靴のかかと内側(いわゆる履き口)の擦り切れが広がってきました。
擦り切れが大きくなる前に修理することが大切ということで、早速自分で市販のパットで補修することに。
補修品はAmazonで売れ筋のアクティカの「すりきれ防衛隊」を購入。
カラーバリエーションも複数色展開、また素材もメッシュタイプと合皮タイプの2種類ありますので、自分の靴にあった色を選ぶとよいでしょう。
(私はブラック/メッシュタイプを購入)。
また2枚入りなのでこれ1つで靴1セットを補修することができます。
非常にシンプルで、補修する部分にあわせてハサミで切りとり、裏面シールをはがして貼り付けるだけです。
コツとしては靴の補修部分にあてて、マジック等で型どっておけば、失敗もありません。
履き口の補修には欠かせない皮用接着剤「裁ほう上手」
ただ事前に調べていた通り、貼り付けて1週間もしないうちに粘着力が落ちて、パットの端よりはがれてしまいました。
さすがに靴のかかとの内側は靴ベラなどを使って多少気づかって脱ぎ履きしていたとしても、やはり毎日の摩擦でめくれあがってしまうようです。
そこで、もともとパットについている接着剤を強化するために、布用の強力な接着剤をつけることにしました。
その名も「裁ほう上手」というボンドで有名なコニシ製の布用接着剤です。
強力な布用ボンド「裁ほう上手」とは?
このボンドのコンセプトは、「針・糸いらずの布用接着剤」というだけあって、こちらの接着剤を使うと、なんとミシンなど使わずとも布どうしをボンドだけで強力に接着できてしまうのです。
しかもドライクリーニングしても剥がれない頑丈さ。
ダイソーにも似たような超強力生地・皮用ボンドがあるようですが、今回は毎日履くものなので安心料と思って、少し割高のコニシのボンドにしました。
「裁ほう上手」にはボンド(写真は45g)と専用のヘラが付属しています。
塗りやすいスティックタイプのものもありますが、口コミをみる限りでは接着力はこちらのチューブタイプが強いようです。
またチューブの先端は御覧の通り、すぼんでいるので少量ずつ塗りやすくなっています。
履き口のパットの接着力を「裁ほう上手」で補強
早速、剥がれた補修材「すりきり防衛隊」のめくれあがった部分に、改めて「裁ほう上手」をヘラを使ってまんべんなく塗りつけます。
強力接着剤のため、慎重に位置合わせをして貼り付けます。
洗濯バサミをつかって仮止めして乾くのを待ちます。
通常はアイロンなどで押し付けるとよいとのことでしたが、靴補修の場合はそのまま自然乾燥させてなじませます。
時間にして30分も放置すれば大丈夫でしょう。
乾燥後は御覧の通り、しっかり貼り付いています。
その後1週間経過しましたが、特に剥がれてきていることはないようです。
これは強力&優秀!
そもそも補修パットの糊がもう少しましであれば良かったのですが、補強用パットを使う場合は布用ボンドは必須です。
やはり、もともとパットについている接着剤が弱いということと、補修箇所によっては摩耗のため剥がれてしまうので、別途布用の接着剤で固定したほうがよさそうです。
靴の劣化を防ぐ3つのポイント
今回のように経年劣化でどんなに気をつけていても履き口がすり減ってしまうことは避けられません。
とはいえ、次あげる3つのポイントを日常的に気をつけることで、少しでも長く靴をもたせることはできます。
まず、靴を履くときは必ず、靴ベラ(シューホーン)を使うことです。
ついつい無理やりはいてかかとをつぶしてしまったり、指で広げることで靴のかかとが伸びてしまうため避けるべきです。
携帯用の靴ベラを持ち運ぶとよいでしょう。
また靴を脱ぐときは、靴のかかとを手でおさえつつ脱ぐことです。
むりやり足をすりあわせて脱いでしまうと、靴が傷みますので、しっかりと手でつかんでホールドし、1足ずつ脱ぎます。
そして、毎日同じ靴を履くのではなく、複数の靴を毎日履きかえるようにすることです。
靴も休ませることが必要で、お気に入りの靴であれば何足も購入して、履きかえることで長持ちします。
私もついついやってしまいがちなことですが、お気に入りの靴を長く履き続けるためにも、以上3つのポイントを気をつけたいと思います。