家庭内での水まわりのトラブルって意外と多いですよね。
先日、自宅トイレにトイレットペーパーをつまらせてしまい、手元にあったトイレ掃除用のブラシでガシガシ穴の奥のほうを突っついているうちにブラシの先端がはまってしまい、抜けなくなってしまいました。
ラバーカップは常備しているのですが、わざわざだしてくるのが面倒だったこともあり、手元のブラシでやってしまったのがすべての間違いでした。
必死に引っこ抜こうとしても、まったくブラシの先端が抜けるような気もしない。
トイレの便器が壊れてしまうか、その前にブラシの先端が折れてしまい、さらに大変なことになりかねないと思い、作業は中断。
冷蔵庫に貼りつけていた水のトラブル救済業者のマグネットシールを手にとるものの、なにか高額請求とか面倒なトラブルもよくネットで目にするので、しばし思案・・・
ふと思い出したのが、自宅購入時に加入している火災保険でした。
戸建てであっても、マンションなどの集合住宅でも標準的な家庭用火災保険(マンション管理組合用火災保険)には、日常生活や住まいのトラブルなどで困った際に、専門業者を手配して応急処置や相談にのってくれる無料サービスがあります。
専門業者を直接呼ぶ前に、まずは加入している火災保険を確認してみましょう。
加入している火災保険をチェックしよう!
私が加入しているのは、三井住友海上保険の「GK すまいの保険(家庭用火災保険)」です。
こちらには標準で「暮らしのQQ隊」という24時間365日受付の無料サービスが付帯されています。
基本的には、水回りとカギあけの2つのサービスがあって、どちらも30分程度の応急修理に要する作業料、出張料は無料となっています。
1. 三井住友海上 「GK すまいの保険(家庭用火災保険)」
1) 水まわりQQサービス
給排水管やトイレの詰まり、故障に伴う水のあふれ等が生じた場合に、専門の業者を手配し、その業者が直接応急修理を行います。
2) カギあけQQサービス
玄関ドアのカギを紛失してしまった場合等に専門の業者を手配し、その業者が直接カギあけを行います。
ただどちらのサービスも注意点があって、部品代および30分程度の応急修理を超える作業料はご負担になるということ。
もちろん無断で修理をして請求されることはなく、実際に現場をみて30分をこえるときはその場で許可をとるので安心です。
とはいえ、緊急時で呼んでいるのが実情なので余程のことがない限り、修理をお願いすることになりますが・・・
有償になった場合の支払いは、現金・クレジットカード・銀行振込などの手段があるので、現金が手元になくても大丈夫です。
その他、家具移動・電球交換サービスもありますが、こちらは自宅外家財特約および受託物賠償特約(保険金額100万円)をセットした契約に限定したものとなります。
※暮らしのQQ隊は「6つの補償プラン」「4つの補償+破損汚損プラン」限定のサービスです。
「暮らしのQQ隊」を利用してみる
①暮らしのQQ隊へ電話
電話早速、暮らしのQQ隊の窓口に電話したところ、最寄りの業者を手配するので折り返し電話するとのこと。
待つこと5分程度で、午後最短で15:00-17:00の間に訪問だと手配完了の折り返し電話がありました。
電話したのが平日の11時で業者がくるのが15:00~とのことで、よく業者の広告に最短30分~駆け付けますと記載されていますが、本当のところは30分でくるケースは稀だと思われます。
②業者到着・作業完了
15時到着の10分前に業者から電話があり、10分後に訪問できると連絡あり。
時間通りに作業の方が到着し、手元にはバケツとポンプらしきもの一式を持っていました。
事情を話して現場をみてもらいます。
道具を使うまでもなく、あっけなく抜けなくなったブラシが取れてしまいました・・・ その時間1分もかかっていません。
す、すいません・・・あまりにもあっけなかったので、逆に申訳ない気持でしたが、基本的には何もしないでよんだほうが確実だと言われました。
無理に引っこ抜くなどしてブラシの先端が折れてしまった場合、トイレの便器をはがすなどして、もっと大変なことになりかねないとのことでした。
さらに時間と費用がかかり、有償になる可能性もありますので、無料サービスなのですぐに電話してよぶことが肝要です。
作業完了後、作業員の方が会社へ連絡して作業完了。
特に書類に完了サインなどの必要もなく、お礼をいって終了です。
その他の主な保険会社のサービスはこちら。
ご加入している火災保険の付帯サービスで無料サービスがないかチェックしておくと、万が一の時に慌てなくてもよいので今すぐ確認しておくことをおすすめします。
2. 損保ジャパン日本興亜 「THEすまいの保険」
「すまいとくらしのアシスタントダイヤル」
日常生活やお住まいのトラブル等でお困りの際に、専門業者を手配しての応急処置や、お電話でのご相談等に対応するサービスです。
サービスの内容によっては受付可能な時間帯が異なり、土・日・祝日、12/31~1/3を除かれているのは注意点。
またサービスの対象は日本国内全地域ですが、離島等の一部の地域では、サービスをご利用できない場合があります。
3. 東京海上日動 「トータルアシスト住まいの保険」
オプションの住まいの選べるアシスト特約に自動セットされる付帯サービスです。
「住まいの選べるアシスト特約」をご契約いただいたお客様は、提携会社による以下の応急処置サービスをご利用いただけます。
サイト 「トータルアシスト住まいの保険」
火災保険の水回りのトラブルやカギあけの無料サービスのまとめ
住宅購入時には一括で支払ってしまうので、年末調整用の書類が届く時までは意外と忘れがちの火災保険ですが、今一度お得なサービスが付帯していないかどうかチェックしておき、万が一の時に慌てないようにしておくことをおすすめします。
火災保険の付帯サービスのメリット
・保険会社の専用窓口へ電話するだけで業者を手配
→ 住んでいる地域から最寄りの提携する業者の中で一番早く駆け付けることができる業者を調整して手配してくれる。
・30分内無料サービス
→ 原因にもよるが、軽微な水詰まりならば30分ですむ場合も多いので、利用しない手はない。
利用する上での注意点は?
・住んでいる地域や天候状況によっては受けることができないサービスもある。
→ 提携会社を通じたサービスであり、離島等一部地域や、集中豪雨等のやむをえない事情によって、サービスの着手までに時間がかかる場合やサービスをご提供できない場合があります。
・30分程度の応急処置をこえる作業や部品代は負担になる。
→ 特に破損している場合は、30分程度の作業無料にかかわらず、部品は別途有償ですので注意しましょう。
・直接業者をよんでしまうと保険会社の無料サービス適用外になるので、必ず窓口を通して手配しましょう。
窓口も365日24時間対応だったりするので、緊急時も大丈夫です。