SkypeやLINE、WhatsApp、050plus、FUSION IP-PhoneなどのIPを使ったコミュニケーションツールが数多く登場しています。
私の場合は業務用にはBlackberryを支給されているのでそちらをメインに使いつつも、個人用途としてはiPhone(ソフトバンク)を使っています。
iPhoneは基本的にデータ通信メインで使っているため、毎月の電話料金は1,000~2,000円程度ですが、ホワイトプラン+従量制の場合、30秒あたり21円と割高で、しかも自宅の固定電話へかけることが多いため、この部分を削減できないのか検討していました。
iPhone等のスマートフォンを使ったIP電話サービスでいうと、NTT-Comの提供する050plusとFUSIONが提供するIP-PhoneのSMARTが代表的です。
050plusのほうは050の固定のIP電話番号を持つことができるので、取得した電話番号から電話をかけることができます。固定電話番号をもつことで相手側にも通知することができ、また着信履歴にも残るため便利です。
IP電話番号の下4桁は自分の好きな番号かもしくは提示されるいくつかの番号より選択することができます。最近では加入者が増えたためか、好きな番号がとられていることがあります。
◆それぞれのサービスを比較してみました。
最大の違いは050plusでは固定費(毎月350円)がかかるのに対して、FUSIONのSMARTは0円です。また固定電話で比較した場合、050plusは3分で8.4円に対して、FUSIONのSMARTは同額で30秒と短めです。
また注意すべき点としては料金単位は3分きざみですので、10秒かけても1分かけても3分の料金8.4円課金されてしまいます。
一方で携帯電話への通話料は同一です。
◆固定料金は回収できるのか?損益分岐点を計算してみる。
それでは固定の月額利用料金を含めた損益分岐点となる通話時間はどうなるのか?
ここで計算をしてみたいと思います。
試算すると22分30秒(1,350秒)で050plusもSMARTも合計の通話料378円となります。
つまり、固定電話に電話する場合は月に22分30秒以内であれば、どちらも費用対効果は変わらず、それ以上 電話を使う場合は050plusが有利です。
一方で、携帯電話へかけることが多い場合はどうなるのか?
携帯電話に関しては料金が同じであるものの、課金単位が異なるため050plusよりもFUSIONのほうがお得です。電話のかける先が携帯電話メインの場合はFUSIONが良いと言えます。
どちらを選択するのかについては、自分の通話記録を一度確認してから利用頻度に応じて決めると良いと思います。
ちなみに、iPhoneユーザー必須のホワイトプラン(プランZシンプル)の通話料金は、ソフトバンク(au)が相手の場合、1時から21時まで無料でその他は一律21円/30秒と割高です。
つまり、他社携帯と固定電話に電話するときに使えば、通話料金を節約することができます。
他社の携帯電話への通話でみると1分当たり25.2円がお得となります。050plusの月額固定料金315円を考慮すると、13分以上毎月他社携帯に電話する人はお得になる計算(SoftbankのiPhoneの場合、ホワイトプラン利用で546円、一方050 plusは16.8×13+315=533.4円)となります。
◆私の場合
私の場合は固定電話へ上記損益分岐点となる時間以上かけるケースが多いため、050plusがベストの選択肢になります。
特にiPhoneのホワイトプランは相手がソフトバンクであれば1時~21時まで無料であるものの、その他は一律21円/30秒と割高ですので、その受ける恩恵が大きいと予想されます。
またしばらく使ってみて、アプリの使い勝手や通話料金削減効果についてレポートしたいと思います。