蒸し暑くなり、食欲が低下しているときに夏バテ解消のおすすめメニューが宮崎の郷土料理、「冷や汁」です。
冷や汁は魚のすり身に炒った味噌やすりごまなどを加えて、出し汁でのばしたもの。
氷でキンキンに冷やし冷や汁と、あつあつの白いご飯の組合せは絶妙で、喉越しもよく、疲れた体を癒します。
具材にはきゅうり以外にもオクラや薄切りの茄子などの夏野菜、くずした豆腐、薬味として細かく刻んだミョウガ、大葉などを加えてもおいしいです。
温かいご飯にかけていただくのが定番ですが、素麺(そうめん)やうどん、中華麺の漬けだれとしてもあいますよ。
宮崎の郷土飯 冷や汁のレシピ
【材料(2人分)】
・鯵 大1尾
・塩 小1/4
・味噌 大1と1/2程度
・練りごま(白) 大1
・冷水 250~300cc
・氷 適宜
・きゅうり 1/2本
・塩 少々
・長ネギ(白と青い部分) 各10cm
・白ごま 適宜
・ご飯 2膳分
【作り方】
1.鯵の干物をつくる
鯵は3枚におろす。中骨を抜き、両面に塩をふり、冷蔵庫に1晩置く。
2.干物を焼き、すり鉢でする
1に水分が出ていたらペーパーで拭き、両面をフライパンで焼く。皮を除き、すり鉢で良くする。
3.冷水でのばし、冷蔵庫で冷やす
2に味噌・練りごまを加え、更にする。冷水を少しずつ加えてのばす。濃度と塩加減は、みそと冷水で好みに整える。冷蔵庫で冷やしておく。
4.具材を準備する
きゅうりは薄くスライスして塩をふり、少し置いて水でさっと洗い、水気を絞る。長ネギは薄くスライス(輪切り)し、水に放してから水気をきっておく。
どちらも冷蔵庫で冷やす。
5.器に盛りつける
3を器に入れ、4のきゅうり・長ネギを盛り付け、氷をいくつか入れる。白ごまを指でひねりながらふりかける。大きめの茶碗によそったご飯に、冷や汁を添える。
ポイント 食べ終わる頃には冷や汁が薄くなってくるので、濃い目の味付けで大丈夫です。
ポイント 自作の干物でつくりましたが、サバ缶やツナ缶をつかっても冷や汁はつくれるので時間がないときはおすすめ。
冷や汁の献立メニュー
冷や汁が中心になりますが、卵焼きや冷やしトマト、宮崎の名物でもあるチキン南蛮や唐揚げなどこってりしたものも冷や汁の献立にはあいます。
冷や汁は材料さえあれば簡単にできるメニューですが、冷や汁の素やフリーズドライも販売されています。