内玄関のダウンライトとして使っているレフ電球をLED電球(電球色)に交換しました。
選定のポイントは3つ。
①言わずもがな、LEDに交換することで消費電力を抑えたい
②帰宅時など自動で点灯、消灯できる環境にしたい
③電球の色はレフ電球同等の電球色
この3つのポイントを満たす商品が今回購入・設置したパナソニックのLED電球「LDA10LHKUGK」です。
最近の新築物件では人感センサーで電気を自動点灯・消灯できる照明器具はすでに取り付けられているケースも多く、珍しくもないのですが、このLED電球がすごいところは電球そのものに人感センサーを内蔵してしまっているところです。
つまり、特になにか工事をする必要もなく、すでに設置してい電球をこのLED電球に交換するだけで、自動点灯・消灯の環境ができてしまうのです。
夜暗くなってから帰宅すると、ドアを開けた瞬間に自動点灯でお出迎え。
暗い中でスイッチをわざわざ押さなくてもよいのが快適で、防犯対策としてもおすすめです。
またいなくなって1分後に自動消灯するので、電球の消し忘れ予防にもなりますね。
ひとセンサー付きLED電球のレビュー
まずは仕様の確認です。今回購入したLDA10LHKUGKは電球色ですが、型番LDA10DHKUGKの昼光色の2色展開となっています。
また内玄関用だけではなく、トイレ用につくられたひとセンサー付LED電球の型番LDA6LHKUTL(電球色)とLDA6DHKUTL(昼光色)もあります。
こちらは40形相当の485lmと、内玄関用と比べると明るさは抑えられています。
LDA10LHKUGK(電球色)仕様について
・光色:電球色
・口金:E26
・調光器タイオウ:非対応
・定格消費電力:10.0W
・定格寿命:40,000時間
・全光束 (ランプ単体の明るさ):一般電球の60W形相当 810lm
・寸法:外径58mm×長さ121mm
・質量:158g
以前使っていたレフ電球との大きさ比較をしてみると、長さはほぼ同じなのでわが家では延長ソケットをつけることなく、そのまま設置できました。
レフ電球と比較すると、形状的に明るさの広がりは狭くなるかもしれませんが、電球色の810lm(ルーメン)なので、内玄関での使用には十分な明るさで気になりません。
↓LED電球の先端には「ひとセンサー」の突起部分があります。こちらで人を検知するようになっています。
それでは、実際に点灯・消灯状況を把握するために私が撮影した動画をご参考までにご覧ください。
この動画でもわかるように、
・電球は1分間点灯する。
・電球は突然消えるのではなく、1分後に徐々に消えていく。
・電球直下直径1.5mの範囲は「微動検知機能搭載」で人がいる時はわずかな動きでも検知。
通常の検知範囲は約50cmの動き、微動検知範囲は約20cmの動きで検知します。
・検知範囲は電球より下方2.2m、直径5mの範囲となります。下図ご参照。
一応、明るさセンサー搭載ですが、わが家の環境では常時感知して点灯します。
ただ、難点もあり、
・人感センサーは高温環境で弱く、特に夏場で感度が落ちてしまう可能性もあるとのこと(設置環境による)。
こちらは来年の夏にセンサーの反応状況がどうなるのか?覚えていましたらこちらでお知らせします・・・
・またLED電球の810lm(ルーメン)は一般照明用電球の60W形相当の明るさになるものの、もとからついていたレフ電球は90W相当なのでやや明るさの点では劣ります。
LED電球の明るさについてはこちらの記事をご参照ください。
肝心の消費電力はいくら程度になるのか?
もとがレフ電球の100V/90Wだったので、比較するとやや暗めになってしまいますが、内玄関での利用には問題ない明るさです。
気になる電気代ですが、
・消費電力が10Wなので、24時間365日利用した場合、2,269.72円(東京電力の場合)
となり、レフ電球の90Wと比較すると年間を通じて1/9程度のコストになります。
また人感センサー感知のために電源オン状態にしておく必要がありますが、その場合の
・待機電力は0.2Wと24時間365日使用で電気代は約40~45円程度
です。
切り替えコストを考えるともう少しLED電球が安価になればよいのですが、十分にカバーできるほど初期投資となるLED電球の価格は下がってきています。
ランニングコストも待機電力を合わせても意外と気にならないレベルで、なによりも利便性があがるメリットが大きいです。
この価値をどう考えるかは人それぞれですが交換する価値あり!とさせていただきます。
LED電球とひとセンサーの寿命は?
またLED電球と人感センサーの寿命が気になりますが、仕様によると40,000時間となっています。
これはずっと点灯し続けて約4.6年程度(これは実際の利用シーンではありえませんが)。
一般的にLEDの寿命は10年とのことですのでLEDそのものは心配はしていませんが、問題は人感センサーの部分です。
こちら気になったのでパナソニックに問い合わせてみました。そしていただいだ回答がこちら。
弊社のひとセンサータイプのLED電球につきましては、センサー機能が主な機能のため、LED素子の光束が初期の70%より低下するものとLEDを駆動する点灯回路(ひとセンサー部含む)の故障するものが全体の50%となる時間が40000hとなるように設計しております。
従いまして、初期の全光束の70%を維持しているランプ数と点灯回路(センサー部含む)の故障ランプの数をあわせた数の割合が50%となる時間を40000hとしております。
その割合の目安はWEBカタログ(下記URL)の214ページの残存率(寿命)の項目に記載されていますので、参考にしていただければと思います。
http://esctlg.panasonic.biz/
iportal/cv.do?c=3588400000&pg= 1&v=PEWJ0001
なるほど納得。寿命はトータルでの残存率を勘案して40,000時間になっているとのことでしたので安心ですね。
ひとセンサー付LED電球のまとめ
購入前はひとセンサー部分の感度や寿命が気になっていたのですが、実際使ってみると価格以上の利便性を得たことを実感しています。
まだまだ慣れていないので思わずスイッチをオン・オフしてしまいがちですが、両手がふさがっていたり、夜帰宅時にドアをあけた瞬間に点灯するのは大変便利です。次はトイレ用も買ってみようかと検討中です。
こちらのLED記事もいかがでしょうか?