川崎であじさいの名所といえば、「妙楽寺」。
神奈川県では北鎌倉にある”あじさい寺”の「明月院」が有名な観光スポットですが、ここ妙楽寺も負けてはいません。
私は訪れたのは、ちょうど毎年6月の第3日曜日に開催されている「長尾の里あじさいまつり」の6月16日(日曜日)。
当日は梅雨の晴れ間で、絶好の散策日和。
お天気に恵まれたこともあって、とても多くの参拝客が訪れていました。
これまで近くの生田緑地まではばら苑などで足をのばすことも度々ありましたが、妙楽寺ははじめての訪問です。
長尾丘陵の一角にたたずむ、あじさい寺「妙楽寺」の見どころ
川崎市多摩区長尾にある天台宗「妙楽寺」境内には、本堂南西側と山門南西側の斜面に、28種類・約1,000株のあじさいが植えられています。
あじさいの旬である6月中旬ということもあって、ほぼ満開状態。
初夏のような青々とした空に鮮やかなあじさいが映えとても印象的な空間です。
境内には紫、青、白、ピンク等、色とりどりのアジサイが咲き誇っています。
とりわけ斜面に咲くあじさいはなかなかの見どころ。
妙楽寺の左手にある鐘楼堂から眺めるあじさいは必見。
色とりどりの鮮やかなアジサイは新緑に映え、神秘的な空間をつくりだしています。
太陽光に照らされる部分と影のコントラストが何ともいいがたい美しさ(ここはぜひ肉眼で)。
時間帯によって、変化するあじさいを楽しめます。
本堂でお参りをしたら、左側へ。
細い道の左斜面はアジサイが一面に咲きほこる山になっています。
しばしの間足をとめて、心を癒します。
境内には28種類のあじさいがあるとのことですが、こちらの中心部が特徴のあじさいはガク(萼)アジサイと呼ばれる日本が原産国のアジサイです。
よくみる手毬形状のボリュームのある丸いアジサイはセイヨウアジサイといって、このガクアジサイを欧州で改良したものだそう。
私はよく知らなかったので最初、花びらが落ちてしまったあじさいだと勘違いしていました。
見学ポイント
・フォトジェニックな写真を撮影したい方は人が少ない午前中早めがオススメ。
・ご朱印もいただけますので、朱印帳は忘れずに持参しましょう。私はうっかり忘れてしまいました・・・
あじさい寺「妙楽寺」へのアクセス
妙楽寺は長尾丘陵の一角にあるため、行きは少し登坂。
長尾地区には寺の周辺にもあじさいが植えられているので、運動をかねての散策にはぴったりです。
川崎市が散策コースとして指定した「長尾の里めぐり」のルートの一部になっており、妙楽寺以外にも見どころが多いエリアです。
あじさい祭が終わってもまだまだ6月中は見頃は続きますので、近郊の方は足をのばしてみてはいかがでしょうか?
どうしても坂道がつらい!という方には路線バスや直通のコミュニティバスを利用すると便利です。
【妙楽寺へのアクセス】
住所:〒214-0023 神奈川県川崎市多摩区長尾3-9-3
電話:044-922-3653
交通:
・JR久地駅から徒歩で20分
・JR・小田急小田原線登戸駅バス 「切り通し上」バス停から徒歩で7分
・小田急小田原線向ヶ丘遊園駅バス 「切り通し上」バス停から徒歩で7分
※あじさい祭当日は久地駅からコミュニティバス「あじさい号」が9:20より20分間隔で臨時運行
※あじさい祭は毎年第3日曜日(10時~14時)開催