FP2級の試験内容はFP3級同様、学科60問、実技(個人資産相談業務)15問で、基本的に選択問題で構成され、実技は一部筆記による解答(計算式など)が求められています。
両方とも6割以上の正解で合格です。
FP3級の時にも書きましたが、過去問題をまず最初にみてレベルを知っておくことで、合格するための勉強の深さがわかります。
私のように3級からトライした場合はその延長知識で受験可能ですが、問題文が比較的長文ですので、FP3級の時よりは時間は多少なりともかかると思います。
(FP3級の時は午前、午後とも試験時間の半分はあまりましたし、FP2級も自宅で模擬をやった時はぎりぎりな時間配分でしたが、本番試験では午前、午後とも半分は時間があまりました。おそらく過去問を解くことで試験慣れしていたことが良かったのかもしれません。)
当初想定していた勉強法
FP3級を自己採点後、合格圏内であることがわかっていたので、まずはFP2級の過去問題をいくつかみることに。
内容的には3級に+α程度の知識でOKだと判断し、テキストは既存の3級のものを参考程度に使いつつ、FP2級の問題集を重点的にとくことで考えていました。
そこで、書店で内容を確認した上、解説が詳しくのっていたきんざいの「浮世絵」シリーズといわれる問題集を学科と実技の2冊購入。
まだ2月頭ということで、5月下旬の次回試験までなら、まだまだ時間があるので余裕でこなせるボリュームと油断・・・
ちょうど期末で仕事も忙しかったこともあり、あれよあれよという間に時間がたち、ようやく問題集にとりかかろうとしたときには4月後半。
試験まであと1ヶ月といった状況でした。
実際に使ったテキスト
3級受験の際に使ったテキストと同じ出版社の「うかる! FP技能士2級・AFP必修問題集 2012-2013年版」(編)フィナンシャルバンクインスティチュートです。
同じ出版社のものなので内容は重複しますが、欄外の解説コメントや豊富な図解など、試験にでるポイントをわかりやすく解説されていたので効率的にすすめることができました。
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実際に使った問題集
・過去問題(2年分) → 主に午後の実技対策
インターネット上にある無料の過去問(PDF形式)と、過去問解説サイトにて、2013.1月~さかのぼって6回分(学科・実技それぞれ計12回分)を2-3回程度繰り返しました。
特に3級の時に実技試験については過去の傾向と問題への慣れが重要だと痛感したので、まず最初は学科よりは実技を重点的に対策しました。
・iPhone用アプリケーション FP2級 学科 一問一答問題集 ¥800 (開発:Tokyo Interactive)
主に午前中の学科対策として活用。
直前2週間、特に電車の中で上記テキストを読んだ章単位(例えば金融資産のパートを一読したら、そのパートの問題)で演習。
あやふやなところ、間違った点はメモしておき、テキストに戻って該当箇所に付箋しておき、読み返しました。
試験直前や休憩時間もそこを中心に見直すことで効率的に知識を吸収できたと思います。
※2013年5月試験よりきんざいからFP対策のアプリがリリースされていたようですが、私は個人の方がリリースしているアプリを購入しました。こちらはFP3級の時にもお世話になったアプリです。
過去問題の中から240問程度各ジャンル毎にバランスよく問題がピックアップされており、隙間時間で効果的に学習することができます。問題は定期的に更新されています。
最終的に・・・
当初、きんざいの浮世絵を2~3回はまわす予定でしたが、上記の通り、時間的に1ヵ月ではまず無理と判断し、3級のときと同様のテキスト2級版を改めて買い求め、忘れかけた3級の知識を呼び戻すことに。
各パート毎(金融資産、リスク管理、不動産、タックスプランニング等のくくりで)に読んでは、FP3級の事前反復学習で役立ったiPhoneのアプリ(FP2級版)を購入して、該当パートの過去問(学科部分)を演習。
ただひたすら坦々と問題を解いていきます。
間違えた箇所は該当箇所に相当するテキスト頁に付箋紙をはっておき、直前に読み返しました。
結局、アプリ演習は2~3回程度繰り返しましたが、主に通勤の電車の中と入浴中など隙間時間を活用しました。
勉強時間としては平日は朝の通勤途中と帰宅途中の電車の中でそれぞれ30分程度。
会社では昼休みに弁当持参で約1時間程度テキストをながめるのがせいいっぱい。
帰宅後はもちろん、週末の1日はぐったりしていたので、週末は1~2時間勉強できればよいほうでした。
結果的にFP3級受験の際と同じ勉強法になりましたが、思ったより3級よりも2級のテキストが厚く(100ページほど多い)、時間ぎれになりそうになったため、パートによっては1回だけ読んだ程度で、忘れそうでもどんどん気にせず読みすすめることに。
特に苦手なタックスプランニングや相続・事業承継、不動産を先に読んでいくようにしました。
また覚えが悪いポイントについてはノートに書き出しておき、試験直前や休憩時間に見直すことは効果的だったと思います。
実技対策としては、きんざいの過去問題をまずかたっぱしから時間をはかりつつ解いていき、間違った箇所は何度も解き直しました。
直前もあやふやな問題のみピックアップして演習することで、同じようなパターンの問題がでてきた時は必ず答えることができるように努めました。
次のステップとして・・・
FP資格取得はもともとは日々の投資や将来のじぶん年金の計算、住宅ローンの借り換えといった日常生活の経験の中で、FP資格に興味をもったことがはじまりです。
FP資格というよりはせっかく理解した自分の知識を試しておくにはよい機会だな・・・といった程度です。
次を目指すかどうかはまだ現時点で明確に決めていませんが、せっかくここまで覚えたのであれば、一番上の資格をとっておくのもよいかなともおもいはじめています。
それにしてもテキストや受験料が高いのがネックですね。