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【DIY】洗面脱衣所に棚柱(チャンネルサポート)を使って「可動棚」を設置、ランドリー収納力を劇的に向上する方法

洗面脱衣所の収納スペースを拡充するために、洗濯機の上に「可動棚」を設置することにしました。

「可動棚」とは、壁に設置した棚柱に棚受けを設置して、その上に棚板を置いて収納棚をつくる棚です。

棚柱にはいくつもの差し込み用の穴があるので、棚受けを固定した棚板を収納するものにあわせて、好きな高さに調整することができるメリットがあります。

以前は防水パンに設置するタイプの「ランドリー収納ラック」を使っていましたが、縦型洗濯機からドラム式に買い替えたときに洗濯機のサイズとマッチせず、廃棄。

それ以来、ドラム式にマッチしたランドリーラックがないか探していましたが、ラックの脚が防水パンに干渉する可能性がある商品が多く、既製品での設置を断念していました。

今回、自分好みの収納スペースを可動棚をつくることができる「可動棚」を知り、DIYで壁面に棚を直接取りけてみることにしました。

棚を設置するにあたり利用したパーツは、住宅用収納システムを手掛ける株式会社ロイヤル「チャンネルサポート」と呼ばれる棚柱と、棚受けの「ブラケット」です。

「チャンネルサポート」と「ブラケット」を使うことで、誰でもちょっとしたDIYで棚板の位置を自由に変えられる「可動棚」をつくることができます。

「可動棚」取付に必要な道具と材料

DIYするにあたり、道具がなかったのでAmazonで調達。
材料も楽天でそろえることにしました。

道具をそろえるとそれなりに費用はかさみますが、DIYを今後もやっていくのであれば、このタイミングで一通りそろえておくとよいでしょう。

棚板やチャンネルサポートなどの材料はホームセンターで探しましたが、意外と必要なサイズの材料がみつからなかったので、ネットで調達することにしました。

ネット通販で取り寄せよう

送料を含めても、手間暇かからずホームセンターよりも安価に調達。

結果的に総費用も抑えることができたので満足!

可動棚をつくるために必要な材料

金具

チャンネルサポートは幅90cm以内だったので2本使用
ブラケットは棚板の奥行の考慮して300mm

チャンネルサポートは取付ける場所の棚板の幅に応じて、必要本数そろえましょう。

今回は棚板の幅が800mmだったこともあり、チャンネルサポートを2本、棚板の奥行が350mmだったので、ブラケットの長さは300mmを選びました。

必要本数や長さの目安は、次を参考にしてみてください。

選び方の目安
  • チャンネルサポートは900mm間隔がおすすめ
    ・600mm~1200mm間隔がちょうどよい
    ・1200mm以上より広い間隔の場合、3本使う
  • ブラケットは棚板の奥行の80%以上を占める長さ

私が購入したショップは、楽天のノナカ金物店です。
購入前も丁寧に相談にのっていただけるのでおすすめのショップです。
取付用のネジもおまけでついてくるので親切です。
配達も早くて、届いたらすぐに使えるのが便利。

バリエーション豊富なロイヤルの棚柱

取付場所のサイズにあった長さのチャンネルサポート、設置したい棚板のサイズ(特に奥行)や耐荷重にあったブラケット購入しましょう。

参考 安全目安荷重(ロイヤル)

取付ネジの長さにも注意。
わが家では「石膏ボード奥の下地止め用」として、長さ40mmのネジを選択しました。

最初の計測
が大切!

棚板

取付ネジの長さ+ブラケットの厚み分を考慮して厚さを決める

今回、本棚のように重いものを収納する前提ではなかったので、棚板そのものの軽量化を重視して「ポリランバーコア合板」の厚さ12mmを選びました。

私が購入したショップは、楽天の「DIY 北零WOOD」です。
購入前に無料のサンプル木材(ハガキ大)で質感など確認できます。
無料のオーダーカットや木口仕上用のテープ貼付も丁寧な仕上げ。
梱包もしっかりしているので通販でも安心です。

DIYにおすすめの棚板

棚板は「ポリランバーコア合板」がオススメです。

・軽量で反りがおこりにくい
・撥水性がよく手入れしやすい
・傷や汚れにつよい
・加工しやすい

といったメリットがあります。

DIYにピッタリ!

可動棚をつくるときに便利な道具類

初心者におすすめ捗るアイテム

可動棚の取付には、下地探し用の「センサー」と「どこ太」、チャンネルサポートや棚板の水平感を測るための「水平器」は必須です。

道具も大切!

「可動棚」の取付手順

ここではロイヤルのチャンネルサポートとブラケットを使った、可動棚の取付方法を解説します。

STEP1:下地探しとマーキング

まず取り付けたい壁の向こう側に、チャンネルサポートを固定するための下地(木柱・軽量鉄骨など)があるか確認します。

専用のセンサーや針を使って、下地のあたりをつけることができます。

左:針がでるタイプの下地探し
右:センサーで検知するタイプ

ここでは、「下地センサー」×「下地探しどこ太」を組み合わせによる、精度の高い下地探しの方法を紹介します。

こちらの動画ではわかりやすく解説されていますので、こちらで全体の流れを把握してから作業を進めると効率的です。

下地探しセンサーで検知する

最初にセンサーを使って検知していきます。
センサーを先につかって下地のあたりをつけることで、壁が針をさすこで穴だらけになってしまうことをできる限り避けることができます。

下地探しセンサーの使い方は、こちらの動画がわかりやすいです。

下地探しセンサーは、左右両方(または上下両方)から平行移動させながらスライドすると、下地がある場所でセンサーが検知してアラームで知らせます。

左→右へスライドすると、アラームが鳴るのでそこにマーキング。

右→左へスラウドすると、アラームが鳴るのでそこにマーキング。

左右それぞれマーキングしたちょうど中央が下地となる柱の場所になります。

これで下地となる柱の場所がわかりました。

尚、マーキングは後からはがしやすいマスキングテープがおすすめです。

左:各テープの中央あたりが軽量鉄骨の位置
右:下地にあるネジの位置(ネジを避ける場所)

下地探しどこ太で検知する

次に念のため、針をつきさして下地を探すことができる「どこ太」を使って、先ほどマーキングした中央あたりにさしこんで確実に柱があるのかをチェックします。

「どこ太」は壁にあてて垂直に押し込むことで、先端から針がでるようになっています。

壁の向こう側に柱がある場合は、針が突き抜けていかないので、ある個所で引っ掛かりがあります。

目盛りは11mmが壁の下地までの深さ

逆になんの抵抗もなく、つきぬけてしばう場合は、柱はありません。

先端の目盛りが完全に隠れてしまうと
壁の向こう側に下地がない証拠

「どこ太」を使うメリットとして、壁の厚みを針がささる深さで測ることができる点です。

今回計測したところ、壁の厚さ(壁紙+石膏ボード)は11㎜でした。

この厚み(11mm)に、取付けるチャンネルサポートの厚さ(11mm※面付けした場合)+軽量鉄骨の厚さ(6mm以下)を考慮して、ネジの長さを決めることができます。

ネジの長さは28mm以上あればよく、ある程度余裕を持たせて40mmのネジを使うことにしました。

下地探しの精度を高めよう

下地探しは、下地センサーとどこ太(針)の組合せで、確実に下地の場所や素材を把握できるだけではなく、取付けネジの適正な長さを知ることができます。

特にマンションなどでも多く使われる軽量鉄骨は、センサーで判別しやすくなります。

ダブル使いが
おすすめ!

STEP2:チャンネルサポート(棚柱)の取付

下地の場所や深さがわかったら、準備は完了です。

チャンネルサポートを1本ずつ順番に壁にあて、マスキングテープなどで固定します。

水平器をつかって垂直になっているかをチェックします。

気泡の位置が中央であればOK

まっすぐになっていることがわかったら、上方からネジで固定していきます。
上方から固定することで、安定した取付ができるので安全です。

チャンネルサポートの上下を間違わないようにしましょう。

ネジ穴が2つ、AAマークがあるほうが上
軽量鉄骨へのネジ取付

軽量鉄骨(6mm以下の厚さの鉄骨)にネジを取付ける前に、下穴をあけておくとスムーズです。

ネジの太さにあわせて、鉄工用ドリル(2.8mm)を使うことで下穴をあけることができました。

鉄工ドリルがあれば簡単!

片方のチャンネルサポートの取付が終わったら、同様にもう1本も取付ます。

最後にブラケットと棚板を仮置きして、水平器を置いてまっすぐ設置されているのかを確認します

水平器を活用しよう

「水平器」を使うことで、視覚的に水平感をチェックできます。

できるだけ大き目サイズで、マグネット付きのものが扱いやすくおすすめです。

マストアイテム!

STEP3:ブラケット(棚受)の取付

棚板をブラケットに固定する前に、正しいネジ位置を確認します。

ブラケットだけを仮置きし、ブラケットのネジ穴にあたる部分に下側から棚板に鉛筆でマーキングします。

ブラケットと棚板を取り外し、棚板にマーキングした場所にネジでブラケットを固定します。

キリやドリルで下穴をつけておくと、ネジがすべらず固定しやすくなります。

チャンネルサポートの位置にあわせて
ブラケットを取付ける

必要枚数の棚板にブラケットを取り付けたら、チャンネルサポートにひっかけて完成です。

当初予定の3段から2段に変更
十分の収納力!

まとめ:「可動棚」はDIYで誰でも簡単に取付可能!

以上、ランドリースペースにDIYで「可動棚」を設置する方法の紹介でした。

材料費(金具+棚板)合計で約16,000円程度で、可動棚をつくることができました。

下地を探すところが最大のポイントですが、確実に位置を特定できる下地探し用のセンサーと針タイプのどこ太のダブル使いがおすすめです。

ロイヤルのチャンネルサポートとブラケットを使えば、初心者でも簡単に棚をつくることができます。

あなたもぜひ「可動棚」を設置して、収納力をあげてみてはいかがでしょうか?

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