ベランダ水耕栽培にとって大敵はどこからともなく飛来する害虫たち。
ようやく発芽したこともあり、大切なプランターの葉野菜類を守るべく、「防虫ネット」を購入することにしました。
選んだのはこちら第一ビニールさんの「すっぽり虫よけカバー(小)」です。
この春に蒔いたばかりの大切なプランターの植物を守るために防虫カバーは必須ですね。
防虫カバーの規格幅は、60cm×奥行30cm×高さ50cm。
適合するプランターサイズは、外寸で幅55㎝以内×奥行き約28㎝以内×高さ約29㎝以内です。
私のケースでは室外機のカバーの上においているプランターにすっぽりかぶせてしまいたかったので、この虫よけカバーがぴったりでした。
見た目もスタイリッシュで満足しています。
虫よけカバーは下記の通り、大サイズと小サイズの2種類展開しているので、ご自宅のプランターにあったサイズを選びましょう。
名称・サイズ | すっぽり虫よけカバー小 | すっぽり虫よけカバー大 |
規格幅 | 60cm×奥行30cm×高さ50cm | 75cm×奥行40cm×高さ60cm |
プランター適合サイズ | 幅55㎝以内×奥行き約28㎝以内×高さ約29㎝以内(外寸) |
幅70㎝以内×奥行き約39㎝以内×高さ約32㎝以内(外寸) |
遮光率 | 約30%(平均値) | 約30%(平均値) |
100均でもDIYできる防虫ネットのつくり方
防虫ネットを買ってぴったりサイズのものをDIYする手立ても考えたのですが、ちょうどよいサイズの商品があったので、今回はお試してこちらを使ってみることにしました。
以前、水耕栽培器イエナでミニトマトを育てたときは、網目1㎜目合のメッシュ&銀糸入りの防虫ネット(透光率90%)を使って、オチジナルのファスナー式防虫ネットをつくりました。
手作りははそちらを参考にしてみてください。
100均で売っているものを組み合わせて、オリジナルの防虫ネットは自作することができますよ。
100均でも目合は1mm程度と標準ですが、防虫ネットは安く手に入りますし、同じくファスナーなども調達して取り付ければ、使い勝手のよい防虫ネットを自作することができます。
ファスナー式は着脱せずとも、容易に内部へアクセスできるので使い勝手がよくおすすめです。
1㎜メッシュの網目であれば(さすがにアブラムシは8mm程度ないと厳しいですが)、コナガやアオムシなどの侵入を防げるようなので、できるだけ細かめの網目のものを探すとよいでしょう。
但し、あまりにも細かいと、逆に透光率が落ちてしまって、植物の成長に必要な太陽の光がたりなくなってしまうので注意。
また銀糸があみこまれたネットは主としてアブラムシが嫌い、よせつけません。
防虫ネット「すっぽり虫よけカバー」のレビュー
組み立て式の防虫カバーです。
私がこの防虫ネットを選んだポイントは、
ポイント1 目合が0.6㎜以下と細かく、防虫効果を期待できる
ポイント2 遮光率が30%とある程度の透光性と通気性も期待できる
ポイント3 ポールを組み立てるだけで見た目もよいカバーとなる
ポイント4 防虫対策を行いたいプランターサイズと設置場所にぴったり
の4点をクリアーしていたからです。
組立は簡単で5分もかかりません。
パッケージに記載されている説明通りに、同梱されているグリーン色のポールを3方向ジョイントをつかって連結します。
当初、グリーンのポールをブラウンに塗り替えようとおもっていましたが、防虫ネットカバーをかけると、カバーの枠にあたる部分が黒いため、グリーンのポールは気になりません。
防虫ネットカバーは組みあがったフレームにネットをかぶせたら、下方をパッカーと呼ばれる留め具で挟みこんで固定します。
これでネットがずれることはありません。
プラスチックの部品なので、あまり力任せにはめこまないように注意しましょう。
一方、底面にはマジックテープ式の固定バンドが1本付属しています。
こちらの固定バンドを底面のパイプにそれぞれの両端をマジックテープで巻きつけてわたします。
防虫カバーをプランターにかぶせて、こちらのバンドをプランター下に敷いて動かないように固定するようになっています。
上から水やりができるネットなので、基本的に防虫カバーをプランターにかぶせたら、そのままカバーをはずさずに使うようです。
水耕栽培の場合は養液を随時、養液プランターに注ぐ必要があるので取りはずししやすいように細工をしないといけないかな・・・と思案中です。
完成した防虫カバーがこちら。
底面からのショットです(固定バンドははずした状態です)。
防虫カバーをプランターに装着してみる
あっけなく組み立てることができた防虫カバーを早速大切なプランターにかぶせてみます。
カバー目合が0.6㎜と細かく、アオムシ・コナガ・アブラムシ・ヨトウムシなどの害虫の侵入をブロックします。
参考までに微害虫対策のための目合い参考値です。
※社団法人 全国農業改良普及支援協会
害虫の種類 | 目合い |
オオタバコガ、ハイマダラノメイガ、モンシロチョウ、ヨトウガ類 | 2~4mm以下 |
コナガ、アオムシ、カブラハバチ、ヨトウムシ類 | 1.0mm |
アブラムシ類 | 0.8mm |
ハモグリバエ類、スジノミハムシ | 0.6mm |
コナジラミ類、アザミウマ類、モモアカアブラムシ有翅虫、ダイコンサルハムシ幼虫 | 0.4mm |
ヨトウガ,ハスモンヨトウ、コナガの若齢幼虫 | 0.4mmでも通過する害虫 |
ただ目合が細かいということは、太陽光がカバーを通して植物へ届く透光率は下がることになります。
仕様によると、遮光率は平均値で30%とのことで、先にご紹介したオリジナル防虫カバー(90%透光率)の遮光率10%よりはやや落ちます。
また使われているネットの糸の素材にもよりますが、通気性にも関係します。
あまり目合が細かいと、防虫ネット内の温度が上昇するため、必ずしも細かいほうがよいというわけではありません。
このあたりのバランスが大切で、生育にどのように影響するのかは実際に育ててみないとわかりませんが、できるだけ風通しの良く日当たりのよい場所に設置することでカバーしようと思います。
クーラーの室外機のカバー上にプランターを設置していますが、防虫カバーは上・横面のみなので、底面は防虫ネットなどで塞ぐとよいでしょう。
私は100均の発砲スチロールボードをサイズにあわせて切り出したものをはめこみ、その上にカバーを設置しました。
通気性は底面以外充分にとれているので、まずは暫定処置としてこちらで育てていこうと思います。
以上、プランター用の防虫カバーのレビューでした。
サイズは大と小の2種類展開しているので、プランターのサイズや置き方を考慮して、ぴったりのサイズのものを選びましょう。
私は小さいほうを購入しましたが、水耕栽培のプランターが横に4列並べそうなので、今後うまくいけば増やす計画です。
当初DIYで準備する予定でしたが、軽量でちょうどすっぽりプランターがはいるサイズだったこともあり、今回は既製品で十分でした。
ただ水耕栽培では養液をあたえる必要があるため、着脱面で工夫する余地はありそうです。
ひとまず、大切な水耕栽培プランターの防虫カバー簡易設置完了です。
ベランダ水耕すくすく成長中!
2か月ほど経過して、大葉(青じそ)のほうはようやく収穫できるようになってきました。
ミントはまだまだですが、これから夏にかけて太陽の光をえてすくすく成長することでしょう。
ミントはドリンクやデザートに活用したいので、これからが楽しみです。