LEDデスクライトは長寿命で省電力、電気代トータルでいえばコストパフォーマンスは高く、今では学習や作業スペースには欠かせない人気の商品です。
実は、これまでもLEDデスクライトは使っていましたが、購入したのが6年前でちょうどLEDを使ったデスクライトが世の中に出始めた頃の商品だったこともあり、長年使っているといくつか不満点がありました。
特に気になっていたのは、”LED照明の眩しさ”と”スタンドの可動範囲の狭さ”、そして”アームのぎこちなさ”でした。
明かりは一様なので、時間帯によっては眩しすぎて、照らす対象物に反射してみづらいこともありました。
またスタンドアームそのものも、それほど柔軟に動かせるものではなかったこともあり、自分の見やすい位置へLEDの明かりを移動するにもストレスがありました。
毎日使うものだけに、そろそろ新しいLEDデスクライトを探してみようと考えていたところ、この度、BenQ様より「Wit MindDuo LEDデスクライト」のモニター商品をいただきました。
結論からいうと、初めてLEDデスクライトを買うなら、これ一択!ではないでしょうか。
本記事では、BenQの「Wit MindDuo LEDデスクライト」をレビューします。
WiT MindDuo LED デスクライト概要
型番 | AR16_D |
DC電源入力 | 100~240V AC; 50~60Hz |
消費電力 | 18W(最大) |
寸法 | 320×380×470mm(幅×奥行×高さ) |
本体素材・材質 | アルミ、ポリカーボネート |
本体重量 | スダンド形式:3.4kg (参考)クランプ形式:1.2kg |
照度 | 2000lx(中心直下、高さ40㎝) |
光源部 | 2700K電球色~6000K白色;Ra>80 |
USBポート | 5V/1A(1000mA) |
人感センサー検知範囲 | 高さ40cm、幅25㎝ |
パッケージも子供向けデスクライトとしてオススメされているだけあって、かわいいデザインです。
同梱物は、デスクスタンド本体・スタンド・AC電源&コード・説明書。
ACアダプターはブラックですが、目に見える延長コード部分は薄いグレーで本体のホワイトにもマッチして統一感があるのがいいですね。
さすが2017年グッドデザイン賞を受賞したこともあり、ホワイトカラーで洗練されていてスタイリッシュです。
本体は非常に軽量ですが、スタンド部分は支える必要があるため、ずっしりとした重みを感じます。
尚、LEDライトの寿命は最大で50,000時間使用に耐えるように設計されています。
1日8時間利用しても、約17年間は使えるので、長期的にみてもコストパフォーマンスはいいですね。
WiT MindDuo LED デスクライトのレビュー
現在使っているLEDデスクライトとの比較から、ポイントを絞ってレビューしたいと思います。
照明範囲が広く、隅々まで明るい
LED照明部分(ライトヘッド)はこれまで使っていたLEDデスクライトと比べて、とてもコンパクトです。
とはいえ、明るさは必要十分。
※照度2000lx;中心直下、高さ40cm
それでいて、これまでのデスクライトでありがちだった、「眩しさ」を感じさせない均一な光が照射されるので、目の負担もなく、やさしい明るさを感じます。
またよくありがちな多重影も軽減されるので、文字を書いたり読んだりするときにできがちな暗い影も気になりません。
その秘密は独自開発の「広域導光ルーバー」。
LEDの反射角度を工夫することにより、コンパクトながら照明範囲は95㎝で隅々まで明かりを照らすことができます。
形状もユニークで真横からみたところ、両端が反っているので、LEDの光の広がりの秘密はここにもありそうです。
明るさと色温度を自分好みで調整可能
現在使っているデスクライトは昼光色(青白い光)のみで、時間帯や利用シーンによっては明るすぎる、眩しいなんてこともありました。
一方、WiT MindDuo LED デスクライトには「無段階調色機能」があります。
ロータリーノブを回して明るさ調整、昼光色から電球色まで色合いを自由にカスタマイズできます。
使用する時間帯や読書やPCでの作業、タブレット閲覧などの利用シーンに応じて、最適な明かりに調整することができます。
※ロータリーノブをタップするごとに、調整できるモードが切り替わります。
また、2種類のプリセット閲覧モード(読書、デジタル読書)もあるので、あらかじめ使用するシーンがわかっている場合はこちらのモードに設定しておけば、毎回調整する必要はありません。
しかも、周辺の明るさの状況に応じて輝度を自動調整してくれるので、目が疲れません。
※モードはロータリーノブを2秒長押しで順番に切り替わり、ライトヘッド下中央のLEDランプ(赤・緑)でどのモードになっているのかわかります。
読書モードは活字読むことに適しています。
デジタル閲覧モードはタブレットや電子書籍などの画面をみる場合に適しています。
<MindDuoのモード>
照明モード | 色温度 | 輝度レベル | 照明モードインジケーターの色 |
読書 | 6000K | 周囲の照明状況に応じて自動的に最適化 | オレンジ |
デジタル読書 | 4000K | 周囲の照明状況に応じて自動的に最適化 | 緑 |
手動 | 調整可能 | 調整可能 | なし |
私は読書やPCでの作業といった利用シーンが多いので、「読書モード」で設定しています。
人感センサー搭載で自動点灯消灯
人感センサーを搭載しているので、あらかじめ自動モードに設定しておけば、人が近づくのを感知して自動でLEDが点灯します。
※人感センサーの検知範囲はライトヘッドの中心から、高さ40cm、幅25㎝
もちろん、自動点灯・消灯ではなく、手動で電源をオンオフすることもできます。
ただMindDuo LEDデスクライトには、点灯消灯するための物理的なスイッチがありません。
点灯・消灯は、ライトヘッド中央下に手をかざすだけ。
可動範囲が広く、ダイナミックに動く
可動範囲が広く、高さや位置を自由に調整できます。
これまで使っていたデスクライトはアームが柔軟ではなく、思い通りに動かずストレスに感じていました。
MindDuo LEDデスクライトはその点、可動部分が多く、とてもスムーズに動くので、照らしたい場所に動かすことができます。
設置場所を選ばない自由なスタイル
LEDデスクライト本体は共通設計。
別売のデスククランプを使えば、スタンド型を省スペースなクランプ型に変更することができます。
机の厚みは60mmまで対応。
左がスタンド型、右側がクランプ型。
使う場所によって使い分けたり、お子様の成長にあわせて机の形状が変わっても長くつかうことができますね。
尚、スタンド型の場合、USBポートの接続する際にスマホ台になります。
※USBポートはクランプ型も使用可能です。
WiT MindDuo LED デスクライトはこんな人におすすめ
- デスクワークに最適な可動範囲の広いデスクライトを探している
- 普段使っているデスクライトは眩しすぎる
- 周辺の状況に応じて自動で明るさを調整したい
- その日の気分でお好みの色調と色温度に明かりを変更したい
- 使う場所にあわせて設置方法を変えたい
LEDデスクライトとしては高めの値段設定ですが、価格相応の質感と機能を備えているデスクライトです。
何よりも人感センサーによる自動点灯/消灯や、手をかざすだけで点灯/消灯できることに一度慣れてしまうともう二度と物理スイッチでの操作には戻れません。
はじめてのデスクライトを探している方や、既存のデスクライトでは満足できない方にもオススメです。
まとめ:最適な明るさに自動調整できるデスクライト
BenQのWit MindDuo LEDデスクライトは、
- 照明範囲が広く、隅々まで明るい
- 明るさと色温度を自分好みで調整可能
- 人感センサー搭載で自動点灯消灯
- 可動範囲が広く、ダイナミックに動く
- 設置場所を選ばない自由なスタイル
が特長のLEDデスクライトでした。
明るさも充分、目にやさしい最適な光量を調整できるのでまさに最強のデスクライトです。
仕事部屋だけではなく、子供部屋のデスクライトを探している方は、ぜひ候補にいれてみてはいかがでしょうか?
補足:
尚、私がいただいたのはスタンドタイプのデスクライトですが、こちらの別売りのクランプに取り換えることで省スペースでも使うこともできます。
最初はスタンドで使っていたけれど、スペース的にクランプで机の板面に固定したいなんてこともでてくるはず。
設置場所に応じて、使いわけることができるのはとても便利ですね。
クランプはテーブルの厚さ60mmまではさむことができます。