私にとっての懐かしのオムライスは大学への通学途中によく通った、阪神百貨店地下食堂街にあるオムライス専門店で食べたベーシックなオムライス。
今はやりの半熟度が半端ないオムライスではなく、ほどよくチキンライスを覆った柔らかい卵がポイントの、基本のオムライスでした。
店名はもうすっかり忘れてしまったけれど、数あるお店の中でもピカイチの美味しさ。
オムライスとサラダ、そしてコンソメスープがついて、当時ワンコイン500円で食べることができた懐かしの味。
カウンター越しに目の前で手早くオムライスをつくる職人技を見るのが楽しみでした。
今日はそんな思い出にふけりながら、基本のオムライスをつくってみました。
洋食屋のオムライスの作り方
最大のポイントは卵に混ぜ合わせる、油と水です。
卵に油と水を加えることで、卵が固まりにくくなり、卵がふわふわになります。
また、フライパンに卵がくっつきにくくなるので、チキンライスを包みやすくなるので誰でも失敗することなく、きれいなオムライスが出来上がります。
よく他のレシピでは炭酸水やマヨネーズ、牛乳などを加えることもありますが、シンプルに水とサラダ油がベストかと。
水の方が卵本来の風味がでて美味しく仕上がります。
牛乳はどちらかというとスクランブルエッグなどにむいているかもしれませんが、このあたりは好みになるのではないかと思います。
お試しあれ。
【材料(2人前】
・玉ねぎ 小1/2個
・パプリカ(赤・黄) 各1/4個
・しめじ 1/4株
・鶏むね肉 小1枚(200g)
・塩 2つまみ
・こしょう 少々
・白ワイン 大2
・ケチャップ 大4
・ウスターソース 小1/2
・しょうゆ 小1/2
・温かいご飯 2膳分(320g)
・卵 4個(2個ずつ)
・サラダ油 小1(小1/2ずつ)
・水 小1(小1/2ずつ)
・サラダ油 適宜(炒め用)
・ケチャップ 適宜
【作り方】
1.玉ねぎ・パプリカ・しめじ・鶏むね肉は、それぞれ1.5cm角程度に切る。
2.フライパンに油をひき、中弱火で1を炒める。塩・こしょうをふる。
3.白ワイン・ケチャップ(大4)・ウスターソース・しょうゆを加え、水分を飛ばすように更に炒める。
4.火を止めてご飯(温かい)を加え、ムラのない様に混ぜ合わせる。少し水分があるようであれば、弱火で飛ばす。
5.卵は、1人分ずつ(1人2個)別々のボウルにとき、サラダ油・水も加えて混ぜる。
6.別のフライパンか中華鍋に油をひき、中弱火で温める。煙が立ってきたら、卵を入れてぐるっと伸ばす。鍋を回しながら火を入れ、中心が半熟の状態で火を止める。
7.4のご飯(半量)を中心に細長く乗せ、片側の卵をご飯の上にかけ、かけた側にフライパンを傾けて反対側もご飯の上にかける。返すように、お皿に盛り付ける。好みでケチャップをかける。
※今回は中華鍋で作ったので中心に卵が集まり、より半熟になりました。