日常生活の中でそれほど証明写真を撮影する機会はないかもしれませんが、いざという時に格安で証明写真を作成する方法があります。
つい先日も急きょ証明写真が必要となり、意外と使えるサービスだったのでご紹介します。
意外と高い証明写真
街角にある証明写真ボックスでは用途に応じて作成する証明写真のサイズを選択できますが、ボックスによっては必要でないサイズも一緒に印刷されてしまうため、他で使うこともなく大半は無駄になってしまいます。
しかも1回あたりの撮影・印刷料金が高く、料金は証明写真ボックスで作成する場合、一般的な料金は500~800円程度かかります。
また最近ではプリクラばりに「美白モード」や「美肌モード」とうたって、+αの料金を請求する機種もあり、ついつい高めの美白モードのほうで撮影したほうがなんとなく良い写真になるのかと誘導されて選択してしまいがち。
さすがに免許証やパスポート用の写真は街頭のプリントサービスの利用をおすすめしますが、アルバイトの履歴書や資格試験の受験票などに必要な証明写真であれば、必要十分なクオリティーの証明写真をお手持ちのスマホを使って簡単に作成することができます。
準備するもの
①iPhoneのアプリ(証明写真撮影・作成アプリ)
②netprint(セブンイレブンのマルチコピー機を利用して証明写真をプリントするアプリ)
①は有料・無料様々なアプリがiTunesストアで配布されていますが、私が今回利用したものはこちらの有料アプリ「かんたん証明写真」。
基本的にこの証明写真作成アプリに限らず、写真をiPhoneのカメラで撮影して、アプリに取り込み、トリミング指定。 最後に必要な証明写真のサイズを指定すると証明写真が数枚並んだ画像が作成できるというものです。
デジタルドキュメント(WORDやEXCEL)に貼付する証明写真であればそのまま流用すればOKです。
書面で提出する必要がある場合は、作成された画像データを②のアプリを使って作成した写真データを送信し、コンビニのマルチコピー機でプリントアウトすればOKです。
もちろん自宅で写真用の印画紙を買えばプリンターで印刷可能ですが、コンビニで印刷するほうが料金も1枚30円と格安で紙の質感もよいです。
iPhoneで証明写真をつくってみました
かんたん証明写真作成アプリをつかって、ためしに履歴書用の写真を作成してみました。
まずアプリを起動すると、既存の写真をアルバムから取り込むのか、新規に撮影するのかを選択します。
撮影後、2本指を使って画像写真の位置(上下左右)や拡大・縮小をしてベストポジションに調整します。
完了後、明るさやコントラスト、彩度を調整します。
完了後、必要な証明写真のサイズを選択して完成。
保存するとiPhoneのローカルフォルダに証明写真用のデータが保存されます。
あとはこのデータをnetprintを使って、データ転送し、表示される予約番号をもってセブンイレブンへいき、マルチコピー機で予約番号を入力すると印刷されます。料金は1プリントあたり30円となります。
netprintでコンビニでプリントアウト
iTunesストアからnetprintアプリをダウンロード(無料)します。こちらの「写真かんたんプリント netprint」版は写真撮影に特化したアプリでアカウント登録は必要ありません。
起動すると、簡単な使い方が紹介されます。まさに使い方はこの3ステップのみです。
まず最初に写真選択をおこないます。ローカル保存フォルダより先ほど作成した証明写真を選択して読み込みます。
1度に取り込めるファイルサイズと枚数に注意(4MB)。
予約完了メールを受け取るメールアドレスを設定して、アップロード。
暗証番号も設定することができます。
アップロードはあっという間。 プリント予約完了のメッセージとともに、プリント予約番号が表示されます。
有効期限は予約日+1日ですので、翌日の23:59:59までとなります。
あとはコンビニのマルチコピー機にこの期限までに予約番号をいれてプリント(Lサイズのフォト用紙:89mm×127mm)するだけです。
証明写真でキレイに写るテクニック
証明写真をキレイに作成するためのTIPSをいくつかご紹介。
①口角を少しあげる(微笑む)
まず表情を明るくみせるためには、口元の印象がポイントになりますので、 口角を意識して少しあげるようにすると表情が明るく印象もよくなります。
②カメラに目線を合わせる
③顎をひく
また、顔の近くに白いものがあると光加減でキレイに写ります。
例えば、白シャツを着たり、膝に白いハンカチを引いて、レフ板の代わりにするなどが有効です。
番外編 証明写真ボックスで撮影したデータを自由に使えるサービスも登場
証明写真ボックスでは1回きりの撮影で、再度必要になったらまた撮影しなければいけないのが不便で割高なところが弱点でした。
とはいえ、やはりスマホで撮影した写真はそれなりの仕上がりにしかならないですし、証明写真ボックスのクオリティには比べるまでもなく負けてしまうのも事実。
1度撮影したデータを使えれば割安にすませることができるのですが、DNPの証明写真画像データサービス(Ki-Re-i)はその弱点を補うサービスとして使えそうです。
DNPのサービスは撮影データをWiFi経由で証明写真撮影後、無料専用アプリ内またはスマホの画像フォルダに直接ダウンロードできます。
つまり後者の機能を使えば、写真撮影は証明写真ボックスでプロ並みにキレイに撮影し、そのデータをスマホにWiFi経由でスマホの画像フォルダに直接ダウンロード。
あとはローカルに保存したデータは制限なく自由に使えるので、例えば先ほど紹介したiPhoneアプリで証明写真として取り込み、必要なサイズに調整してコンビニでも印刷することができます。
ちなみにWEB用の汎用画像サイズとフォーマットは1024×768pixelのJPEG形式となります(2014/5現在)
もちろん証明写真には6か月以内の近影に限るなどの条件もありますので使用期間については注意を払う必要がありますが、就職活動などである一定期間に数多くの証明写真が必要なケースでは大変便利です。
初回こそ費用はかかりますが、あとはコンビニのマルチコピー機を使って低コストで必要なサイズの証明写真だけを作成することができます。
このDNPの証明写真画像データサービスの料金は、基本700円~1,000円(再プリント用にアプリ内に保存する場合)。 WEB用にデータ保存をする場合は別途+200円かかります。
ただ問題はこのサービスを提供するDNPのKi-Re-i証明写真ボックスが近所にあるのかどうか?
ご近所にwith スマホ対応のボックスがあるかどうかはこちらから検索することができます。
ざっとみたところ、このサービスにはWiFiの拠点になっている場所であることが条件になっているようで、今のところファミリーマート、ビックカメラ、イトーヨーカドー等の店舗で多く設置されています。
専用アプリはこちらからダウンロードできますが、レビューを見る限り、まだまだ問題がありそうですぐに使うには慎重になったほうがよさそうです。