真空パックのお魚、食べたことありますか?
全国に409店舗をかまえている「まいどおおきに食堂」さんより、真空パックの調理済みお魚セットをいただきました。
お店でも人気のある調理済みの魚が4種類(銀鮭塩焼、鯖塩焼、鯖煮付、カレイ煮付)がそれぞれ3枚(1枚80g相当)はいったお得なセットです。
このお魚セットは調理済みというのがポイントで、冷凍庫からだしたらそのまま温めるだけで食べることができます。
また、できたての美味しさそのまま真空パックされているので、冷凍庫でコンパクトに長期保存(180日)可能で、いつでも好きな時に食べられるのがよいですね。
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※まいどおおきに食堂は、私も大好きな「はらドーナツ」や「ホノルルコーヒー」も手掛けるフジオフードシステムさんの事業展開ブランドの1つです。
調理済みの魚の真空パック冷凍のメリット
はじめて調理済みの冷凍魚を食べたのですが、調理してすぐに真空パックされているため、風味もそこなうことなく、ふっくらとした身がとてもおいしいです。
また冷凍ということでありがちな冷凍焼けについても、まったくパサツクということがなく、真空パックによる冷凍魚はこれからの時代、間違いなく保存食として選択肢の1つになるでしょう。
例えば、
- 共働きで忙しい世帯で、平日帰宅後に温めるだけでおかずの一品になる
- 忙しい朝につくるお弁当のおかずとしても使える
- ご高齢のかたでも、調理いらずで作りたてのお魚を食べることができる
- 遠方に住む高齢の両親への定期的な贈り物としてもつかえる
- 栄養価が高く、冷凍庫で長期保存ができるので、防災備蓄品としても使える
など、幅広いシーンで役立ちますね。
真空パックの冷凍魚をおいしく解凍する方法
冷凍技術の発達により、日本では様々な食品が冷凍食品として販売されています。
中でも魚は解凍方法によっては、味そのものが同じものでもガラリとかわってしまうので注意が必要です。
真空パックの冷凍魚をよりおいしくいただくための解凍方法をご紹介します。
調理済み魚の解凍方法
調理済みの冷凍魚の場合、2つの方法があります。
1.湯せん
真空パックをそのまま温められて、解凍の手間がいらないのが「湯せん」です。
- 真空パックを開封しないで、冷凍状態のまま沸騰したお湯に入れる。
- 約10分~12分程度温める。
- 鍋から取り出して、お皿に盛りつける。
注意点:
- 真空パックが鍋のふちや底にふれて、熱で破れないように、大きめの鍋でまんべんなく温めること。
- 竹ざるなどを鍋底に敷いてその上で真空パックをおいて温めるとよい。
2.電子レンジ
手軽に温められるが、むらなく温めるには事前に解凍が必要です。
- 真空パックから中の魚を皿に取り出し、ラップをかける。
- 電子レンジで、魚の温まり加減をみながら温める。
- そのまま取り出して食卓へ。
注意点:
- 電子レンジの場合は、冷凍庫からだしてすぐ温めると、温めムラがおきやすいので、あらかじめ解凍しておくとよい。
真空パックの冷凍魚(調理済み)を解凍実例
今回いただいた真空パックのお魚の中から、「鯖煮」を湯せんで解凍してみました。
尚、時間がなくて電子レンジ解凍の場合は、あらかじめ流水や冷蔵庫で解凍後、お皿に中の魚をだして温めれば上手にしあがります
湯せんの場合は、大きめのフライパンにお湯を沸かし、竹ざるを敷き、その上に真空パックの鯖煮をのせます。
真空パックがフライパンのふちや底にふれて、熱でやぶれないようにするためです。
フライパンの蓋をかぶせて保温効果を高めて、トロ火で待つこと10分~12分で湯せん完了。
白髪ねぎと大葉を刻んでトッピングすると、見ためもよく、食欲をそそります。
湯せんで鯖の中までしっかりと温められており、身もふっくらして、できたてのおいしさです。
お子様から高齢の方まで幅広い世代で安心して食べられる、やさしい味つけです。
調理済み冷凍魚の威力を実感しました。
\冷凍庫にストックしておくと便利です/
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生魚の解凍方法
生魚の解凍ではドリップ(解凍液)をできる限りださないことが大切です。
ドリップには栄養素や旨味成分が含まれているため、ドリップを少なくするように適切に解凍すると、味の劣化もなく美味しくなります。
生魚の場合は、下記の通り、解凍方法には大きく4つあります。
中でも低温で解凍する「冷蔵庫解凍」が簡単且つ失敗なく解凍できるのでオススメ。
冷凍したときの温度に近い温度で解凍するとより美味しくできるからです。
1.自然解凍(常温解凍)
真空パックのまま、室内の冷暗所において、常温で自然解凍する方法。
- 解凍時間の目安:大きさにもよるが数時間
- ドリップがでやすいのが難点
- 夏場では衛生面で心配
2.冷蔵庫解凍 ★★★
真空パックを冷凍庫から冷蔵庫に移して、ゆっくり解凍する。
- 解凍時間の目安:5~6時間
- ゆっくりと低温解凍するため時間がかかる
- ドリップでづらいため、衛生的でおいしい状態のまま解凍できる
- 刺身や寿司ネタなど生で食べる場合にむいている
- 食べたい日の朝や前日の夜からあらかじめ解凍しておくとよい
4.流水解凍 ★
魚が水に直接ふれないように、真空パックのまま水をいれた容器に浸し、水道水の流水(細目)で短時間解凍する方法。
- 解凍時間の目安:20分~30分
- ドリップ少なめ。
- 少し急いでいる場合によい方法。
- 水道代がかかるのでコスパはよくない。
5.急速解凍
電子レンジを使って急速解凍する方法。
真空うパックから魚をだして、キッチンペーパータオルの上にのせて電子レンジにいれて温める。
- 解凍時間の目安:30~40秒/100g
- 最も短時間で解凍できるが、ドリップがたくさんでる。
- 電子レンジによっては、解凍ムラや部分的に煮えてしまうため、途中で裏返すなど温め加減をみながら温める。
6.氷水解凍 ★★
ボウルに氷水をいれて、真空パックのまま浮かないようにいれて放置して解凍する方法。
冷蔵庫解凍ほど時間は待てないが、おいしく解凍したい方にオススメ。
- 解凍時間の目安:冷蔵庫解凍より早く、数時間
- 氷の効果で流水解凍よりも早く、ドリップも少なめ。
生魚のオススメ解凍方法は、冷蔵庫解凍>氷水解凍>流水解凍です。
冷蔵庫解凍の時間を短縮するため、流水解凍(数分)+冷蔵庫解凍や、氷水解凍(5分)+冷蔵庫解凍の組み合わせも考えられますね。
追記:日本の家電製品の技術開発力はすごくて、機能の進化スピードは半端ないです。オーブンレンジ(私の所有しているパナソニックビストロもしかり)や冷蔵庫でも解凍機能がついているので、それを使えば通常よりはドリップもでづらいので美味しく、且つ早く解凍できます。
ここではあえてそういった機能を使わずとも誰でも美味しく解凍できるノウハウをご紹介しました。
まとめ:真空パックの冷凍魚で賢く時短!
できたての美味しさをそのままに真空パックにとじこめた冷凍魚。
共働き世代が増加する中、家事の時間短縮の需要が高まり、食材をまとめ買いする世帯にとってもひとつの選択肢となるのではないでしょうか?
気なる賞味期限も冷凍保存すれば、2~3週間程度は保存することができるので、作り置きオカズやお弁当にもぴったりです。
また、調理済みの冷凍魚は、電子レンジや湯せんで温めるだけなので、有事のときの非常食としても重宝するでしょう。
今回は加工済みの魚を真空パックにしたものをいただきましたが、料理好きで時間に余裕があるかたはご自身でも調理した魚を「真空パック機器」を使って、冷凍することでコスパよく平日の家事負担を減らすことができます。
真空パックの冷凍魚を日々の生活にとりいれることで、賢く豊かな食生活を楽しんでみてはいかがでしょうか?