いつもの酢飯をバルサミコ酢で仕込むと、ちょっと洒落た洋風寿司にアレンジすることができます。
適度にある脂で口当たりのよい生ハムの食感とバルサミコ酢の仄かな酸味とコクとの組み合わせで、さらに美味しく。
バルサミコ酢飯にアクセントを加える柚子胡椒、大葉も秀逸。
新しい洋風握り寿司との出会いです。
ご飯はバルサミコ酢などを加えるため、かために炊いておくことがポイントです。
生ハムの握り寿司のレシピ
【材料(2人前)】
・生ハム 8枚
・大葉 4枚(みじん切り)
・バルサミコ酢 大さじ1
・柚子胡椒 チューブの場合は3㎝程度(お好みで調整)
・砂糖 ひとつまみ
・黒胡椒 少々(お好みで)
・オリーブオイル 適量
・ご飯 1杯よりも少し多め(160g程度)
【作り方】
1.大葉はみじん切りにする。
2.ボウルにバルサミコ酢、柚子胡椒、砂糖と1の大葉を混ぜ合わせる。
3.炊きたてのご飯を2に混ぜあわせる。
4.手のひらにオリーブオイルをつけて、一口大の握り寿司をつくり、冷めるまでおいておく。
5.冷めたら、生ハムを4の握り寿司にきれいに巻きつけて完成。
6.お好みで黒胡椒、オリーブオイルをかけてどうぞ。
今回使った主な調味料について
1.柚子胡椒
熟れる前の柚子の表皮を細かく刻んで、青唐辛子や塩をすりあわせてつくる薬味。
柚子の爽やかな香りの中に青唐辛子のピリっとしたエッセンスが効いています。
九州の一部の地方では、古くから唐辛子のことを”こしょう”と呼んだことから、”胡椒”という呼称が一般的になりました。
いまや日本を代表するスパイスです。
2.バルサミコ酢
一方、バルサミコ酢はイタリア料理には欠かせない調味料です。
甘味の強い葡萄の果汁にワインを加えて木の樽に仕込んで長期間熟成させた果実酢です。
少量たらすだけで独特のまろやかな酸味と深いコクと旨味をプラスされ、料理の味をぐっと高めます。
抗酸化力の効果で知られるポルフェノール含有量が黒酢の3倍もあります。