尿管結石と20数年以上つきあっている私が、ここ数年間、愛飲している「ウラジロガシ茶」や錠剤タイプの「ウラジロガシ流石粒」をご紹介します。
結石予防には日常的な食生活を改善したり、水を1日あたり2ℓ摂取したり、適度な運動をするなどはもちろんですが、再発抑止のためにはある一定の効果を実感しています。
今日の話題は「ウラジロガシ茶」。
最近飲むようになったノンカフェインの健康茶です。
何故、ウラジロガシ茶を飲むことになったのか?というと、実は結石もちでこれまで何度も尿管結石で苦しんだことから、日々の食生活以外で少しでも結石を軽減する手段がないかとおもったのがきっかけです。
結石は経験したものしかわからないほど、超がつくほどの激痛です。
尋常ではないほどの激痛。
しかも一度なると体質にもよりますが、再発しやすいのです。
結石の成分によって対処方法がかわりますが、私の場合、排石後に私の結石の成分を分析したところ、シュウ酸カルシウムでした。
これは私の大好きなほうれん草などに含まれるものです。
発覚以来、シュウ酸を多く含むほうれん草はほとんど食べていません。
食べたとしても生ではなく茹でたものを、じゃこやカツオ節などと一緒に摂取するとシュウ酸が軽減されるのでよいみたいですが、なかなか日々の食生活の中ですべての要因を取り除くことは難しいものです。
そんな中偶然知った、この「ウラジロガシ茶」ですが、パッケージにも別名、「抑石茶」と書いてあるように、石を抑える効果があるようです。
まさに尿管結石の救世主に出会いました。
成分・分量
<原材料>ウラジロガシ(日本)
<栄養成分表示>
1杯100cc(ウラジロガシ茶2g)当たり
エネルギー・・・2kcal
たんぱく質・・・0g
脂質・・・0g
炭水化物・・・0.4g
ナトリウム・・・1mg
こちらのお得な大容量パックは100円均一で販売されているお茶パックに個装すればコスパ抜群です。
また最近では同じ成分でつくられた飲みやすい錠剤タイプのサプリメントの「ウラジロガシ流石粒」もあります。
こちらはウラジロガシを主原料に熊柳・赤芽柏・金銭草をブレンドしたもので、ウラジロガシ茶のように煮だす必要もないので手軽です。
私は最近こちらの「ウラジロガシ流石粒」に切り替えて、のみ続けています。
「ウロジロガシ茶」の効能と気になる副作用について
ウロジロガシ茶の効能は?
「ウラジロガシ」は漢字で、「裏白樫」と書くようにカシの木の一種の常緑樹(ブナ科のどんぐりの仲間)で、葉の裏が白いことから「ウラジロガシ」と呼ばれています。
ウラジロガシ茶は別名、「排石茶],「砕石茶」、「抑石茶」、「流石茶」などと呼ばれることもあります。
というのも、日本では特に徳島県を中心に古くから、このウラジロガシの葉や小枝を細かく刻みほしたものを煎じて、尿管結石や腎臓結石、胆石症の民間薬として、ウラジロガシ茶として飲まれてきました。
また一般的に、ウラジロガシの葉から抽出したエキスは医療用の「ウロカルン」の商品名で尿管結石の排石促進薬として使用されています。
ウラジロガシに含まれるカテコール・タンニンが結石の成分のひとつである、体内に蓄積された余剰なカルシウムに結びついて溶かす効果があるため、結石そのものを生成されづらくしたり、既にある結石そのものを溶かす作用もあるのだそう。
その他にも動脈硬化や風邪や喘息予防の効果も期待できるとのこと。
なかなか侮れない漢方です。
ウロジロガシ茶の副作用は?
調べたところ目だった副作用はなさそうですが、胃腸が弱い場合はのみすぎないように注意するとのこと。
まずは一日1~2杯のみつつ様子をみたいと思います。
ウラジロガシ茶はあくまでも健康茶であって薬ではないので、結石の予防と改善に効果がある程度だと思って、適度に飲み続けることを習慣づけようと思います。
「ウラジロガシ茶」を美味しくのむためのコツ
今回購入したのは山本漢方製薬のウラジロガシ茶。
あまり他に販売しているメーカーがないようで、Amazonなどでも人気の商品だったこともありお試し購入。
5gのティーバッグが20袋入り。
商品の説明によると、ティーバッグ2袋で0.5L分が標準ですが、私は1ボトルあたり1袋のウラジロガシ茶1バッグを煮だしています。
公式のお茶の飲み方はこちら。
飲み方(用法及び用量)
「ウラジロガシ茶」は食品なのでいつでも飲むことができます。
またお水の量はお好みにより加減することで、飲みやすい濃さに調整することもできます。
やかんで煮だす場合(公式サイトより)
通常の食生活において、1日あたり2バッグ(10g)を沸騰したお湯約400cc~600ccの中に入れて、とろ火にて約5分間以上充分に煮だしてから、温かいものを飲みます。
バッグを入れたままにしておくことにより、成分が抽出されておいしくなりますが濃すぎる場合には、バッグを取り除きます。
またお茶が冷えた場合は温め直してのむこともできます。
キュウスの場合(公式サイトより)
急須に1袋そのまま入れて、飲みたい量のお湯を入れて飲みます。
濃いめをお好みの方はゆっくりと、薄めをお好みの方は手ばやく茶碗へ給湯することで調整することができます。
実際に飲んでみた感想とオススメの飲み方
コクのあるおいしい焙煎の深み。
甘い香りがして、個人的にはおいしく飲みやすいと思いました。
濃すぎるとやや後味に苦みがでますが、お湯の量で濃度を調整すると良いかもしれません。
購入前に調べた飲み方も「煮出す・熱湯に入れる・水」と好みで選べますとのことだったのですが、一番楽な水出しはなんだか無理っぽいです。
実際、給水ボトルに1バッグいれて水を注いで冷蔵庫で冷やすこと1日半。
まったく色がでてこないので、結局ポットでお湯を沸かし給水ボトルに注ぎ、冷めるまで待ってから冷蔵庫へ。
今のところ水出しはあきらめてひと手間かかりますが、この方法でアイスをつくっています。
一応、両方試してみましたが、ホットでもアイスでもいけますね。
また濃い目だとやや苦みを感じる(個人差あり)かもしれませんので、その他のお茶とブレンドしてのむといいかもしれません。
例えば、玄米茶、ほうじ茶、麦茶、ウーロン茶、プーアル茶、オオバコ茶などとブレンドの上、煮だすとよりおいしくなります。
「ウラジロガシ流石粒」の飲み方
「ウロジロガシ茶」は水出しだと十分に抽出できないため、お湯を沸かして抽出する必要があるため多少手間がかかります。
ウラジロガシの成分を漢方の錠剤にした「ウラジロガシ流石粒」だと、錠剤として水やぬるめのお湯で流し込むだけなのでとても手軽です。
成人1日あたり、9粒が目安。
食品として飲むので特に一度に飲んでも大丈夫ですが、ご覧のとおり、1粒あたりのサイズは8㎜(厚さは5㎜)と一般的な風邪薬などの錠剤と比べても少し大きめです。
一度にのむのも大変なので、私は朝・昼・晩と3回に分けて、食後にお水で飲んでいます。
「ウラジロガシ茶」と違って、煮だす必要もなく、気軽にどこでも摂取できるので錠剤タイプはおすすめです。
ただお茶と違って多少、漢方特有のにおいがするので苦手な方は「ウラジロガシ茶」がよいのではないでしょうか。
「ウラジロガシ茶」は手軽な結石予防のサポート食品
結石を抑制して、溶かし流す効能がある「ウラジロガシ」成分を含んだ、サポート食品の「ウラジロガシ茶」と「ウラジロガシ流石粒」。
私自身飲みはじめて早くも5年経過していますが、この5年間は特に痛みもなく快適に過ごせています。
- ウラジロガシ茶:煮だす手間がかかるが、味匂いともそれほど癖がない。他のお茶とのブレンドも可能。
- ウラジロガシ流石粒:そのまま水・お湯で流し込むだけ。多少漢方臭い。
それそれ特徴があるので、お好みのほうを選択して飲み続けることをおすすめします。
あくまでもサポート食品であるので、日常的な生活習慣で気をつけることは言うまでもありません。
適度な運動や1日2ℓ目安で水を飲むことも並行して実践することで、結石になりづらい体質に改善していきましょう。
今後もこの記事中で継続的に効果を含めてレビューしたいと思います。
※2021.8.18追記
今年、長年腎臓にあった特大サイズの結石(12mm×8mm)がついに排石されました。