
オンラインゲームは高品質なプレイ環境が求められていますが、その鍵となるのが、安定した高速インターネットです。
特にWi-Fi環境は、ゲームの快適さを大きく左右する重要な要素になっています。
今回紹介する「Archer GE550」は、次世代規格であるWi-Fi 7に対応したゲーミングルーター。
従来のWi-Fi 6を上回る高速かつ安定した通信に加え、ゲーマー向けの独自機能を搭載し、オンラインプレイには致命的な通信ラグや遅延を最小限に抑え、スムーズなゲームプレイを実現します。
※PR記事:本記事はティーピーリンクジャパン株式会社から商品を提供いただき、実際の居住環境にて個人的に使ってみた感想を中心にレビューをしています。
「Archer GE550」の製品概要

注目のポイント

こんな人におすすめ
製品仕様について
公式サイト(製品仕様) Archer GE550
製品名 | Archer GE550 |
メーカー | TP-Link |
本体サイズ | 237×129.5×193mm |
本体重量 | 1,110g |
CPU | 2GB RAM搭載クアッドコア |
無線通信規格 | Wi-Fi7(be) ax/ac/n/a/g/b |
Wi-Fi速度 | BE9300
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Wi-Fi性能 | Multi-Link Operation (MLO)、320MHz帯域幅、4K-QAM、Multi-RU ※クライアント端末側もそれらに対応している必要あり |
アンテナ数 | 高性能アンテナ×4本(内蔵) |
動作モード |
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有線WAN/LANポート |
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USBポート | USB 3.0ポート(USB 5Gbps)×1 ※対応フォーマット:NTFS, exFAT, HFS+, FAT32 ※対応機能:FTPサーバー、メディアサーバー、Sambaサーバー |
Wi-Fiセキュリティ | WPA、WPA2、WPA3、WPA/WPA2-エンタープライズ (802.1x) |
ネットワークセキュリティ | HomeShieldセキュリティ対応(詳細) |
VPNサーバ・クライアント |
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メッシュWi-Fi | EasyMesh対応(詳細) |
ゲームセンター |
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ルーター管理 |
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パッケージ内容 |
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機器設定について
私も長年愛用しているTP-Linkの無線LANルーターをおすすめする理由の1つとして、オリジナルアプリ「Tether」を使うことで、誰でも迷いなく初期設定ができるところです。
定期的なアップデートでさらに使いやすくなったインターフェイスで、はじめて無線LANを設定する方でも、アプリのガイダンスに従って進めるだけで、セットアップすることができます。
スマホ用アプリはこちら。
スマホアプリ以外にもブラウザーよりWEB管理画面にアクセスすることで、詳細を設定することもできます。
「Archer GE550」の製品レビュー
特長1:ゲーミングPCライクなデザイン
本体デザイン
「Archer GE550」はArcherシリーズ同様のマットなブラックカラー。
いわゆるゲーミングルーターと言えば、外部アンテナが複数飛びだした形状のものが多いですが、アンテナ4本を本体に内蔵しているため、スッキリしたデザインです。

本体は正面からみると、山型形状になっています。

本体サイズは237×129.5×193mmと、従来のArcherシリーズと比較すると少し大きめ。
壁掛けや横置きはできない据え置き型で、スペースの確保は必須。

下:本体下部にも通気口があるため排熱性は十分
パワーが必要なゲーミングルーターだけあって、CPUには2GB RAMを搭載したクアッドコアを採用。
気になる放熱性についても、本体に大型ヒートシンクが内蔵されており、本体上部と下部には冷却用の通気口があるので、効率的なエアーフローができる構造になっているので安心です。
本体背面(ポート類)

「Archer GE550」は外部ポートも充実しています。
本体背面には、5GbpsのWAN/LANポートをそれぞれ1つ搭載し、さらに2.5GbpsLANポート×3もあるので、通信ラグが気になるので有線接続必須と考えるゲームユーザーにも満足できる仕様です。
外付けのHDD/SSDやUSBメモリーを接続して簡易NASを構築できる、USB3.0ポートもあるので、ファイル共有もしやすいですね。
特長2:Wi-Fi7トライバンド&メッシュWi-Fi対応

「Archer GE550」は最新の無線通信規格である「Wi-Fi7」に対応しています。
IEEE 802.11be Extremely High Throughput (EHT)とも呼ばれ、2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域(トライバンド)全てを利用可能なため、Wi-Fi6よりも大幅に改善された帯域幅で、遅延が少ないのが特長です。
「Archer GE550」では、最大9.2Gbpsの高速通信が可能となっています。
さらに、Wi-Fi7の技術的進化であるMLO(Multi-Link Operation)機能により、複数の周波数帯域やチャンネルを束ねて同時に活用することで、高いスループットと低遅延を実現しています。
ネットワークパフォーマンス結果
ここでは、「Archer GE550」単体によるBE9300の無線通信環境を構築して、ネットワークのパフォーマンスを測定してみました。

この環境下に計測した結果がこちら。

「Archer GE550」単体でも、4本の内蔵アンテナのおかげで、壁やドアなど物理的な遮蔽物があるにもかかわらず、居住スペース全体にわたってWi-Fiの電波が届いているのがわかります。
複数バンドを束ねるMLP機能の効果もあって、混雑する時間にもかかわらず、Archer GE550本体近くではDownlinkが770Mbpsと高速、さらにUplinkも890Mbpsまでの速度がでてます。
一方、最も遠く離れた場所でも、レイテンシーも低く、そこそこのスピードがでているため、通常のインターネット利用であれば必要十分な無線環境を、Archer GE5501台でも構築できています。
参考までに、Archer GE550本体近くで計測した結果です。

こちらは、Archer GE550本体から最も離れた部屋の片隅で計測した結果です。

電波を拡張するならメッシュWi-Fi
今回のテストでは「Archer GE550」単体で計測したにも関わらず、わが家の環境では無線LANの電波は居住スペース全体に広がっていました。
ただ、設置場所から受信デバイスが離れるほど電波が減衰して実際の通信速度は落ちていました。
それでも十分使える速度と安定感ですが、もし電波を部屋のすみずみまで拡張したい場合は、「Archer GE550」はEasyMeshに対応しているので安心です。
後付けで子機を追加することで、メッシュWi-Fi環境を簡単に構築することが可能(注意:同社のDecoシリーズとは別規格)で、無線のカバレッジを広げることができます。
Wi-Fi7に対応した機器(例えばArcher GE550等の無線LANルーターや中継器)をもう1台導入することで、今以上のパワフルなネット環境をつくりだすことが可能になります。
まず1台設置して様子をみて、部屋によっては無線が安定しない時は、EasyMesh対応機器を追加するだけで無線LANを拡張できるので無駄にはなりません。
参考 EasyMeshとは?(TP-Link公式)
参考 TP-Link EasyMesh対応デバイス一覧
特長3:ゲームユーザーに特化した機能搭載
「Archer GE550」はクアッドコアのCPUパワーに加え、最新のWi-Fi7に対応しているため、通信速度に関しては特に問題ないスペックですが、特に通信ラグが気になるゲームユーザーにとって嬉しい機能が搭載されています。
専用アプリ「Tether」またはWEB管理画面にて、簡単に機能をオンにするだけ。

その他、アプリからはネットワーク接続状態やルーターのパフォーマンス、ゲーム統計情報などへもアクセス可能です。
ゲームブースト機能(QoS)
ゲームセンター画面>ゲームブーストにて機能を有効化すると、PC・家庭用ゲーム機器・スマホのゲーム専用の5GHzチャンネルが利用可能となります。
設定後はゲームを起動するだけで自動的にルーターが認識して、ゲームアプリやサーバの通信を優先しておこなうようになります。

ゲーム専用5Gbps LANポート
無線による5GHzのゲーミング専用バンド以外にも、有線で接続したいユーザーにも配慮。
本体背面にある「ゲーミングLANポート(5Gbps)」に直接ゲーミングPCや家庭用ゲーム機器を有線LAN接続することで、自動的にゲームデバイスのトラフィックを判別して優先化。
ゲームに必要な帯域幅を自動的に確保するため、安定した環境でプレイが可能となります。

安定したプレイが可能
GPN(Game Private Network)にも対応

「Archer GE550」は、GPN(Game Private Network)に対応。
通信ラグやパケットロスが気になるヘビーゲーマーにも充分応えます。
サードパーティーのWTFast(有料GPNサービス)を利用可能で、ルーターの設定画面からログインすることで連携することができます。※利用にはWTFastと契約が必要です(3日間無料トライアルあり)。

カスタマイズ可能なLEDイルミネーション
本体のLEDライトはアプリの「RGBエフェクト」から自分好みのイルミネーションを設定することができます。
ゲーミングPC部屋にぴったりの演出が可能です。


ゲーム体験を極限にまで高める、次世代ゲーミングルーター

以上、TP-Linkの「Archer GE550」のレビューでした。
「Archer GE550」は、
が特長のゲーミングルーターでした。
基本的なWi-Fiルーターとしての性能はもちろんのこと、PCゲーマーをはじめ、PS5やSwitchなどの家庭用ゲーム機器ユーザーからライトなスマホゲームユーザーまで、有線・無線接続ともに安定した通信を実現する機能を搭載しています。
Wi-Fi7ルーターとしては高めの価格設定ですがオンラインゲーム体験を求めるユーザーにとって、有力な選択肢となるでしょう。