五平餅は新米の収穫を祝う中山道木曽路の郷土料理です。
その名前の由来は、五平餅の形がお祓いの時に使われる「御幣」に似ているだとか、五平餅がおいしくて一人で五合も食べたことから等、諸説あるようです。
五平餅は甘辛い味噌ダレが特徴ですが、味噌ダレは各家庭ごとに異なる味付けです。
味噌をベースに胡桃(くるみ)や胡麻(ごま)をすり混ぜたものをつけて焼いた五平餅は、香ばしい味と風味が口いっぱいに広がる懐かしい一品。
お茶うけにはもちろん、夜食にもぴったりのボリューム満点の満足感を得られる五平餅は自宅で手軽につくることができます。
今回は砂糖のかわりに甘酒を加えたヘルシーな味噌ダレでつくってみました。
甘酒でつくる、胡桃の五平餅のレシピ
ポイント タレをつけずに素焼き。2度目は味噌ダレをつけて二度焼きにする。
ポイント 味噌ダレは胡桃(くるみ)多めがオススメです。
【材料(4本分)】
・米 1合
・塩 少々
<タレ>
・味噌 大さじ1.5~2
・白ごま 大さじ1 (またはごま油適量)
・甘酒 大さじ4 ※砂糖やはちみつでもよい
・醤油 大さじ1/2
・みりん 小さじ1
・胡桃 大さじ1~ お好みで
・ピーナッツ 大さじ1 ※なくてもよい
※お好みでタレに山椒を加えると美味しいです
・割りばし(ダイソーなどに売っている木の棒がベスト) ※1/3程度をカットして2/3の長さにしておくと丁度よい。
【作り方】
1.ご飯を炊き、塩を少しふって、水で濡らしたすりこ木でご飯の粒が半分程度残って、少し粘りがでる程度ににつぶす。
2.木の棒(割りばしなど)に1のつぶしたご飯を押し付けながら握るようにつけてお好みの形に整える(今回は平らな楕円、わらじ形)。厚さは1㎝程度が目安。
あまり欲張ると食べづらくなるのでコンパクトに平たくまとめる。
3.味噌胡桃ダレをつくる。ピーナッツ、胡桃、白ごまはミキサーやすり鉢などで細かく砕き、タレの材料と一緒にすり鉢で混ぜ合わせる。
白ごまはよくすり鉢ですっておき、胡桃やピーナッツはあらかじめミキサーなどで砕いておくと楽ですがこの過程でごまと一緒に砕いてすることも可能です。
甘酒多めだったので、ややゆるめの味噌ダレに。御好みで調整します。
4.2をトースターで軽く表面を焼いておく。もしくは30分程度おいて表面を乾燥させておく。
5.4に3のタレをスプーンの背で塗り、トースターで焦げ目がつくまで焼く。網の場合は油を網に塗って、中火で約5分程焼く。割りばしの持ちてにはアルミホイルを巻いておくと焦げない。
ぜひ焼きたてのアツアツの時に食べてください。
今回使った甘酒はもちろん、ヨーグルティアで麹から仕込んだ手作り甘酒です。
自家製甘酒の作り方はこちらを参考にしてください。
残った味噌胡桃ダレはほうれん草や小松菜などの青菜を茹でたものに和えても美味しいですよ。