本日の晩御飯は宮崎の郷土料理、「鯵の冷や汁」。
お盆休み真っ只中、うっかり風邪をひいてしまって寝込んでいた私に妻がつくってくれました。
郷土料理だけに味付けや具材は各家庭によって様々。
今回は鯵の干物を使わず、塩も使わず、新鮮な鯵を焼き上げてほぐした身を使いました。
もともとのの起源としては鎌倉時代の僧侶が全国に広めたと「鎌倉管領家記録」に記されていますが、冷や汁は「農民食」という呼び方からわかるように、忙しい農家のあいまをぬって簡単に調理して素早く食べることができるため、好まれて食されていました。
あったかいご飯とキンキンに冷たく冷やした汁との絶妙なコラボレーション。
夏野菜もたっぷりで、疲れているときでもスルスルっといけてしまう、美味しいぶっかけご飯をぜひ。
鯵の冷や汁の作り方
【材料(2人前】
・鯵 2匹
・キュウリ 2本
・トマト 1個
・生姜またはミョウガ 適量(生姜1片、ミョウガならば2個)
・青じそ 2枚
・味噌 お好みで60g程度※いれつつ味を調整
・白ごま 大さじ1
・白いご飯、または麦飯 4杯分
・塩 少々
・出し汁(煮干しでとったもの)2+1/2カップ
【作り方】
1.鯵は内臓や尾の両側にあるとげとげしたもの(ゼイゴ)を取り除き、グリルで強火でよく焼き、小骨を除きつつ身をほぐす。
2.キュウリは2~3mm程度の厚さに輪切りにして、塩もみした上で水で洗ってかたく絞る。
3.生姜が千切り(またはミョウガは2~3mm程度の厚さに輪切り)、青じそも細切り、トマトは皮をむいて1㎝角に切る。
4.ボウルに味噌をいれて、 出し汁2+1/2カップを少しずつ加えて味噌がだまにならないようによく混ぜ合わせる。
5.1のほぐした鯵の身、2と3のキュウリ、生姜(ミョウガ)、青じそ、トマト、白ごまを加えて、ざっと混ぜ合わせる。
6.冷蔵庫でキンキンに冷やす。
7.食べるときに、器に盛ったご飯に6の冷や汁をたっぷりかけていただく。