私、発酵食品生活はじめました。
きっかけは甘酒づくり。
今や甘酒は冬の飲みものというよりは、健康食品としても人気があるようですね。
甘酒には美肌効果、美髪効果、脂質の代謝促進、便秘改善、疲労回復、リラックス効果などがあると言われています。
私の場合はもともと甘酒は子供のころからの好物のひとつだったこともあり、テレビで甘酒のつくりかたを実演しているのをみて、無性に甘酒をつくりたくなりました。
もちろん体にも良い!というのも動機のひとつ。
ひと通り、炊飯器や魔法瓶などでつくるレシピをみたものの、温度管理や発酵の拘束時間を考えると、やはり専用機が欲しくなってきました。
いろいろ検討する中で、甘酒だけではなく、ヨーグルトや塩麹、醤油麹、味噌まで幅広く対応した、ヨーグルトメーカーの老舗、タニカの「ヨールグティアS」に決定。
早速、メーカーの直販サイトで購入しました。
※楽天ID決済可能なので、すでに楽天会員であれば楽天ID(に登録したクレジットカード)で決済可能です。
メーカーサイトで購入すると、内容器の1つを通常はオプションである水切りバスケットに交換できる(+540円有償)他、その他オプション商品もディスカウントになります。
私は温玉スタンドを追加で購入。
オプションでは他サイトでは販売されていないようなので、直販サイトでまとめて購入するほうがお得です。
またちょうどキャンペーンを実施していたのですが、タイミングがあえばお試し種菌のサンプルがもらえます。
さらに同梱されているアンケートに回答すると、メーカー保証が1年から3年に延長されます。
ふるさと納税(岐阜県多治見市)で8月以降、私が購入したセットが謝礼品でいただけるようになりました。
3万円の納税でヨーグルティアS本体(色はホワイトかブルーを選択)+温玉スタンド、水切りバスケットに変更された使い勝手のよいセットになっています。
ついにわが家にヨーグルティアSがやってきた!
調べたところ、タニカは1971年以来、日本初のヨーグルトメーカーを開発・販売する岐阜県の企業です。
「ヨーグルティアS」は名称がヨーグルティアとなっているため、ヨーグルト専用機と思いきや、発酵食品といわれるものは大抵つくることができる万能ツール。
粉末種菌や市販のヨーグルトを種菌として、ヨ-グルトを量産することができるだけではなく、麹をつかって甘酒や塩麹、醤油麹から味噌にいたるまで、様々な発酵食品をつくることができるのです。
いま話題のR-1ヨーグルトだって、カスピ海ヨーグルトだって安価に自宅でつくることができるので、初期投資は必要ですが毎日食べるものなので、あっという間にコスト回収できてしまいます。
今回私が選んだのは、こちらの「ヨーグルティアS」。
カラーはシンプルなホワイト(YS-01W)を選択しました。
今夏新しくリニューアルされた新型のヨーグルトメーカーです。
ご参考までに、旧モデルと比較しての主な改善点はこちら。
①ヒーターの性能強化により、よりスピーディーに安定した発酵が可能に。
②さらに温度も下限は25℃から70℃(コンフィ対応)まで変更され幅広く対応。
③タイマーが最短30分~、1時間単位で設定可能に。
④ブーザー搭載(ON/OFF)で発酵終了をお知らせ。
⑤液晶画面がより大きく見やすく。
⑥底部にコード収納可能になり、コードがかさばらない省スペース設計。
⑦内容器がクイックスクリュー式に変更、目盛りがついてわかりやすく改善。
⑧ヨーグルトスプーンも形状変更することで、容器内のヨーグルトを最後まですくいやすく改善。
特に赤字は私が実際使ってみて、これは使いやすい!と思ったポイントになります。
ユーザーの声を反映した結果の仕様変更とのことで、これだけでもいまヨーグルトメーカーを購入するのであれば、新しい「ヨーグルティアS」を選ぶべきだと思います。
【仕様について】
型式 | YS-01B(ブルー), YS-01R(ピンク), YS-01W(ホワイト), YS-01G(グリーン) |
希望小売価格 | 10,000円(税別) |
付属品 | 内容器セット×2 ヨーグルトスプーン×1 レシピ集×1 |
定格電源 | AC100V 50/60Hz |
定格消費電力 | 30W |
外形寸法 | 高さ188mm 外径160mm |
内容器容量 | 1200cc |
内容器寸法 | 最大外径140mm 高さ145mm(ネジフタ付) 高さ126mm(ネジフタ無) |
設定温度 | 25℃~70℃ |
温度管理精度 | ±3℃ |
タイマー | 30分・1~48時間 |
使用環境 | 5℃~35℃ |
コード長 | 1.8m |
重量 | 760g |
尚、同じタニカが製造・販売する発酵食品のイメージを全面にブランディングした、デザインの良い「カモシコ(KAMOSICO)」もあります。
こちらは旧モデル「ヨーグルティア」と同じ機能ですので、今なら機能も進化した「ヨーグルティアS」のほうがおすすめです。
私はデザインに魅かれて、KAMOSICOのブラウンを購入検討中でしたが、よくよく調べた結果、使い勝手と機能面でヨーグルティアSに決めました。
心配していたデザインもホワイト+ベージュでシンプルな印象。
部屋の雰囲気を邪魔することなく、とけこむデザインになっています。
※カモシコの発売は2013年~ですが、メーカーに問い合わせたところ現時点では新しい商品の予定は直近ではないようです。
ヨーグルティアSで甘酒を早速つくってみました!
甘酒には米麹でつくる甘酒と、酒粕でつくる甘酒の2種類あります。
健康志向でブームになっているのは、米麹でつくる甘酒です。
米麹でつくる甘酒は、無加糖・アルコール0%が特徴。
お米に含まれているデンプンが糖化されることで甘くなるため、無加糖でも自然で濃厚な甘味があり、体にやさしい米麹の甘酒は常飲するには特におすすめです。
一方、酒粕からつくる甘酒は微量ですがアルコールが含まれており、砂糖を加えて甘味をだしていますので、言わずもがな今回は米麹で甘酒をつくります。
それでは早速ヨーグルティアSで「甘酒」をつくってみます。
米麹は今回は伊勢惣のみやここうじを使ってみました。
乾燥タイプの米麹は生麹よりも安価で保管がしやすく、1袋200gは使い勝手がよい使い切りサイズです。
こちらの米麹(乾燥)もお手軽価格でおすすめです。
【材料(内容器1個分】
・乾燥米麹(みやここうじ) 200g
・炊きたてご飯 320g(どんぶり一杯程度)※米1合相当
・水 400ml
【作り方】
1.ヨーグルティアSの内容器、内ふた、ヨーグルトスプーンを殺菌します。
内容器の底が隠れる程度の水(1~2mm)を入れて、ヨーグルトスプーンを立て、内ふたを乗せ、電子レンジで容器を加熱します。500~600Wの電子レンジで約1分30秒が目安です。
2.米麹をほぐす。
米麹を一粒ずつ両手でこすりあわせてほぐします。
袋タイプのものは開封前に外から手でもみほぐすと衛生的且つ楽にほぐすことができます。
3.内容器に水400mlと炊きたてご飯320gを加えてよくかき混ぜる。
新しい内容器には目盛がついているので、そのまま水道水をそそぐことができます。
4.3をよくかき混ぜて温度が下がったら、2のほぐした米麹を加えて、さらに丁寧に混ぜあわせる。
麹菌は熱に弱いため、じゅうぶんに温度がさがってから投入します。
5.4に内ふたと外ぶたをかぶせたら、ヨーグルティアSにセット。
ヨーグルティアSの操作パネルで、発酵温度が60℃、発酵時間が6時間に設定します。
あとは6時間待てば出来上がり!
お好みでお湯やお水でのばしたり、生姜を加えてのんだり、料理の調味料としてつかったり、アレンジ自由です。
6.常温になったら容器ごと冷蔵庫へ。1週間は保存可能です。
ヨーグルティSで甘酒をつくるメリットとしては、
①温度管理ができる ⇒ 甘酒を美味しく作る、60℃をキープできる。
②時間管理ができる ⇒ タイマー設定で簡単!
の2点。
一度セットすれば、後はすべてを自動的におこなうので、失敗することなく、毎回安定した甘酒をつくることができるのです。
旧モデルのヨーグルティアではなかった、「アラーム機能」も新モデルでは標準でついているので、うっかり放置する心配もありません。
出来上がった米麹でつくった甘酒。
私はそのまま薄めず、いただきました。まさにデザート感覚。
本当にご飯と米麹だけでこの甘さ!? 驚きの甘味です。
容器いっぱいたっぷりつくることができたので、これから毎日健康のためにのむ習慣をつけようと思います。
↓きょうの晩御飯にも甘酒を活用。
甘酒を鶏つくね&豆腐ハンバーグの隠し味につかってみました。ほんのりとした甘さが効いて美味しかったです。
甘酒みるくアイスつくってみました
手作り甘酒で、なかしましほさんのレシピを参考に「甘酒みるくアイス」をつくってみました。
甘酒150Ccc+牛乳150cc+生クリーム50ccを混ぜ合わせて、ジップロックにいれて冷凍庫で凍らせるだけ。
アイスというよりシャーベット感が強くて牛乳の味が強いので、私はどちらかというとこの「甘酒みるくアイス」にさらに甘酒トッピングして食べるほうが好みです。
甘酒コスパ試算してみました
市販の甘酒は、Amazon最安値の国菊甘酒900mlで652円、少し高めのぶんご銘醸 麹天然仕込 酒蔵のあまざけ 900mlで920円。
缶タイプのマルコメ プラス糀 米糀からつくった甘酒(125ml)×18本がAmazonで2,283円、1本125mlあたり127円。886円/900ml相当。
市販の甘酒はだいたい600円~1,000円の価格帯です。
一方で、ヨーグルティアSで甘酒をいちから作った場合はどうなるのか?
みやここうじ200gで300円、炊いたご飯320ml(おおよそ1合分、お茶碗2杯分相当)90円で試算します。
ちなみに炊いたご飯1合分は購入するお米の価格次第ですが、5kg 3,000円だと1合あたり約90円。
ヨーグルティアSで上記レシピ分量で甘酒をつくると、約900mlとなります。
気になるコストは、乾燥米麹300円+米90円=390円/900ml。
尚、電気代や水道代は微々たるものなので含めていません。
市販甘酒の1/3~2/3のコストで自宅で甘酒をつくることができることがわかりました。
甘酒以外にも広がる発酵食品生活
きっかけは甘酒でしたが、ヨーグルティアSを使えばたいていの発酵食品を自宅で手軽につくることができるのです。
例えば今話題のヨーグルトR-1も種となるヨーグルトさえあれば、牛乳をつかって増量生産することができるだけではなく、万能調味料の塩麹だって醤油麹、さらにはお味噌や納豆まで仕込むことができます。
使い始めて1ヶ月ほど経ちましたが、毎週ヨーグルト、甘酒をつくって、毎日の食卓には欠かせない存在となっています。
自分でつくるだけあって、おいしさも感動もひとしおです。
ぜひみなさんも発酵食品生活をはじめてみませんか?