自宅のインターネット回線、開通までの手間や時間、費用に悩んでいませんか?
もっと手軽にインターネットを使いたいなら、ホームルーターの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
「Deco X50-5G」は、5G(SIMフリー)対応のホームルーターで、工事不要でコンセントに差すだけですぐにWi-Fi環境が整うのが大きな魅力です。
すでに契約しているモバイル回線をそのまま使えるため、面倒な設定や手続きなしで、月々のランニングコストを抑えつつ、インターネット環境を整えることができます。
また、光回線などの有線接続もサポートしており、通常時は固定回線、モバイル回線をバックアップとして使用するハイブリッドな運用も可能です。
安定した接続環境が維持できるので、インターネット使用時の不安を解消できます。
※本記事は、ティーピーリンクジャパン株式会社から商品を提供いただき、実際の使用感をもとにレビューをしてい(PR記事)。
「Deco X50-5G」の製品概要
注目の3つのポイント
こんな人におすすめ
製品仕様ついて
製品名 | Deco X50-5G |
メーカー | TP-Link |
本体サイズ | 210.5 × 130 × 123mm |
無線通信規格 | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a 5 GHz IEEE 802.11ax/n/b/g 2.4 GHz |
無線通信速度 | AX3000 5GHz: 2402Mbps (802.11ax) 2.4GHz: 574Mbps (802.11ax) |
無線範囲 | 3LDK(1台の場合) 1台の最大カバー範囲:230㎡ |
最大接続数 | 150台 |
アンテナ数 | LTE/5G 内蔵アンテナ×4 +内蔵Wi-Fiアンテナ×2 |
Wi-Fi性能 | デュアルバンド、MU-MINO、OFDMA、4ストリーム |
メッシュWi-Fi | 対応(参照) |
動作モード |
|
セキュリティ規格 |
|
ネットワークセキュリティ |
HomeShield対応(詳細) |
I/F |
|
SIMスロット・対応バンド |
5G: |
管理アプリ | iOS・Android対応アプリ「Deco」 |
パッケージ内容 |
|
機器設定・セキュリティ機能について
「Deco X50-5G」はDecoシリーズ共通のスマートフォン用アプリ「TP-Link Deco」を使って機器の各種設定をおこないます。
「Deco X50-5G」は最新セキュリティ規格「WPA3」に対応しているので万全。
さらに標準搭載されている「TP-Link HomeShield」を使うことで、QoS帯域制御や保護者制限、コンテンツブロック機能など、セキュリティレベルを高めるができます(無料のベーシックプランの場合)。
Deco本体の初期設定から、機器の追加、セキュリティ設定、本体のファームウェアのアップデートまで、すべてスマホのアプリで完結します。
「Deco X50-5G」のレビュー
外観:アンテナ内蔵型のスリム&ミニマルデザイン
「Deco X50-5G」は、円筒形の本体にはアンテナを内蔵、マットなホワイトカラーをベースとした洗練されたデザインです。
高さがあるものの、ホームルーターとしてリビングの見えるところに設置しても違和感もなく、スタイリッシュ。
本体背面には、WAN/LANポートを3つ搭載(2.5Gbps×1、1Gpbs×2)し、安定した有線によるネットワーク接続も可能です。
WAN/LANは自動判別されるので、基本的にどのポートにさしてもOK。
底面にはSIMスロット(nanoSIMカードのみ対応)があり、ここにカッチと音がするまで挿しこめばOK。
挿す方向も図示されているのでわかりやすいです。
特長1:固定回線×モバイル回線のハイブリッドホームルーター
「Deco X50-5G」の最大の特長は、固定回線もモバイル回線も使えるハイブリッドなホームルーターであること。
ホームルーターとは、「置くだけWi-Fi」や「コンセントに挿すだけWi-Fi」とも言われ、固定回線のような工事は不要で、モバイル回線を使ってネットワークに接続する自宅据え置き型のルーターです。
「Deco X50-5G」は、WAN側に固定回線と5G/4Gのモバイル回線両方を使えるため、安価なモバイル回線による運用だけではなく、固定局のバックアップ回線として利用することも可能です。
モバイル回線は、最大3.4Gbpsの高速通信が可能な5Gに対応。
対応エリアであれば、超高速なネットワーク環境がモバイルだけで構築することができます。
現時点では5Gのエリアは都市部などに限定されるものの、カバレッジの高い4Gにも対応しているため、4G・5GどちらのモバイルSIMも使えるので安心です。
Decoアプリで簡単設定
「Deco X50-5G」はその名の通り、TP-LinkのメッシュWi-Fiルーターブランドである「Deco」シリーズにラインナップされているため、共通のDecoアプリで設定します。
❶モバイル回線(4G/5Gルーターとして使用)、❷固定回線(Wi-Fiルーターとして使用)のどちらか一方から順番に設定していきます。
今回、サブ回線として使っている「povo2.0」のSIMカードを使ったところ、自動で認識されて設定されました。
幅広いキャリアの設定があらかじめ用意されているので、基本的に自動接続されますが、認識されない場合はお使いのキャリアのAPNをそれぞれ手動で設定することで利用することができます。
固定回線とモバイル回線両方を設定した場合は、固定回線が優先され、固定回線が切れるとモバイル回線に切り替わります。
どちらを使っているのかは、Decoアプリ上で認識するほか、本体LEDライトの色で判別するとことができます。
特長2:Wi-Fi6対応で複数同時接続×高速通信
「Deco X50-5G」は、Wi-Fi6(デュアルバンド)に対応、5GHz: 2402Mbps+2.4GHz: 574Mbps の通信速度をほこります。
最近では次世代のWi-Fi7規格の無線LANルーターが出始めていますが、まだまだ対応デバイスが少ないこともあり、現時点では必要十分なスペックです。
1台で最大カバー範囲230㎡、同時接続も最大150台まで可能とのことで、パワーも十分です。
※建物の構造やレイアウトなど利用環境により、カバー率は変わります。
固定回線での通信速度
ここでは、「Deco X50-5G」単体によるAX3000の無線通信環境を構築して、気になる通信パフォーマンスのテストをしてみました。
Deco単体で有線による固定回線とSIMカードによるモバイル回線の2つをハイブリッドで使うため、今回は有線接続設定→モバイル回線の順番で本体を設定します。
モバイル回線はサブ回線として利用している、「povo2.0」にて検証しています。
povo2.0はauの4G・5Gネットワークを使う安価なモバイル回線です。
この状態では、WANポートに接続した固定回線が優先され、モバイル回線(povo2.0)はバックアップ回線として認識されています。
つまり、固定回線が有効な場合は、モバイル回線での通信は行いません。
モバイル回線だけで運用したい場合は、LANケーブルは外しておきます。
この環境下で、iPhoneのアプリで計測した結果がこちら。
Deco単体でも十分なカバレッジと通信スピードをたたきだしており、ping値(インターネット回線の応答速度)も低く、遅延のないネットワーク環境となっています。
モバイル回線(povo2.0)での通信速度
次に、バックアップのモバイル回線へ切り替えて計測してみます。
有線ポートに接続したLANケーブルを外すと、自動的にモバイル回線に切り替わります。
モードの切り替えは、本体のLEDライトが緑(固定回線)から白(モバイル回線)に変わればOK。
※わが家の環境では、場所によっては時々5Gをつかむものの、ほとんど4Gの環境です。
この環境下で、iPhoneのアプリで計測した結果がこちら。
Decoの近くでは、通常の利用範囲では許容できるスピードです。
一方で、先ほどの固定回線の結果と比較すると、無線のカバレッジはあるものの、インターネット回線の応答速度を示すping値が高いことがわかります。
応答速度が遅いと、ブラウザを起動してもすぐに表示されず、多少時間がかかってしまう状態です。
また、リアルタイム性が求められるオンラインゲームやビデオ会議などは、支障をきたしやすいといえるでしょう。
特にホームルーターから遠く離れた場所では、通信スピードもあまりでず、応答速度も低く、あまり実用範囲ではありませんでした。
※この場合は、後述するメッシュWi-Fiが通信環境改善の選択肢になります。
モバイルルーターとの通信速度・カバレッジ比較
参考までに、同じモバイルSIMカード(povo2.0)をTP-Linkの4G対応モバイルルーター「M7450」で計測した結果がこちら。
モバイルルーターをDecoと同じ場所に設置して計測しました。
通信スピードは同じモバイルSIMにも関わらず、1/10以下。
またWi-Fiカバレッジも、モバイルルーターより離れた部屋にはまったく届いていません。
「Deco X50-5G」のパワーが際立っていることがわかります。
ネットワークパフォーマンス結果
結果的に、ホームルーター(固定回線)>ホームルーター(モバイル回線)>モバイルルーター(モバイル回線)となりました。
固定回線との比較では、わが家の環境では4G回線になってしまうこともあり、最大3.4Gbpsを誇る5Gを確実に捉えられる環境では、また違った結果になったかもしれません。
一方、同じモバイルルーターとの比較では、Deco X50-5Gをモバイル回線で運用し、固定回線化することで各段に性能が向上することが確認できました。
一般的にホームルーターは本体の処理能力が高く、内部に搭載されているアンテナも強力なため、モバイルルーターに比べて電波の強度に優れており、通信が安定しやすい傾向にあります。
特長3:メッシュWi-Fi対応で通信範囲を拡張
「Deco X50-5G」は、広範囲にネットワークを拡張する「メッシュWi-Fi」に対応しています。
メツシュWi-Fiには
といった特長があります。
上の計測結果で見た通り、「Deco X50-5G」単体でもカバレッジは広いものの、Decoから離れるほど体感スピードでは満足はできませんでした。
このようなケースでは、同じDecoシリーズを複数台組み合わせることで、より広範囲で安定したWi-Fiを利用することが可能となります。
モバイル回線を固定回線化!5G対応メッシュWi-Fi6 ホームルーター
以上、TP-Linkの「Deco X50-5G」のレビューでした。
「Deco X50-5G」は次の3つの特長をもつホームルーターです。
これらの特長を兼ね備えた「Deco-X50-5G」は、5Gモバイル回線を使って、手軽に自宅のWi-Fi環境を整えることができる製品です。
インターネットの月々の費用を抑えたい方や、現在の固定回線の速度に満足できない方にとって、5Gの高速通信を活用できるこのホームルーターは、非常に魅力的な選択肢となるのではないでしょうか?