本日の週末晩御飯は、鶏のささみをつかったキエフ風カツレツです。
このキエフ風カツレツ、ポ・キエススキはロシアではポピュラーな家庭料理の1つ。
日本ではチキンキエフなどとも言われています。
キエフ風カツレツ(キエフチキン)とは?
ウクライナではコートレット・アラ・キエフ。 ロシア語ではコトレータ・ポ・キエフスキ、というそうですが、料理名のキエフ風というものの、実はウクライナの料理ではなく、ルーツは調べたところロシア料理だそうです。 逆にボルシチの起源はウクライナだとか・・・(参考ページ)
ポイントはささみに包み込むハーブバター。
今回はLED水耕栽培でたくさん収穫できたディルをバターに混ぜ込んでつくりました。
というのも、LED水耕栽培のディルが成長が早くどんどん収穫できるので、消費が追い付かず、なにかできないかと思案していたところ、このカツレツに行き当たりました。(毎回スーパーに行くたびにサーモンや平目でディル風味のカルパッチョもつくりたいのですが、けっこうサーモン高いので見送り・・・)
キエフ風カツレツは通常は鶏むね肉などでつくるようですが、今回はささみでヘルシーにいただきます。
ハーブバターが中からとろりとジューシーにとろけますので、ぱさぱさ気味のささみでも美味しくいただけるのです。
バターがたっぷりと入っているため、ソースをかけません。
ハーブバターはディルの代わりにパセリなどもOKです。
今回ハーブバターにうっかりすりおろしニンニクをまぜるのを忘れてしまったため、粗挽きガーリックを一緒にふりかけて包み込みました。
具材にはこのディルバターやチーズもいれるとより美味しいかも。
つけあわせはサッパリしたマリネがおすすめ。
今回はつけあわせはキャロットのマリネ。こちらもディルをたくさん刻んで混ぜ合わせました。
そして冷製ビシソワーズ。
昨年使ったレシピをコンパクトブレンダーでつくりました。 レシピはこちらの記事です。
キエフ風カツレツ(キエフチキン)の作り方
それではキエフチキンの作り方です。
【材料(2人前)】
・鶏のささみ 200g程度(4本)
・ディル 適量(大さじ1~)
・バター 30g(冷蔵で固めて4等分)
・塩、黒胡椒 適量
・粗挽きガーリック またはすりおろしニンニク 適量
・サラダ油
・小麦粉 適量
・パン粉 適量
・卵 1個(溶き卵)
・レモン 1/2個 またはレモン果汁
【作り方】
①室温で溶かしたバターに刻んだディルを混ぜ合わせて、ラップでくるみ、冷蔵庫で再度冷やし固める。
※すりおろしニンニクを入れるか、ささみで包むときに粗挽きガーリックでもよい。
②ささみを筋にそって包丁を入れて、観音開きにする。 ラップを上にかぶせて、めんぼう等でたたきのばす。
③②のささみに塩、胡椒、粗挽きガーリックをまぶして、①の4等分したディル風味のバターをそれぞれ揚げた時にもれないように4方から包む。
④③のささみを小麦粉→溶き卵→パン粉の順でまぶす。
⑤フライパンで油を熱し(2cm程度)、④のささみをこんがりときつね色になるまで揚げる。
⑥器につけあわせと一緒にもりつけレモン果汁を絞りかけていただく。
食べるときに、中からジュワジュワとディルバターの沸騰する音が聞こえてきます。
なかをあけるとジューシーなソースが。 ガーリックの香りもちょうどよく食欲をそそります。