防災用に頭に装着できるLEDヘッドライトを探していました。
LEDを使ったランタンや懐中電灯は所有していましたが、移動を考えた場合、いずれも手をふさいでしまいます。
非常時には両手が自由に使える頭につけるタイプのものが安全ということで購入したのが、こちらのジェントスのLED小型軽量ヘッドライト「CP-095D」です。
汎用的な単3電池1本で動き、明るさも95ルーメンで手元や足元を照らすには必要十分、すべり止めのヘッドバンドで手持ちの防災ヘルメットに固定できるのが決め手でした。
ジェントス「CP-095D」の概要
購入の決め手になったポイント
- 単3乾電池1本で明るさ十分(最大95ルーメン)
- リフレクタータイプで広範囲を照射
- 明るさ2段階+暗所でまぶしくない赤色LED
- 90度の稼働式ヘッドで照射角度を調整可
- すべり止め付ヘッドバンドでヘルメットにも装着可
小型軽量にもかかわらず、明るさも必要十分。
非常時からキャンプまで幅広く対応できるLEDヘッドライトとして、最初の1本としてオススメのモデルです。
仕様・スペック
商品名 | LEDヘッドライト CP-095D |
使用光源 | 高輝度チップタイプ白色LED×1個、高輝度φ5mm赤色LED×1個 |
明るさ | 95ルーメン/758cd(Highモード) 20ルーメン/182cd(Ecoモード) 1ルーメン/6cd(赤色LEDモード) |
使用電池 | 単3形アルカリ電池×1本 |
点灯時間 | 7.5時間(Highモード) 20時間(Ecoモード) 65時間(赤色LEDモード) |
照射特性 | ワイドビーム |
照射距離 | 55m(Highモード) 27m(Ecoモード) 5m(赤色LEDモード) |
保護等級 | 耐塵・防滴仕様(IP64準拠) |
落下耐久 | 1m落下耐久 |
本体サイズ | 約W60×H31×D41mm |
本体質量 | 約65g(電池含む) |
付属品 | ヘッドバンド、テスト用電池 |
ジェントス「CP-095D」レビュー
外観・形状:小型軽量でヘルメットに固定できる
電池を含めても65gと軽量、コンパクトサイズ。
耐塵・防滴仕様(IP64準拠)で生活防水程度、1mの落下耐久性はあり。
安価なので壊れたら買い替える使い方になるでしょう。
バンド内側にはすべり止めがついているので、手持の防災ヘルメットにもすべらずしっかり固定することができます。
防災ヘルメットに固定してみました。
ヘッドライトが軽いので首に負担がかかりません。
もちろん直接頭に装着しても長さを調節できるゴムバンドで、LEDライト裏側にも保護パッドがついているので痛くありません。
なにより重視したのは充電式ではなく単3アルカリ乾電池1本で動くものでした。
防災用途では、汎用的な電池サイズでそろえておくと、他の電池と共有できるメリットがあります。
乾電池はLEDライトの横にある電池カバーをはずしてセットします。
が、、、カバーの蓋がすべる上におそろしいほど固い。
傷防止のため薄手のタオルを巻いてから、プライヤーで開けました(間違いなく苦情もの・・・ここ要改善ポイントですよ、ジェントスさん)。
本体とフタがつながっていないので、なくさないようにしましょう。
明るさ:ワイドビームで手元・足元を照らす
LEDライトにはリフレクター(反射板)がついているので、広角に明かりが広がり、作業中の手元や移動中の足元を広範囲に明るく照らします。
明かりの特徴としては、中央は明るく、まわりはうっすらと広がる感じ。
点灯モードは本体上にあるボタンを押して切り替えます。
点灯後、5秒以降にスイッチを押すとすぐに消灯(インスタントオフスイッチ機能)。
各モードの明るさと照射距離、点灯時間は関係は下表の通り。
明るさ | 照射距離 | 点灯時間※ | |
Highモード | 約95ルーメン | 55m | 約7.5時間(約1日) |
Ecoモード | 約20ルーメン | 27m | 約20時間(約3日) |
赤色LEDモード | 約1ルーメン | 5m | 約65時間(約10日) |
※日没後6時間/1日利用を想定
Highモード:95ル―メン/55m
明るさもHighモード(最大95ルーメン)では少しまぶしい感じがします。
ただ手元や足元をしっかり照らすので安心の明るさ。
Echoモード:20ル―メン/27m
明るさは抑え気味ですが、照射距離は27m程度。
Ecoモードでも自分の周辺をうっすらですが十分みることができます。
赤色LEDモード:1ル―メン/5m
赤色LEDの使いどころは、暗闇のまま視界を確保したいケース。
夜間に瞳孔を刺激しない明かりなので、避難所や屋内で移動するときに寝ているひとを起こすことなく行動できます。
光量と明るさの広がりをはかるため、壁にむかって3mの距離から各モードで照射してみました。
屋外で歩行して移動する場合は、Highモード。
手作業をする場合はEchoモード。
夜間、避難所や屋内など光を抑えて移動する場合は赤色LEDモードと使い分けるとよいでしょう。
照射角度:可動式ヘッドでピンポイントに照射できる
ライトの照射角度を0度~90度まで段階的に調整可能。
明かりが必要なところをピンポイントで照らすことができます。
ヘルメットにも固定する以外にも、そのまま首にもぶらさげて使うことも。
ぶらさげスタイルの場合、ロゴ面を下にして使うと角度調整すれば進行方向も足元も照らすことができます。
ヘルメットや直接頭につけるだけではなく、とっさに首掛けスタイルで利用できる2WAY仕様なのが〇。
まとめ:ハンズフリーのLED小型ヘッドライトは防災必需品として備えよう
わが家では、非常時の用途(必要な明るさと使う場所)に応じてLED照明を使い分けていて、ジェントスのLED小型ヘッドライト「CP-095D」は一緒に使う防災ヘルメットのケースにいれて備えています。
商品名 | 明るさ | 主たる用途 |
LEDランタン(ジェントスEX-777XP) | 280ルーメン(Highモード) | 室内据置用 |
LEDヘッドライト(ジェントスCP-095D) | 95ルーメン(Highモード) | 移動・手元作業用 (ヘルメット固定) |
LEDライト付きラジオ(ソニーICF-B02) | 不明 | 照明バックアップ(ソフトライト+スポットライト) |
LEDライト付きモバイルバッテリー(Anker) | 不明 | 照明バックアップ(スポットライト) |
H.C.コンパクト フラッシュライト(モンベル) | 15ルーメン | 移動用(スポットライト) |
ジェントスのLED小型ヘッドライト「CP-095D」は手元・足元を広範囲に照らし、両手を塞がないので安全に行動できる使い勝手のよいライトです。
比較的柔らかい光であることと、切り替えによって光量を調節できるので避難所でも他人の迷惑にもなりにくいのもポイント。
また、防災用として常時ストックしている汎用的な単3アルカリ電池1本で、長時間持つので万が一の時でも安心です。
据置型のLEDランタンや懐中電灯タイプは備えているけれど、もしヘッドライト型をお持ちでない場合は、ぜひこの機会に家族分そろえてみることをおすすめします。