新緑のよもぎ(蓬)は春が旬のキク科の多年草です。
花より団子というわけではありませんが、よもぎが香る団子を食べたくなり、せっかくなので材料をそろえて自分で「よもぎ団子」つくってみることにしました。
ただ都心ではなかなかフレッシュなよもぎを見つけることができないため、パウダー状のよもぎを使うことにします。
今回のよもぎは富澤商店で購入した青森県産の「よもぎパウダー」です。
よもぎをそのまま乾燥させたものもありますが、パウダー物の方がきめ細かくて混ぜ込みやすく使い勝手がよいです。
団子だけではなく、食パンやベーグルの生地に加えてもよし。
乾燥でも戻せば十分香りを堪能することができますよ。
よもぎ粉だけではなく、団子粉もきな粉も使いやすい量で販売されていますので、手作り志向の方はぜひお試しください。
春香る、新緑よもぎ団子の作り方
【材料】※団子20個分、串5本分相当
・乾燥よもぎパウダー 3g
・水(乾燥よもぎを戻す用)30ml
・団子粉 100g
・水 60ml
・お湯 適量
・冷水 適量
・餡子(つぶあん) お好みで 適量
・きな粉 お好みで 適量
【作り方】
1.乾燥よもぎパウダーを戻します。よもぎパウダーは5倍程度の量のお湯で戻し(5分程度)、すこし放置してなじませます。
2.ボウルに団子粉を100gいれ、水で戻したよもぎをいれて、水を少しずつ加えて混ぜ合わせ、耳たぶ程度のやわらかさになるまで生地をこねます。
最初は粉っぽくまとまるのかどうか不安になりますが、この水の分量でしっかりまとまります。
水のいれすぎに注意しましょう。
3.丸く成形したあと2分し、棒状にして切り分けて、丸く団子形状にします。この分量では目安12個程度です。
半分にした後、棒状にして切り分けてまるめると作りやすいです。
4.鍋にお湯を沸かし、3の丸めた団子をいれて中火で熱し、団子がういてきたら(3~5分程度)、そこからさらない3分程度茹でます。
鍋底に団子がくっつかないように注意する。
5.茹で上がったら、冷水をいれたボウルに取り出し、冷やす。
冷水にくぐらせて冷やしたあとは取り出しておく。
6.皿に盛り付け、餡子(つぶあん)をのせ、きな粉をふりかけて出来上がり。お好みで竹串にさしてもよし。
餡子は自家製で小豆からゆでてつくったものを使っていますが、市販の餡子をつかうと簡単です。
団子粉があれば、意外と自宅でも簡単につくれるものだと実感しました。
手順もシンプルなのでいろいろな団子を楽しめそうです。
・団子粉はコシがあるので団子の形状に成形しやすい粉です。
もち粉を原料とする白玉粉を使うと、よりやわらかでもちもちと食感になりますので、お好みで使い分けるといいでしょう。
・都心ではなかなか生のよもぎを収穫することが難しいですが、乾燥タイプのよもぎパウダーは比較的入手しやすくおすすめです。
・乾燥よもぎパウダーはよく溶かしてつかうことで生地になじみます。
オススメ度:★★★★
今日はおそらく桜を楽しめる最後の週末ということもあって、花見でにぎわうひとが多かったです。
そして、食卓には今年はじめての筍をつかった料理が並びました。