レコーダーだけではなく増え続けるゲーム機器やガジェットに対して、接続するディスプレイやテレビにHDMI端子は不足がちですよね?
私も任天堂のゲーム機器「Switch」を追加したのですが、すでにTVのHDMI接続の口がふさがっていました。
普段はよく使うものを接続しておけばよいのですが、実際にはゲーム機器やガジェットを使うたびに抜きさし交換するのも面倒です。
そんな時に便利なのが、HDMI端子を増やしてくれる「HDMI切替器」です。
1台導入すれば、HDMI端子が複数になる優れもの。
LANケーブルやUSBケーブルの切替器同様に、入力したソース毎に接続したHDMIケーブルを切り替えて表示できる便利なセレクターです。
多少ケーブル等のとりまわしでごちゃごちゃしてしまいますが導入しない手はありません。
今回のわが家のケースでは、出力先は1台のTVだけなので、今回は「複数入力→1出力」できるHDMI切替器が必要です。
またHDMI切替器を選定するにあたってのポイントは以下の4つ。
- 外部電源不要であること
- DMI端子が最低でも3つ以上あること(出力はテレビのみなので、複数入力・1出力を満たすもの)
- 電源オンすると自動で切り替わるもの
- 万が一に備えて、手動でも切り替えができるもの
1の「外部電源不要」については、すでに接続している機器のACアダプタでコンセントの空きは少なく、見た目もすっきりさせたいため絶対条件でした。
また3の「自動で切り替わる」点については、機器の相性によってはなかなか動作が安定しないとのレビューもあったりするので悩んだのですが、基本自動切り替えだけど、手動でも切り替え可能なものを選択。
以上の条件を満たすものとして、HDMI切替器(3入力・1出力)タイプの「SW-HD31」を購入しました。
今のところ4Kテレビに買い替える予定はないのでフルHD・3D対応だけでも仕様上問題ありません。
あわせて取り回しのよい短めの細い、こちらのHDMIケーブルを購入。
Amazonベーシックのケーブルなので2本セットで格安のわりには、ケーブルも細くで柔らかく扱いやすくオススメです。
HDMI切替器・セレクター「SW-HD31」のレビュー
サンワサプライのHDMI切替器「SW-HD31」は3入力・1出力できるセレクターです。
映像・音声ソースが最大3本で、1台のディスプレイ・テレビを切り替えて表示することができます。
私が購入時にプライオリティをあげた「外部電源不要」と「自動切替機能」は、実際に導入してみて正解でした。
リビングのテレビ周りはなるべくすっきりしたいということもあったので、本体はiPhoneよりは少し大きめ程度で意外とコンパクト・軽量で邪魔になりません。
AC電源がないので、延長コンセントもすっきりしています。
また電源オンで自動的に切り替わるのはとても便利です。
切り替えるためにわざわざボタンを押さなくてもよいのは、せっかちな私にはぴったりでした。
但し、スリープ状態にしたデバイスが復帰した時は自動で切り替わらない仕様のため、本体セレクターのボタンを押して手動で切り替える必要があります。
下図はわが家のリビングにあるTVに接続しているデバイス群の構成です。
近々、BD・HDDレコーダーも新しいものを追加しようと検討中なので、ますますHDMI単位が足りなくなることは必至。
BRAVIAにはHDMI端子が裏面・側面に計4つしかないため、どうしてもゲーム機器やストリーミングデバイスを接続する端子が不足がちでした。
HDMI切替器を導入することで、非常にすっきりとまとめることができました。
導入するにあたり、同時利用のケースがないゲーム機器をHDMI切替器にまとめて接続することにしました。
HDDレコーダーを自動切替機能付きのHDMI切替器に接続すると、裏で予約が動いている場合はゲーム中に切り替わってしまう可能性があるためです。
レコーダーはHDMI切替器には接続せずに、TVのHDMI端子に直結します。
仕様上の気づいた注意点としては、スリープ状態から復帰したHDMI対応機器は自動で切り替えされないため、手動で切り替えます。
またHDMI接続機器から電源を供給するためのACアダプタなどの外部電源は不要ですが、裏を返せば給電できないHDMI対応機器は接続できないということです。
つまり、接続する機器はAC電源から電源を供給されている必要があるため、ChromecastやFire Stickといった外部電源ソースを持たず、HDMI端子から電源をとるタイプのデバイスはNGとなります。
もしその用途で使う場合は、AC電源ありのHDMI切替器を選びましょう。
HDMI切替器・セレクターのオススメ5選
今回のケースは3入力あれば対応できそうだったので、サンワサプライの3入力1出力タイプ、SW-HD31を購入しました。
それぞれのご自宅の環境によってはHDMI端子が足りなかったり、もう少し少なくてもよい、リモコンで切り替えたい、安定している手動切替だけでよいといった、多種多様なニーズがあると思います。
「3入力1出力」の自動切替では、SW-HD31がオススメですが、他にもいくつかHDMI切替器が発売されているのでニーズによってオススメをご紹介します。
1.2入力1出力タイプ(外部電源なし/あり)
バッファローの切替器がテレビに接続するHDMIケーブルが本体についているため、別途ケーブルを用意する必要はありません。
外部電源なしでも動作可能ですが、本体側面にある外部電源ポート(microUSB)にACアダプタ(別売)を接続しての使用もできる切替器。
2.3入力1出力タイプ(手動切替のみ/外部電源なし)
機器の起動・終了時に自動切り替えしない、完全手動切り替えタイプのコンパクトなHDMI切替器です。
自動切替ではない分、機器間の相性に悩まされることが少ないため安定しています。
3.3入力1出力タイプ(自動切替・手動も可能/外部電源なし)
今回レビューした商品です。AC電源によって給電されるゲーム機を複数つなげる場合は重宝します。
4.4入力1出力タイプ(リモコン対応/AC電源あり)
5.3入力1出力タイプ(リモコン対応・4K2K解像度対応/AC電源あり)
6.双方向HDMI 切替器・セレクター
入出力が逆になっても対応できる切替器もあります。
こちらの2in1HDMI切替器では、①2入力→1出力、②1入力→2出力の使い分けが1台でできます。
HDMI Ver2.0、3D、1080P、4K x 2K(60Hz)の解像度とHDオーディオに対応しています。
非常にコンパクトで1台あると便利ですね。
※PS4 Proなどに接続するときはHDMIケーブルも2.0対応のものを使ってください。
レビューはこちらをご覧ください。
わが家ではこの切替器を使って、ノートPCの画面をデスクトップPCのディスプレイに表示させています。
ノートPCに加えて2画面表示になったことで、作業効率があがりました。
※各機器のご購入にあたっては、各メーカー公式サイトの仕様をよく理解した上でお買い求めください。