2013年の春頃に発売されてから長らく購入を迷っていたLED水耕栽培キットのGreen Farm(グリーンファーム) UH-A01Eをついに注文しました。
本当はたくさんの収穫量を期待できる、3段タイプのGreen Farm TRI-TOWERがほしかったのですが、1段タイプの価格×3にはならず、さらに高額(約15万円)だったので、お試しガジェットとしては断念・・・
後から買い増しして最大3段まで対応可能な初期モデル UH-A01Eに決定。
※2017/9追記 2台目を購入して重ねて運用中。
水耕栽培のメリットは
そもそも水耕栽培が都心を中心に広まっているのはなぜなのでしょうか?
主なメリットは次の4つポイントではないかと。
①ガーデニングの知識がなくても誰でも簡単にはじめることができる。
②土を入れ替えたりする必要がないので、土耕に比べると病害虫の心配が少ない。
③タンクに貯められた溶液で育てることができるので、頻繁な水やりが不要。
④効率よく養分を与えることができるので、植物が育ちやすく、収穫量が比較的多くなる。
もちろん維持コストがかかるので、市販の野菜を買ったほうがよいかもしれませんが、安全な食物を育てて食べるところまで手軽に「体験」できるメリットが、水耕栽培キットの最大の魅力だと思います。
特に手狭な都会のマンションではコンパクトでデザインのよい水耕栽培キットはおすすめです。
実は水耕栽培キットは、既製品の家庭用水耕栽培装置としてはie・na(イエナ)に続き、わが家では2代目になります。
これまでの水耕栽培に関する記事をこちらにまとめていますのでご覧ください。
Green Farm UH-A01Eの仕組み
今回購入したGreen Farmは循環水槽ポンプ式のie・na(イエナ)と異なり、溶液のはいるタンク1層式のシンプルな構成です。
溶液に酸素をおくるポンプ式ということで、以前購入して廃棄した「水畑」と構造を似ていますが、室内で栽培できるようにLED照明と空気を取り入れるファンも内蔵されています。
また白色LED照明により光合成が促進され、レタス系の場合では種まきから発芽まで約5日、約30日で収穫できるようです。
ちなみにLED照明はタイマー制御でオンオフが可能とのこと。
実際に育ててみてわかったことですが、室内での栽培にはLED照明はもちろんですが、新鮮な空気をとりいれるファンが搭載されていることが意外と大切なのです。
※出典:GreenFarm公式サイト
Green Farm UH-A01Eの仕様
詳細な仕様はこちら。
本体はコンパクトでデザインもスタイリッシュですので、リビングにおいても違和感ありません。
もちろんLED照明がついているので、場所は選びません。
・本体サイズ: Green Farm 幅544x奥行262x高さ305mm
・使える環境: 室内専用。周囲温度が15度~30度まで。
・LED照明点灯時間: 出荷時は16時間点灯する設定。 お好みでタイマー設定により点灯・消灯時刻を設定できる。
・タンク容量: 満タンで約1か月OK。夏は2週間程度で枯渇する可能性あり。
・収穫量: 1回あたり、レタス系なら10株(サラダ10食分)、ベビーリーフ・ハーブ系なら20株(バジルソースのパスタ8食分)
・故障対応: お客様相談窓口[TEL:0120-911-597(無料)へ連絡
気になる維持コストは?LED交換コストは?
それでは初期投資以外にかかる毎月かかるランニングコストはいくらになるのか・・・?
ランニングコスト試算してみました
1.Green Farm電気代: 約9.5円/日、285円/月
*タイマー運転:1日16時間設定、発芽モード設定の場合。電気代は目安単価(1kWh=22円)で計算。
2.その他コスト(液肥、培地スポンジ、種子)
これ以外にかかる維持コストは、初期お試し種子キットがあるものの、2回目以降は専用種子キット+液体肥料+スポンジを買い求める必要があります。
しかし、これは割高! ただ、 こちら水耕栽培専用のハイポニカやスポンジ、市販の種でも問題ないと考えますので、ie・na同様に市販のサカタノタネなどのものを使います。
この場合、種子1品種1袋で約200円程度です。
※ie・naはハイポニカのOEM商品のようなので、ネットで安価なハイポニカ溶液と水耕栽培用のスポンジを買って使っています。
私が愛用しているのはこちらの商品です。どの水耕栽培器にも共通で使えます。
あと意外と便利なのが、こちらのエーモン工業さんのスペアタンク5Lサイズです。
可動性のあるノズルがついているので、液肥と水を混ぜ合わせて、水耕栽培器へ補充するときに注ぎやすいです。
また5Lというサイズ感も必要な量をつくるにはちょうどいいですね。
故障した場合は?LED交換コストは?
白色LED照明付ということで、一般的にはLEDはロングライフがウリですが、本製品の場合は標準的な使い方をした場合、約5年のようです。
LEDは市販の電球に自分で交換することができないようになっているため、別途修理・交換を依頼する必要があります。 問い合わせをしたところ、LED電球のついている上部カバー部分を丸ごと交換するようで、保証期間内であれば無償対応(本体購入後1年、日本国内のみ)。 有償対応の場合、出張修理対応のみで、LEDのみ交換した場合は約7,000円前後費用がかかるようです。
ひとまず5年間使う前提でさまざまな種類の葉物野菜やハーブの育成に挑戦してみたいと思います。
もちろん、このブログにも育成日記を更新していく予定です。
※ie・naも相変わらず稼働中で、サラダ菜を大量に収穫しています。今日も30枚・・・