お使いの無線LANルーターのLANポート数足りていますか?
わが家の家庭内ネットワークは、TP-Linkの「Deco X20」でWi-Fi6によるメッシュWi-Fiを構築しています。
おかげで家中どこでも安定したインターネット接続が可能です。
ただ唯一の悩みはLANポートの数でした。
各部屋にはLANポートを備えた情報マルチメディアコンセントがあるので、基本的に家庭内は無線接続としながらも、より安定した通信を重視する機器は有線での接続が理想です。
特にリビングはインターネット接続するデバイスも多く、その中でも動画コンテンツを安定して楽しむためにテレビやFire TVなどのストリーミングデバイス、レコーダー系機器はできれば有線で接続したいと考えていました。
現在の環境といえば、Dexo X20は無線接続を基本とするコンセプトの製品なのでLANポートは最低限の2口のみです。
1口を上位回線に接続するためにマルチメディア情報コンセントのLANポートに接続すると、残りは1つ。
有線接続をしたいデバイスの数が2つ以上あるので、必然的にポートが足りなくなります。
そこで、今回ご紹介するTP-Linkの「TL-SG1005D」を使って、LANポートを増やすことにしました。
「TL-SG1005D」は最大5つまでLANポートを増やすことができる、5ポート搭載のスイッチングハブです。
1口はルーター接続に使うため、物理的に使えるのは4口です。
5ポートスイッチングハブ「TL-SG1005D」概要
個人的に注目したポイント
- ギガビット対応のLANポートを最大5つまで増設可能
- LANケーブルを挿すだけのオートネゴシエーション機能
- 邪魔にならない軽量&コンパクト設計
主な仕様について
製品名(メーカー名) | TL-SG1005D(TP-Link) |
インターフェイス | 10/100/1000Mbps RJ45端子 x 5、オートネゴシエーション/ オートMDI/ MDIX |
ファン数 | ファンレス |
消費電力 | 最大: 3W (220V/50Hz) |
外部電源 | 100~240VAC、50/60Hz |
サイズ | 140*88*23 mm(幅 X 奥行き X 高さ) |
重さ | 本体101g(実測値) |
最大消費電力 | 3.1W (220V/50Hz) |
最大放熱 | 10.57 Btu/hr |
素材 | プラスチック |
設置方法 | 壁取り付けも可能 |
システム要件 | Microsoft® Windows® 98SE、NT、2000、XP、Vista™ または Windows 8/7、MAC® OS、NetWare、UNIX® または Linux. |
その他のTP-Linkのスイッチングハブはこちら。
5ポートスイッチングハブ「TL-SG1005D」レビュー
外観:すべてがコンパクトでスリム
艶のあるブラック基調のデザインは家電との相性もぴったりです。
本体重量はわずか約100gと軽量、省スペース設計なので場所をとらないのがよいですね。
底面にはフックをひっかけられる穴が2つあります。
発熱少なく軽量なので、他にもマグネットシートや面ファスナー(マジックテープ)をつけて好きな場所に固定するのもよいでしょう。
ACアダプタもコンパクトなので、ご覧のとおりコンセントを塞ぐこともなく、無駄なく使うことができます。
テレビまわりでは収納ボックスに電源コンセント・スイッチングハブ・ケーブルまわりをすべていれていますが、本体とACアダプタが小さいのですっきり収納することができます。
使い勝手:LANケーブルを挿すだけの簡単接続
「TL-SG1005D」には5つのLANポートがあり、オートネゴシエーション機能付。
ルーター側からだしたケーブルはどのポートに挿してもOKです。
またギガビット対応(10/100/1000Mbps)なので、有線接続したデバイスの通信パフォーマンスが安定します。
静音性:ファンレスで静か、発熱少ない
ファンレス設計なので、非常に静かです。
本体はプラスチック製ですが、デバイスの接続状態(オン・オフ)やケーブルの長さで電力消費を自動調整できる機能が搭載されていることもあって、ファンレスにもかかわらず発熱は少なめ。
連続稼働して2週間ほど経過しましたが、本体の発熱は気になりません。
※最大放熱:10.57 Btu/hr
常時稼働されるものだけに、発熱と消費電力が抑えられているのはポイント高し!
わが家での「TL-SG1005D」活用事例
メッシュWi-Fiルーターの「Deco X20」のポートを増設するためにスイッチングハブを追加しました。
Deco X20にはLANポートは2口ありますが、1つはルーター側とLANケーブル接続するため、拡張用としては残り1つしかありません。
Deco X20とTL-SG1005Dを下図のように接続することで、LANポートを拡張しています。
- 情報マルチメディアコンセントの近くにDeco X20を設置
- Deco X20とスイッチングハブの「TL-SG1005D」をケーブルで接続
- 「TL-SG1005D」とnasne(レコーダー)をケーブルで接続
- 「TL-SG1005D」からケーブルを延伸して、テレビ周辺のデバイスをまとめて有線接続するために追加したもう1台の「TL-SG1005D」に接続
- もう1台の「TL-SG1005D」からテレビなど4台の機器に接続
たくさん機器が接続されていますが、基本的に複数同時で使用することは少ないので、スループットは気になりません。
スイッチングハブを使っても特に影響を受けることもなく、快適なネットワーク環境を構築できています。
PS4/PS5ではなく、Nintendo Switchを有線LANで接続したい場合は、有線LANアダプタを利用するとスイッチングハブにつなげることができます。
まとめ:LANポートを手軽に増設、常時稼働でも安定のスイッチングハブ
わが家のように無線に加えて有線ネットワークに接続する機器がたくさんあるため、LANポートが不足がちのかたに最適なスイッチングハブ「TL-SG1005D」。
特にリビングのテレビまわりはLANが必要なことが多く、新しい機器を購入する度に必要になってくるケースも多いはず。
手軽に後から必要に応じて増設できるのがよいですね。
また常時稼働だからこそ気になる電気代も、エコな機能搭載で気になる消費電力も抑えられているのも〇。
光沢感のあるブラックカラーにスタイリッシュなデザイン。
見栄えもよく、見える場所にだしておいても違和感なく気になりません。
もしLANポートを増やしたいと思ったら、こちらのスイッチングハブをぜひあなたの環境にも加えてみてください。