星野泰平さんの「半値になっても儲かる つみたて投資」を読みました。
すでに積立投資実践中ですが、アマゾンでランキング入りしている積立投資の本でしたので、ずっと気になっていました。
投資には興味があるけど、損するのが嫌だと思ったり、相場の変動が激しくてどのタイミングで投資をはじめればよいのかわからないと思っている方は多いと思います。また私のようにかつてリーマンショックで大きな値下がりによる含み損をもっている方も少なくないと思います。
かくいう私もそのひとりで、リーマンショックの少し前にアクティブファンドで積立を開始したのですが、暴落時に積立をやめてしまったことが悔やまれます(昨年ようやくリカバリーしたので全て売却ました)。
一般的に「積立投資」とは、毎月一定額ずつ投資していく方法です。
いまでこそ、たくさんの書籍がでていますが、星野さんはこれまであまり解説されてこなかった「積立投資の効果」について体系化しています。
星野さんがあげる「つみたて投資」の効果は次の通り。
①値下がり安心効果・・・下がっても安心
②スピード回復効果・・・損から損益回復しやすい
③リバウンド効果・・・下がってから上昇するとリターンが得られる
④ストレス抑制効果・・・上げ下げのストレスを抑えられる
⑤タイミング・フリー効果・・・始めるタイミングに悩まないでよい
⑥プロセス回復効果・・・値動きが大切
⑦継続効果・・・続けることで口数が積みあがる
⑧予測不要効果・・・細かい予測はいらない
これらの効果について、「半値になっても儲かる つみたて投資」の中で順に解説されています。
私の場合、3年前からインデックス投資信託による積立投資を実践中ですが、その短い経験からも、特に④ストレス抑制効果、⑤タイミングフリー効果、⑦継続効果が肌で感じています。
これから積立投資を始めようとする方や、まだ二の足を踏んで躊躇している方にはぜひ読んで欲しいと思います。投資に絶対はありませんが、1つの方法論として知っておいてもよいかと思います。
※具体的な投資商品選定方法やアセットアロケーションに関する考えかたについては、カンチュンドさんの「 忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術」をおすすめします。