酢豚といえば、定番はパイナップルや野菜がたくさんはいったケッチャップ味の広東酢豚を思い浮かべてしまいます。
私はあの甘酸っぱいかんじが苦手で(特にケチャップソースのからんだパイナップルがあまり好みではない)、これまではあの甘ったるくて甘酸っぱい酢豚は敬遠していました。
そんな私がお気に入りの酢豚が今日紹介する「北京酢豚」です。
黒酢でさっぱり豚肉だけをつかったシンプルな酢豚は、甘酸っぱい広東酢豚が苦手の方でも美味しくいただける酢豚。
つけあわせの千切りのキャベツと合わせて食べるソースにからんだ酢豚は、白いご飯のおかずとしてもぴったり、絶品ですよ。
炊きたての白いご飯と、トマトと卵の中華スープをそえて。
黒酢が決め手!大人の北京酢豚のレシピ
ポイント 黒酢でコクとさっぱり感をだした北京酢豚は大人の味
ポイント 豚肉に切れ目をいれておくと、揚げやすくソースもからみやすくなる
【材料(2人前)】
・肩ロース肉(塊) 300g程度
・白ごま 大さじ1(半ずりにしておく)
・塩 小さじ1/3
・こしょう 少々
・酒 大さじ1
・片栗粉 大さじ2
・サラダ油 適量
・黒胡椒(お好みで)
・キャベツ 適量(千切りして水にさらしておく)
<ソース>
・黒酢 大さじ3 ※鎮江香醋がおすすめ
・砂糖 大さじ2、またはハチミツ・きび砂糖でもOK
・塩 小さじ1/2
・酒 大さじ2、または紹興酒を同量でもOK
【材料】
1.豚肉(肩ロース肉の塊)は3㎝角に切り、1㎝程度の深さの切り目をいれて火を通りやすくしておく。
2.ボウルに1の3㎝角に切った豚肉と酒(大さじ1)、こしょう(少々)、塩(小さじ1/3)を順にいれて、都度揉みこみ、20分程度室温でおいておく。
3.ソースの調味料をすべてあわせておく。
4.2の漬け込んだ豚肉に片栗粉(大さじ2)をまんべんなくまぶしいれる。
5.鍋に油をいれ、170℃に熱し、4の片栗粉をまぶした豚肉を投入、返しながら表面がカリッときつね色になるまで揚げる。
6.フライパンに3のソースをいれて、中火にかけて煮立たせる。
7.煮立ったら、5の揚げた豚肉を加え、全体にソースをからめる。
8.汁気がなくなり、全体的に照りがでてきたら、事前に半ずりにした白ごまを加えて混ぜ合わせる。
9.千切りしたキャベツを器に盛り、その上に8の酢豚を盛り付けて完成。
10.お好みで黒胡椒をふって食べると香りがよい。また千切りしたキャベツではなく、水にさらした白髪ねぎ+糸唐辛子を散らしても美味しいです。
そして、いつものトマトと卵の中華スープ。今回は絹ごし豆腐を加えています。
本日使った黒酢はこちら。
より本格的な風味にする場合は、もち米を原料とした中国の黒酢、中国香醋(香酢)はこちらがオススメです。
お手軽サイズの紹興酒もあります。
家庭向けの中華料理の鉄板レシピはこちらのウー・ウェンさんの本がおすすめ。