1年には5つの節句があります。
1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(たなばた)、9月9日の重陽(ちょうよう)とされ、もとは中国から伝わったものです。
数字が奇数なのは陽の数として縁起のよい数とされているからです。
そして、本日3月3日は雛祭り。
ひな祭りと言えば、昨年はいなり寿司の雛祭りバージョンでしたが、ちらし寿司を食べることが定番になっています。
男子たるもの桃の節句とはいえ、「食」には目がない私なので、今年は紅白にみたてた、かわいい「てまり寿司」をつくって祝いました。
ひな祭りにピッタリ!な簡単てまり寿司の作り方
【材料(二人前)】
・スモークサーモン 8枚(それぞれ半分に切り、16切にする)
・鯛の刺身 16枚(柵をそぎ切りにしたもの)
<寿司飯>
・米 400ml(カップ2)
・昆布 1枚 5cm四方
<合わせ酢>
・酢 カップ1/4
・塩 小さじ1/2
・砂糖 大さじ1/2
<A>
・生姜(せん切り) 30g
・白ごま 大さじ2
・わさび 適量
・醤油 適量
【作り方】
1. まず寿司飯をつくる。
米は手早くといで鍋に入れて、水カップ2を注いで1時間おいておく。昆布を加え、蓋をして強火にかけ、煮立ったら手早く昆布を取り出す。再び蓋をして、煮立ったらごく弱火にして、12~13分間炊いて火を止め、そのまま9分間蒸らす。
2. 合わせ酢の材料は合わせておく。寿司桶は濡れた布巾で拭いて湿らせておくとよい。
3. 寿司桶に鍋のご飯をあけて、山をくずさないようにしつつ、合わせ酢をシャモジを伝わせながら、回しかける。
シャモジをねかせてなでるようにして、手早く全体に行き渡らせる。
ウチワであおぎながら、シャモジでご飯を切るようにしてなじませて、千切りにした生姜と白ごま大さじ2を加えて、サックリと混ぜあわせる。
4. 3が人肌くらいの温もりがあるうちに、てまり寿司1個当たり30g分ずつ軽く握って少し平たく丸め、16個つくる。
5. まな板に固く絞ったぬれ布巾(もしくはラップ)を広げ、その中央にそれぞれ具を並べて置く。(1個につき、鯛もスモークサーモンも2切れずつ。)
6. 4の寿司飯1個を中心に置いて、布巾ごと茶巾を絞る要領で軽めに握る。
7. 鯛とスモークサーモンの手まり寿司を、市松模様に皿へ盛る。鯛の中央にはわさびを乗せる。
そして、付け合わせは「炒り鶏」。広くは筑前煮、九州では「がめ煮」と呼ばれている煮物です。
濃い目の味付けがさっぱりしたてまり寿司にもぴったりです。
お酒もすすむ一品。