米ぬかを食べる?なんてこと、これまで考えてもみませんでした。
せいぜいぬか漬けのための「ぬか床」で活用したり、米ぬかで洗顔する時に使うことぐらいしかきいたことありません。
米ぬかは玄米の表面を削って精米するとできるものですが、実は玄米の90%以上の栄養素が含まれています。
便秘改善や整腸効果といった「胃腸系」の生理機能をアップさせるだけでなく、肌荒れ解消やアトピー・花粉症改善などの「皮膚系」や血液サラサラ効果や血糖値定価などの「血液系」の生理機能を向上させる成分を含んでいるのです。
これだけの栄養成分が含まれる「米ぬか」を活かす手はないものか・・・
米ぬかを煎ることで甘さと香ばしさが増す、「煎りぬか」であれば調味料としてもいろいろな料理に活用できます。
これにヒントを得て、お菓子の材料に使ってみることを思いつきました。
そう、わが家の定番のイタリアンなオヤツ、「ビスコッティ」。
米ぬかをビスコッティの生地に混ぜあわせて焼きあげます。
米ぬかはビタミンB群やミネラル、食物繊維等の栄養素や油分が豊富に含まれています。
ヘルシーな成分だけでなく、さらに香ばしさがプラスされました。
米ぬかでつくるビスコッティのレシピ
【材料(約25本分)】
・卵 1個
・砂糖 50g
・油 大1(今回はオリーブオイル)
・米糠 40g
・薄力粉 80g
・ベーキングパウダー 小1/4
・チョコレート 30g
・オレンジピール 40g
【作り方】
1.米ぬかを乾煎りする
米糠はフライパンで軽く色づくまで乾煎りする。チョコレートとオレンジピールは5mm角程度に刻む。オーブンは180℃(15分)に余熱する。
2.卵を泡立てる
ボウルに卵を溶きほぐし、砂糖を加え、泡だて器でこすり合わせて砂糖を溶かす。
3.油を加える
油を加え、更に混ぜてなじませる。
4.薄力粉とベーキングパウダーを加える
薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、3に加え、ゴムべらでさっくり混ぜる。粉気がまだ残っている所で止める。
5.チョコとオレンジピールを加える
チョコレートとオレンジピールを加え、粉気がなくなる様、さっくり混ぜる。
6.成形する
手のひらに油(分量外)を塗り、生地をオーブン用シートの上に出し、1cm厚の長方形(10cm×25cm程度)に成形する。
7.オーブンで焼き上げる
180℃のオーブンで15分焼く。取り出して粗熱を取る。オーブンを150℃(30分)に余熱する。
8.スライスして、さらにオーブンで焼き上げる
1cm幅にスライスし(生地の長辺=25cmをスライスするので、25本程になる)、断面を上にして天板に並べ、150℃のオーブンで30分焼く。取り出して冷ます。