • 6GHzに未対応
  • 4ストリーム

「Archer BE450」は、最新のWi-Fi 7対応し10Gbpsの高速回線ポートを備えながら、価格が2万円台と非常にコストパフォーマンスの高いルーターです。

今後、Wi-Fi 7対応デバイスが増えていく中で、iPhone 16シリーズやPixel 9などの最新スマホユーザーはもちろん、PlayStation 5 Proなど対応デバイスを既に使用している方、または購入を検討している方にとって、長期的に安心して利用できる選択肢の1つになるでしょう。

一方で、Wi-Fi7の性能を最大限に活かす6GHz帯への対応がなく、4ストリームに限定される点には注意が必要です。

ご家庭で多数のIoTデバイスをネットワークに接続し、複数台を同時に使用したい場合は、同社の上位機種でトライバンド対応モデルである「Archer BE550を検討する価値があるかもしれません。

とはいえ、総合的にみて、「Archer BE450」はコストと性能のバランスに優れたモデルであり、次世代のネットワーク環境を求める方にはおすすめできる完成度を備えています。

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この記事を書いたのは

dalahast_shikaku2

dalahast(ダーラヘスト; @dalahast_jp)です。ほぼ週末限定の趣味のお料理以外に日々の暮らしのなかで興味をもったこと等を 気の向くままに徒然に綴っています。
詳しいプロフィールはこちら

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