年末大掃除の総仕上げではありませんが、年に1回のフローリングへのワックスがけです。
わが家も例外ではなく、和室を除いてオールフローリングのため、床の保護と輝きを維持するために毎年この作業は欠かせません。
ワックスがけというと、かなりの重労働を想像しがちですが、わが家のワックスがけはとても簡単です。
というのも、いまではどの家庭にでもあるお掃除用のワイパーを使って、すませているからです。
簡単にワックスがけができるワックスシート
ワイパーでワックスがけができる秘密は、「ワックスシート」を使っているから。
ワックス剤がたっぷり浸透しているワックスシートを、いつも使っているワイパー用シートと同じようにセットして、フローリングの上をすべらせるように塗り広げるだけなので、」とても楽です。
以前おすすめしていた花王の「クイックルワイーパー」ブランドで展開されているワックスシートコートが数年前になぜか製造中止で廃版。
そこで、数年前からはこちらのワックスコート剤などで有名なリンレイの「オールワックスシート」を愛用しています。
こちらのワックスシートも各社ワイパーに対応しているため、わざわざ専用のワイパーを購入する必要がないのがいいですね。
クイックルのシートと比べて3層構造シートになっているので、取付けも簡単で使い勝手がよくなっています。
リンレイのワックスシートの仕様と特長
- 乾くのが早い(約10分)
- 1シートで約6畳。4シートセットで最大24畳まで対応。
- ワックス効果の持続期間が長い(4か月)
- 3層構造シートでワックスがムラなく広がる
- 個装タイプで長期間保管できるので使い切らなくても大丈夫
- 傷防止、埃がつきづらく、ツヤ効果が期待できる
ワックスシートの使い方と効果
いつものクイックルワイパー用のシートをつける要領で、ワイパーにセットするだけですが、その前に準備も必要です。
ワックスがけの前に
まず、ワックスがけの前に古いワックスをはがす必要があります。
床用ウェットシートで汚れや油分を拭き取ります。
掃除機やドライシートでは取れない皮脂汚れやしつこい黒ズミも、スッキリ落とすことができます。
汚れが相当ひどい場合は専用の床用洗剤で汚れをしっかりと落としたあとで、水拭きをして洗剤分を取り除きよく乾かします。
わが家では一通りかるくドライシートでからぶき→ウエットシートでふきとり掃除した後に、さらによく絞った雑巾を使って水吹きをして汚れを落とし、よく乾かしてからワックスシートを使います。
ワックスはがしは少し手間がかかりますが、ここをいい加減にすると仕上がりが美しくなくなるので、手を抜かずにやりましょう。
シートの取付け
シートを取り付ける前に、風通しをよくするため部屋の窓をあけて換気をします。
また床暖房も消して、床が冷えている状態のままにします。
その意味でも、ワックスがけは寒い時期よりは秋などがおすすめです。
- ワックス液がたっぷりと浸透しているため、床の近くでゆっくりと袋を開ける。液だれに注意!液だれた場合はすばやく薄くのばすとダマになりません。
- ワックスをかけ始める場所で、シートを広げる。
- 袋の底にワックス液が残っていた場合、シートにかける。
- お手持ちのワイパーにシートを取りつける。
ワックスがけ
- ゴシゴシこすらず床面を軽くすべらせるように塗り広げる。
※1シートあたり、約6畳です。1セットあたり4シート同梱されているので、最大24畳まで可能です。 - 完全に乾かす(約10分)。
塗る方向や順番は家具の移動などもあるので、最初によく考えてからはじめましょう。
お天気のよい日は約10分程度で乾きますが、雨天や湿気の多い日はしっかり乾燥するまで15~30分程度みておいたほうがよいです。
特にはじめてワックスシートを使う場合は、2度塗りするととてもきれいに仕上がりますが、その場合は30分間をあけてから2度塗りします。
ワックスシート注意点
- 風通しをよくする。換気をしながら使う。
- 床暖房は電源を切り、床面が冷めてから使う。ワックスが乾くまで床暖房を使用しない。
- シートを取り付ける際にワックス液が床にたまった場合は、すぐに薄く伸ばす。
- ワックスが完全に乾くまでは触ったり歩いたりしない。
- 1枚で約6畳分が目安。ワックス液がかすれたら新しいシートに交換する。
- ツヤ出しのためのカラ拭きはしない。
- 初めて塗る時は30分待って、2度塗りがおすすめ。
ワックシートをかけた後
リンレイのワックスシートの場合、4か月ワックス効果が持続します。
1年に3回ワックスがけを市なければいけないとなると大変な感じがしますが、ワイパーで気軽にできるので、6畳単位で日を分けて作業するのがおすすめです。
わが家の場合はエリアによっては3か月ぐらいでなんとなくワックス効果がなくなってきた?と感じています。
フローリングのワックスがけも時短できるワックスシート
ワックス液がシートにパックされたワックスシートは、いつもの使いなれたワイパーに取りつけるだけで、ひと部屋からでも立ったままワイパー1本で手軽にワックスがけできるのがよいところ。
またワックスシートは1シートあたり6畳が目安なので、一度にすべてをワックスがけするのではなく、空いた時間で自分のペースで部分的にゆっくりワックスがけができるのがよいですね。
そもそもワックスがけをすることで、
- 保護効果(傷から守る)
- ツヤ効果(いつまでも美しく保つ)
- 掃除が楽々効果(埃などがつきづらくなる)
が期待できるので、定期的にメンテナンスをすることが住居の寿命を延ばすことにもつながります。
ワックスシートはフローリングを透明の保護ベールでコーティングするので、明るくしっとりとしたツヤのある仕上がりになります。
定期的にワックスがけをすると、床の輝きが戻るので気分もはれますね。
ワックスシートを使って、定期的に時間をかけずにワックスがけをして、美しいフローリングを維持しましょう!
わが家では、年末さし迫った時期ではなく、寒くなる前の10月頃に窓をあけて換気しながらワックスがけをしています。
体が縮こまって動かない冬よりも、体も動きやすい「秋掃除」はおすすめです。