長年愛用してきた電気シェーバー「ラムダッシュ」が最近になって、充電をしてもすぐにバッテリー切れになってしまう現象が続くようになりました。
満充電の100%にしても、使っているとすぐに20%にまでゲージが下がってしまいます。
考えてみれば、2013年に購入してから、もう8年も経過しており、外刃・内刃は定期的に交換していたものの、そろそろバッテリーも劣化してくるタイミングかもしれません。
今回交換するのはパナソニックのラムダッシュES-LV52(2012製)です。
メーカーの修理代金を調べてみると、意外と高くつくことがわかります。
モデル名での診断結果では・・・¥6,000(税込)程度 高い!
そこで内蔵されている充電用の電池を、自分で交換してみることにしました。
実は前モデルも電池交換をしたことがあったのですが、電池が劣化していたためか、充電してもうまく動作することがありませんでした。
つまり、前回は一度失敗した経験があり、今回はリベンジです。
とはいっても、失敗するほど複雑でもなく、いくつかのポイントで注意深く作業することで、だれでも簡単に電池の交換はできます。
防水加工がほどこされていることもあり、分解して電池を交換することでメーカー保証対象外となることに注意しましょう。
あくまでも自己責任になります。
交換に必要なもの・あると便利なもの
交換に必要なものは、
- 交換用の電池(メーカー品)
- 精密ドライバー(プラス)
の2つ。
交換用の電池は、型番にあったものを買いましょう。
ラムダッシュ「ES-LV52」の場合、ESLV9XL2507が型番です。
ほとんどの機種は共通ですが、念のためお手持ちのラムダッシュのモデルに対応した電池の型番を確認しておきましょう。
参考 「ESLV9XL2507」充電池の対応機種
基本的にはメーカーは自分で交換することじたい禁じていますので、メーカーから取り寄せることができません。
Amazonや楽天などでパーツ販売している業者から購入することになります。
注意点としては、中には製造年が古いもの(バッテリー経年劣化の可能性が高い)を送りつけてくる業者もいるため、なるべく評判のよい業者から購入することでリスクを下げることができます。
私が今回12月に購入した電池は、乾電池がはいっていた外箱に製造年月日として「20210514」と記載されていました。
販売店によっては商品説明に製造年月を明記しているところもあるので、それを参考にするとよいでしょう。
精密ドライバーは1本でよいですが、あるとなにかと便利なので、もしもっていないのであれば、この機会に1セット買っておきましょう。
私が使っているのはこちら。
これまでも何度かブログの中でも登場してきている、ドライバーなどのセットです。
参考 人気のドライバーセット
また、分解すると想像以上に髭カスなどで内部が汚れているので、掃除用にティッシュや綿棒があると便利です。
あるいはエアーダスターがあれば、屋外でパ-ツの汚れをきれいに吹き落とすことができます。
具体的な交換の手順(写真つき)
具体的な分解手順は、実はパナソニックの取扱説明書に「廃棄する際の電池の取り外し方」として記載されています。
こちらを参考に順番にネジをはずしていくことで、だれでも簡単に分解が可能です。
- 手順1カバーの取り外し(下部)本体下部の電源ケーブルを接続する端子あたりにある1本のネジをはずし、下カバーを下にスライドして外す
※ネジが固いのでなめないようにサイズのあった精密ドライバーで抑えながらまわすこと。 - 手順2背面カバーの取り外し背面カバーには爪が6本あるので、注意深く取り外す。
- 手順3ネックカバーの取り外しヘッドと本体をつなぐネックカバーも取り外す。
- 手順4電池ボックカバーの取り外し背面カバーを外すと、白い電池ボックスがあるので、周辺のネジ6本をすべてはずす。
防水用のパッキンに注意しながら、カバーを上に持ち上げて外す。 - 手順5古い電池を取り外す古い電池を上にひっぱりながら取り出す。
※マイナスドライバーなどがあればテコの原理で差し込むと簡単に持ち上がる。
※乾電池の電極方向を必ず確認しておくこと。ES-LV52の場合、上の写真では右方が+です。 - 手順6新しい電池を取りつける交換用の電池を電極を間違えないように取りつける。
- 手順7元通りに組み立てる取り外したときと逆の手順で元に戻します。
- 手順8フル充電して動作確認をおこなう。※交換してすぐ電源をオンにしても、シェーバーが動かないような仕様です。ACアダプターに接続して充電することで使えるようになります。
また、新品バッテリーへ交換したばかりの時は、初回時でフル充電してもバッテリー低下の現象がみられる場合があります。
その場合は、フル充電と放電を繰り返すことで、電池のもつ本来の性能がでるようになります。
私は以前のモデルで電池交換をおこなったときに、それに気づかず電池交換に失敗したのだと勘違いしていました(実は成功していた・・・)。
古い電池はリサイクル回収ボックスへ
ラムダッシュの電池は、エネループなどの充電池と同じニッケル水素電池です。
リサイクル可能な資源ですので、量販店などにある「リサイクル回収ボックス」へだしましょう。
参考記事 使用済み電池やバッテリーなどの処分方法
ラムダッシュ用充電スタンドでスッキリ収納(豆情報)
充電池の交換からそれてしまいますが、充電池関連ということで充電スタンドの話を。
ラムダッシュ単品には充電スタンドが付属しておらず、出しっぱなしだと本体をそのまま横にしておいておくしかないので、洗面所の有効スペースをつぶしているようでスッキリしません。
DIYでスタンドをつくろうかな・・・と思っていたところ、公式オプションパーツで流用できそうなものを発見。
公式サイトの製品情報にも記載されていないのですが、実はラムダッシュ用の充電スタンド「ESSF23K7657」は、充電端子の形状が同じであれば流用可能です。
パナソニックのシェーバーの充電用端子(下写真参照)は長年変更することもなく、共有タイプです。
充電スタンドの側面にある端子にACアダプターを接続すると、立てたまま充電も可能となり、見た目もすっきりします。
私の所有する10年近く経過した「ES-LV52」でも、もちろん充電スタンドが流用できました。
一見、不安定そうに見えるのですが、充電端子を差し込むとがっちり固定されて倒れません。
立てて収納・充電できるので、洗面所もすっきり整理されて満足度高し!
充電池を交換した次いでに、充電スタンドもいかがでしょうか?
まとめ:電気シェーバー「ラムダッシュ」の電池を自分で交換して末永く使おう!
以上、パナソニックの電気シェーバー「ラムダッシュ」の電池を自分で交換する方法のご紹介でした。
長く愛用しているシェーバーだからこそ、愛着もあるもの。
最近のモデルは6枚刃などさらに進化していて、ついつい新しいものに目がいきがちですが、早々乗り換えるのではなく、電池を交換するだけで末永く利用することができます。
メーカーに修理依頼すると高くなりがちな修理も、電池交換であればだれでも実践でき、環境にもお財布にもやさしいので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
今回使ったアイテム
交換用電池(ラムダッシュ用)※対応モデルは要確認
使った道具
参考 人気のドライバーセット